飼い猫やまとの治療記録7
室内飼いの黒猫「やまと」が「糖尿病」と診断されました。一時は状態が悪く入院していましたが、現在は退院し通院しながら治療を続けています。
実生活との差が開いてきて記憶がぼんやりしそうなのでスピードアップをしたいところですが…(;^_^A
◆入院6日目
15日夜
他にどこか悪いのだろうか?と相談したからか、夜に別の数値も検査してくれていました。12日に比べて肝臓の数値がめちゃくちゃ悪くなっていました。
ALT 280→632(基準値12〜130)
AST 641→1794(基準値0〜48)
これらは肝臓の酵素で、肝細胞が障害を受けると漏れ出してくるそうです。
TBIL 10.3→12.8(基準値0.0〜0.9)
この数値が高いので黄疸になっていました。
16日
遂に電解質が基準値になり結果が真っ白に!!!
電解質は真っ白になりましたが、肝臓の数値の引くほどの悪さが心配です。あまりご飯の量を食べれていなかったので肝リピドーシスになっていることが予想されるが、それにしてはALKPの値が低い、とのことでした。
考えられる可能性としては、肝臓の近くにある胆嚢の異変が肝臓に影響していることでした。
肝臓の細胞を吸い出して調べるのが一番早いが、やまとはまだ麻酔に耐えられる状態ではないので、超音波で見てもらうことになりました。
まだケトン体も完全に抜けてないし、膵炎も治まっていないのにまだ別の所が悪いのかもしれないのか…とちょっと暗くなりましたが、数値の割には本人は元気そうで、少し喋るようになったし、夜中に置いてあった餌を食べ、強制給餌の量も20gに増えたそうです。また、トイレに入ってくつろいでいるとのことでした(笑)
面会したやまとは確かに15日より元気でした。トイレからは出ていましたが、先生がケージから出そうとするとにゃあにゃあと鳴いて訴えていました。上から見たやまとは下半身が酷く痩せてしまっていました。食べれていないことと動けないことで筋肉量が減ってしまったんだそうです。ですが、昨日みたいなグラグラの立ち方ではなく、ギュッと踏ん張って立てていました。
写真では見えませんが、点滴をしている方の足がゾウみたいになっていてびっくりしました。点滴でむくんでしまうのだそうです。2.5倍は膨れているんじゃないかと思いました。
頭を撫でるとゆっくりと顔を動かして、手を撫でて欲しい所に来るようにしていました。また、鼻に付けた水を舐めました!前日までは鼻に付けても知らん顔だったので、やっぱり少しずつ良くなってきているんだなと嬉しかったです。撫でている間も、外の人の動きを気にする余裕が出てきて、耳や目が人を追っていることもありました。
この日もトイレに入ってくれたので前に引き出して存分に撫でることが出来ました(*^^*)
数値の悪さと超音波の治療費が気になりつつ、いっぱい撫で撫でしてから帰りました。
◆入院7日目
16日夜
カリウムとクロールがまた少し下がってしまいましたが、基準値からかけ離れてはいません。
17日
カリウムは基準値に、クロールもあと1なので、誤差の範囲内位だそうです。
超音波の結果ではどこも異常なしでした!
肝臓、胆嚢の他に腎臓等も見てくれたのですが、石が詰まっている様子や、変に萎縮してしまっている様子も無いとのことで、ホッとしました。
また、夜中に置いてあった餌を75%程食べれたようです。
肝臓の数値の悪さは気になりますが、結局はっきりとした理由は分かりませんでした。毎日ころころと変わるような数値ではないので、数日間食べれていなかったのが影響して高くなってしまったのかな…?とのことでした。
面会したやまとは相変わらずトイレに入っていました(笑)しかも、外のペットシーツの上でオシッコしていたので、完全にトイレを自分の場所にしていたようです(笑)
その時は
いやお兄さん、中と外と逆になってるやん!(笑)お兄さん入ってるところトイレやで!(笑)
としか思っていませんでしたが、今になって思えば、部屋が別になっているとはいえケージの外には始終知らない人がウロウロしているし、ケージの外に出されるときは処置や強制給餌の時なので、少しでも体を隠せるような場所に入っていたかったのかもしれません。
状態は今までで一番良くなっており、部屋に入ってきた先生に対してワアワアウニャウニャと何か喋っていましたし、目つきもしっかりして表情も豊かになっていました。撫でていると昨日よりも頭をしっかり動かして自分の撫でて欲しいところに手を誘導していました。
また、黄疸も少しマシになっており、臭かった体も臭いがしなくなっていました!ケトン体が抜けてきていたのだと思います。毛繕いをする余裕が出てきていたのもありそうです。
超音波の結果が何も無かったこと、やまとの状態が良さそうだったことで、入院中してから初めて安心出来た日となりました(*^^*)