在家の法　第64号

★「幸福の法則（在家の法）」第６４号　 ＜霊性に目覚めよう３＞

　あなたの心の糧となるよう大和武史が在家の法をお送りします。
　エネルギーの存在形態は物質とは大きく異なります。物質はいつか必ず朽ち果てるものですが、エネルギーは逆に変化しないものです。総量は保存されるし、消えることもありません。四次元存在であり、時間の要素を持って存在します。ですから、この世的にいうと過去も未来もないわけですが、過去も未来もないからこそ永遠の生命であるとも言えるわけです。つまり、過去から未来へ向かって流れるこの世の時間の中ではいつかは滅びる定めにありますが、エネルギーの存在はこの時間を超えた存在ですから、時間が流れないということで死なないし、いつまでも生きていられるということでもあるわけです。

　この世の時間の支配を受けないのですね。だから、いつまでも生きているという事になるわけで永遠の生命といっているわけですが、エネルギーの世界ではこれは当たり前のことであって永遠の生命などというものでもありません。有限という時間がないから、逆にそんなものが理解できない世界です。だから、この世へ有限を体験しに来ます。いわゆる有終の美というやつですね。終わりがあるから美しいというのも一理あるわけで、この世の美しさは有限であることで余計に引き立っているのも事実です。

　ただ、有限の世界には終わりがあり、終わりに際しての恐怖が伴うわけですね。死というものに恐怖を感じない人はいないでしょう。恐怖はときに人々を狂わせます。死にたくないばかりに生き方を誤る人も少なくありません。死というものはこの世の生物にとっては最大の不幸ですからね。ですから、動物の世界は弱肉強食の世界になります。強いものが生き延びて弱いものは餌になっていく世界であり、冷たく厳しい世界です。この世界に生きていると永遠の生命が理解できません。生きるか死ぬかの世界では仮想世界のことを考える余裕がないからですね。

　でも、いつかは必ず死にますから、死んだときに否応なしに死後の世界を知ることになります。死後、生前に信じていたように生命も一緒に消え去るのならそれでも良いのですが、自分の信じていたのとは違って、死後の生命が消えなければその人は大変な目に遭うのです。

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