人生会議
やまと診療所武蔵小杉の木村一貴です。
やまと診療所武蔵小杉では、
人それぞれの幸せを考え続けることが大事
と考えています。
患者・家族の幸せってなんだろう?
幸せの中で我々が関わることができるのはほんの一部です。
患者さんが苦痛がなく過ごせるように。
「わたしは、こう生きたい」を実現できるように。
それを支える家族の負担が少なくなるように。
後悔が少なくなるように。
考え続けたい。
私は、最期をどう過ごしたいのか。
聞けそうな方には聞くようにしています。
アドバンス・ケア・プランニング(人生会議)
といったテーマになります。
その場の答えについては
仮決めでいいのかな。と思います。
一度、自分達の価値観を考えて共有してもらうこと
悪くなった場合のシュミレーションをしてもらうこと
が大事だと思っています。
在宅で関わらせていただくのは
病院やクリニックに通うことが難しくなってきた方々。
今は元気で
いつまでも元気でいたい。
いつまでも元気にいて欲しい。
と思っても、
食事が食べられなくなったり、
病状が進行したり、
様々な理由でその時を迎えることがあります。
我々医療者の目から見ると徐々に落ちてきている。
でも、ご家族や介護者の方から見たら
突然悪くなった
と感じる事もあります。
いざ、病状が悪くなった時にご家族がいきなりどうするか決める場合、
病院に搬送しても、
家で亡くなっても、
どちらを選んでも後悔するかもしれません。
もちろん、事前に本人とご家族が話し合いをしていても
後悔はするかもしれない。
でも、ご家族が突然土壇場で決めるのと、
前もっていざという時のことを話し合っているのでは
後悔の大きさは違うと思います。
後悔が少なくなるように。
最期はどこで迎えたいか?
どのようにして欲しいか?
して欲しくないことは何か?
患者さんとご家族と一緒に考え続けたいと思います。
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