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【個人商店の生き残り〜光と影②】
🤞🏻前回の光の実例に対して、今回は影の部分をご紹介。
潰れたスーパーを再生したり、個人商店に協力する(正義の味方気取りの)私には、様々なお願いごとが舞い込んでくる。商工会議所や行政からの依頼も多い。
✅街中で焼きたてパンと食料品を販売している個人店の経営が思わしくない。なんとかしてくれないか🙏🏻 商工会から連絡があった。
私は即答する訳にもいかないので、客を装いその店を訪ねた。店番は店主の奥さんらしき人がひとり。店内で焼かれた美味しそうなパンが並んでいたが、おそらく売れ行きが悪いのだろう。各種類2〜3個しか陳列されてなかった。店も暗く再生は難しいというのが第一印象だった。
✅後日、商工会の担当者と一緒に、店主と話をした。
私「ご主人、店を続ける気持ちはあるの?辞めることも選択肢の一つですけど…。それならご主人をウチで雇用しても構いませんよ」
👤「私にも長年やってきた意地があります。娘も大学に行くから稼がなきゃならない。それに地域のお馴染みさんの悲しむ顔を見たくない」主人の言葉に嘘はないと思った。
✅「国の施策で経営支援の補助金も出ます。それを利用して、心機一転頑張ってみませんかご主人!」商工会の担当者も心からそう震源していた。
🔥『じゃ、やれるだけやってみましょう!』
次の日から私のチームとご主人が話し合って、これからの店のコンセプトやアイテム決めをしていった。
商品棚や什器備品、商品名POPはこちらで全部揃え、ご主人には真っ白な白衣、奥さんにも小洒落たエプロンを付けさせ、接客のトレーニングも実施。商品の仕入れは全てウチのルートで調達した。ラジオスポットも入れ、開店チラシを作ってあげるほど手厚く関わった。もちろん毎日スタッフを応援に行かせた。
……しかしその店は半年と持たず、ウチとの関係を解消したいと申し出てきた💧
その理由は
・自分たちがやりたい商売ではない
・前の方が良かったと常連客に言われた
・店にいる拘束時間が長く、健康を害した
不平不満のオンパレードである🌀
中に入った商工会の担当者も、補助金を貰ったのに、成果が出る前に事業停止など寝耳に水だと困惑していた。
🤞🏻早い話その主人は、潰れるのも嫌、働くのも嫌、今までと違うことをするのも嫌、要するにそもそも経営者としての資質に欠ける人物だったのである。私は人を見る目が無かったと猛省した🙇🏻♂️
🍞関係を断つ日も主人は店に現れず、奥さんが「申し訳ありません🙏🏻ウチの人もヤル気を出したんですが、元来の仕事嫌いで、毎朝パンを焼いたらどこかへ出て行っちゃうんです。これを機会に頑張ると思ったのに💧」
・失くしてはいけない店、失くなっても仕方ない店
・助けなければいけない人、助けなくてもいい人
この見極めが難しい…。
私は、なんでも格好つけて人助けなんか無責任にするもんじゃないな…と思い知ったのでしたm(_ _)m
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【私はこんな人間です】