【お正月の思い出〜商店編】
世の中が祝賀ムードに溢れ、思い通りいかなかった去年のことも全て(勝手に)水に流し、墓参りも滅多に行かない親不孝の誰かさんも、神社に出向き「今年も(こそ)良い年でありますように🙏🏻」と手を合わせる。そしておみくじも『大吉』が出るまで引き続ける (笑)
もはや私も同じ立場になってしまったが、スーパーを経営していた頃は、当たり前のように元日から『初売りセール』が始まった。
3日まで市場は休みなので、商品は全て去年の日付、売れ残ったおせち商品も、値引きして一日も早く金に変える。なぜなら年末の莫大な仕入れの支払いが次々にやって来るからだ。
お盆と年末の繁忙期の支払いは翌月に回るので、9月と2月が小売店の倒産が増えるのはそのためである。
私は元日から出勤してくれた社員とパートさんにお年玉を配るのが恒例だった。300人もいると一人2,000円でも結構な額になる💦
「元日からお母さん(奥さん)に出勤してもらっちゃってごめんなさい🙏🏻」の気持ちからだが、ほとんどのパートさんは「どうせダンナなんか年末から飲んだくれてるから、ちょうどいいわ!」「孫が来たってうるさいだけよ!」と快諾してくれたことを思い出す。
お正月のスーパーで売れるものは、寿司と刺身などのみんなで食べる(酒の肴になる)ものばかり。あとは鍋もの材料くらい。年末に買い込んでいるため、余計なものは一切売れない。
あとは新年の挨拶回りに持っていく「菓子折り」程度。
そしてお客さんの出足は早く、引きも早い。そのためお昼を過ぎるとお客さんは極端に減るため閉店時間も繰り上げて、従業員を早く返すようにする。
松が明けると小売店の売り上げはガクッと落ちる。その頃からたくさんの請求書が届き始め、経営者を追い込んでいく…。
本当に不安になるが顔にも出せず、弱音も吐けない。
きっと新年互礼会では来賓の金融機関の支店長が「今年はうさぎ年なので、皆さんの会社がピョンピョン飛躍しますように!」などと面白くないスピーチをするだろう🎤
大企業の社長さん達も「曇りのち晴れ!」とか景気天気図を画面に掲げる (笑)
✅世の中小企業の社長様、今年も厳しさが続くはずです。景気の良い業種もあるでしょうが、誰もが不安を抱えた新年の幕開けです。
『悩んだ時は相談を!苦しい時はSOSを!』
先のことは誰にもわかりません、『打つ手は無限』にありますから。
今年も皆様の会社(事業)が飛躍しますように🐰
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【私はこんな人間です】
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