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1月度の完全無敵音楽プレイリスト
去年のヒートテックを着て、去年の自分はこんな薄いもので寒さを凌いでいたと気付く季節こと冬をお過ごしの皆さんこんにちは。
人のプレイリストを覗き見るのが趣味なんですが、他の人のを見てばかりだとなんかせこい気がしてきたので共有します。
今回相当気合入っております。
ご査収よろしくお願いいたします。
1.the bercedes menz/only god discotheque
舞台装置があなたの耳を千切る為だけに存在する
今間違いなく1番のバンドです。チェーンソーマンとか呪術廻戦みたいなアニメ主題歌になんでなってないんだろう?
個人的にはこのアルバムの1個前のアルバムが好きなんですけど、よりポップな印象が強いこのアルバムも日常的によく聴いています。
スマホとか車のスピーカーじゃなくて、イヤホンで、できるならヘッドホンで聞いてください。
あと個人的に楽器名を言ってその後にその楽器のソロ(ソリ)が始まる曲好きなんですけど、この曲のその部分めちゃくちゃかっこいいです。初めて東京事変の群青日和を聞いた時みたいな衝撃です。
2.lilbesh ramko/nichijou:loopmania
思い出したの夢の続き 見て流れたのはなんだっけ
知らない間にでかくなる 殺せない君だけの世界
ジャンルはなんなのかわからないですが、僕は<セカイ系>と呼んでいます。
今私たちが生きている世界とは少し異なる世界の終末や、その日常を描くと言うのは、ボカロ、短歌、小説(ライトノベル)、映画などなど色々なジャンルでなされていることですが、それらのジャンルのセカイ系を音楽という文脈に閉じ込めたという印象です。
この曲では日常がループするセカイを題材としていますが、そのセカイ以外の、「これまでセカイとして描かれていたセカイの雰囲気」も音楽に乗っけることに成功していると感じています。
セカイの文脈“ごと”乗っているかと言われると断定はできませんし、アーティストがそのような意図を持って楽曲制作を行ったかどうかはわかりませんが、00年代の冷たい空気感や、アンダーグラウンドでカオスな雰囲気を追い求めることによって、間接的に(あるいは意図的に)セカイの文脈を得ることに成功していると考えます。
3.betcover!!/COSMO
きれいごと並べて悲しくなるきみの 想いはいつも本当を知る奴を見る
きみのラストみたい きみは宙舞うみたい
日本一のバンドことbetcover!!の初期盤からセレクト。
今の方向性も大好きだし、今の柳瀬はこの時期の曲をそこまでよく思っていない(どこかのインタビューで2018年くらいの自分のアルバムかEPを酷評している)のはわかっているけど、betcover!!の根底にある良さは歌謡曲的な情緒であり、その情緒が全面に出たこの盤も素晴らしいと思います。
誰のものかはわからないけど、誰の頭の中にもある哀愁を曲の中に閉じ込めたような曲で、各々の頭の中にあるその人しか持っていない懐かしさも同時に引っ張り出してくれる曲です。
4.adieu/ソウルメイト
上白石萌歌の歌手プロジェクトadieuが2024年にリリースした新アルバムからセレクト。
adieuが持つ天性の歌唱力と、柳瀬が生み出す哀愁のメロディラインが完璧なシナジーを生み出していると分析。
恋のこととか幸せのこととかをまっすぐ歌うadieuもそれはそれで評価されているとは思うんだけど、このアルバムみたいな余白のある詩的な歌詞の楽曲も抜群にいいんだよな〜〜と感じました。幅を感じた一作。
5.環る(feat.STUTS)/賽
suchmosのキーボードTAIHEIが所属するバンドとSTUTSのコラボ。
帰りの電車で落ち着いて本を読みたいときのBGMに良し、夜のドライブで流すも良し、とにかく美しい旋律と現代Jhiphopの最前線に立つSTUTSの豪華コラボレーションです
未来永劫聞いていきたい名曲です。
五月雨式となってしまい申し訳ございません。