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2025.1.2 与楽寺・百済寺・秦楽寺

【はじめに】
喪中なので初詣(神社)には行けないが、体調が良くなると出かけたくなるもので、三が日なので道路は混雑しているのを承知の上で少し出かけてきた。 大神神社が実家の近所ではないが割と近くにあるので、目の前の幹線道路(国道169号線)は三輪方面が大混雑である。そこで、とりあえず西へ行くことにした。

【与楽寺】
まずは広陵町広瀬の与楽寺へ。「村のお寺」的な小規模な寺院だが、本尊の弘法大師像が県指定文化財。墨書により施主と作者がわかっている貴重なもの。
また、8世紀に遡る十一面観音像があり、重要文化財になっている。以前、奈良国立博物館の特別展『古密教』に出陳されていたと思う。

与楽寺本堂

与楽寺の門前には児童公園があって、その敷地内に大きな中島をを持つ池がある。公園内の解説版によると梵字をかたどった池らしい。伝承によると、弘法大師空海が与楽寺を中興した際に掘ったといい、他に百済寺と秦楽寺にあるという。
見たところ、池も中島も後世にだいぶ手が加えられているようだ。

与楽寺門前の池(梵字池)と中島

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