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歴史の小箱

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自作記事のうち、歴史に関わるもので特に読み応えのありそうなものをまとめました。
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#卑弥呼

邪馬台国と卑弥呼に関する私見

個人的に邪馬台国は大和・纒向遺跡だったと思う。その理由としては、纒向遺跡が同時期としては他に類を見ない規模と構造を持っていること、定型化した前方後円墳の発祥地であり、後のヤマト王権との連続性が見られること、などが挙げられる。

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続・邪馬台国と卑弥呼に関する私見

中国史研究の界隈では、政治的理由から邪馬台国の位置が意図的に南へずらされているのでは、と考えられているようである。そうなると、魏志倭人伝の里程(日程)表記は信用できなくなる。ただ、伊都国以前と以後で表記が違う(伊都国以前は里程、以後は日程)ところから、魏の使節は伊都国までは行ったと考えられる。それ以前の日程は使者の報告があるのでさすがに改竄できないだろうし、以降の日程も無理に引き伸ばしたり縮めたりしたとは考えにくいから、私は方位を東から南へ置き換えたと考えたい。ここまででわか

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天皇の実在はどこまで確かと言えるか

日本の皇室の系譜は一体どこまでが確かなのか、考えてみよう。 手がかりになるのは継体天皇である。現状、実在が確定している最初の天皇は継体天皇と言っていい。継体天皇が生きたのは6世紀初頭。墓は大阪府高槻市の今城塚古墳が有力視されている。そこから類推すると、応神天皇以降の天皇は実在した可能性が極めて高い(ただ、顕宗〜武烈天皇は実在があやふやで、応神天皇の系譜は清寧天皇で途絶えている可能性もあると思う)。

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