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演技のコツ

皆さんおはようございます!
いつもご愛読いただきありがとうございます!
今回のテーマは題名にもある通り演技のコツということで、私ごときが演技について語るのもおこがましいですが、これまで多くの方の演技を見て・聴いてきて気付いたことや教えを頂いて学んだことをお話していこうと思います。
どうぞ最後までお付き合いください。

〜演技とは〜
皆さんは普段アニメやドラマを見る際、役者さんの演技について注意深く見ることはありますでしょうか。多くの方のはアニメの作画や物語に熱中するあまりそこまで見るという方もいないと思います。
しかし、ふとした瞬間「この人演技すごいな・・・」となることもあるのではないでしょうか。そしてその瞬間というのはたいてい役者さんが叫ぶシーンや泣く瞬間なのではないでしょうか。
そうです泣く演技や叫ぶ演技というのは見ている、はたまた自身の演じているキャラクターの怒りや悲しみの心情がわかりやすいのです。
逆に言うと演技をしていると意識せず作品を楽しませれるという点でも演じる技術力の高さが出ます。
この役を演じる技術というのが読んで字のごとく「演技」なのです。
そしてこの際必要になってくるのがまず「発声」です。

1.発声
発声はこのあとに挙げる滑舌は演技だけでなく、原稿を読むときやスピーチをするなどのときにも必要になります。いわば基本中の基本。しかしこの発声がしっかりできているかどうかで演技の質が変わるくらいには重要になり、私の通っている養成所の基礎科でもまず発声から始め、上のクラスの本科では「発声くらい当然できるよね?」という感じで演技指導が始まります。そして始めの演技指導でまず触れられたのが発声のことでした。それくらい発声は基本になってくるのです。

では具体的にどうしたらいいのか。まず腹式呼吸をできるようになりましょう。鼻から息を吸い口で吐く。このときにお腹の動きに意識しながら、吸うときはお腹をふくらませ、吐くときはお腹をへこませます。
次に息を吐きながら声を出してみましょう。まずは先程同様の呼吸をして徐々に声の出す量を増やし、声と息がきれいに混ざるところを探します。それができればそのまま演技にその声と息がきれいに混ざった声を使いましょう。最初は難しいかもしれないですが、次第に慣れてきます。
注意しなければならないのは、喉を締めて声を出さないこと。これをすると喉を痛めます。
次に息の量が多くなりすぎないようにしましょう。マイクを前にしたときに「ボフっ」となるだけでなく、演技も乗りにくいです。

2.滑舌
これも言わずもがなですね。いくらかっこいいセリフでも何を言っているかわからなければ台無しです。滑舌に関しては多くのサイトでよく滑舌練習などが取り上げられているのでそちらの方を参考にしていただければなと思います。
ただ、このときに自分の苦手な行を重点的に練習してください。
例えばラ行が苦手ならラ行を重点的に。でないと時間の無駄になります。
確かに、あ行からわ行までやれば「やった感」も「満足感」もあります。ただその一回で自分がやった苦手な行は一回だけ。10回あ行からわ行まで読んだとした場合、その10回で苦手な行だけ練習したらを100回読むことができるのです。そう考えると自分の苦手なところを10回練習したほうがいいとは思いませんか?
このように練習は量より質を優先するべきなのです。でないと残るのは自分はやったという満足感とやったのになぜだめだったのかという悔しさだけです。

3.抑揚
ここからは少し技術的な話になってきますが、この抑揚までの3つまでできればひとまず演技が下手ということはないと考えます。
ではどう抑揚をつければいいのかというところですが、
イントネーション・セリフを立てるところを立てる・声の高低差を意識する
というところから始めてみましょう。
イントネーションは方言などにより変わってきますが、演技をするときは方言を捨てて標準語を話すようにしましょう。
私自身関西出身でしたが、普段話すときから標準語を話すようにしていたら自然と標準語になっていました!まあその分関西弁が喋れなくなってしまい関西弁をしようとしたらエセ関西弁になってしまいましたが笑
しかし関西弁のキャラクターをする場合オーバーな方が関西弁とわかりやすいので、皆様も自分の方言が特徴だ!と思ってもまずは標準語から話せるようにしましょう。方言はすこしエセな位がちょうどわかりやすかったりします。
ではイントネーションを調べるのはどうすればいいのか。「NHK日本語発音アクセント新辞典」をおすすめします。というのも今のアクセントなどはNHKのアクセント辞典を参考にしているからです。

次に「セリフを立てる」ですが要はセリフの中で特に重要な部分をはっきりと言う・わざとらしくなく強調するということです。
例えば「ここにいる我々が最後の砦だ!」というセリフがあるとします。
このとき立てるべきなのは「最後の砦だ」というところになります。
このどこを立てるべきかというのはレッスンや、収録のときに「このセリフもっと立てて」と言われるのでその場合臨機応変に対応していきましょう。

最後に声の高低差はキャラクターなどで違いがありますが淡々としゃべるキャラクターなどを除いて感情に起伏によって高さは変わります。これはセリフを立てるというのに少し近いかもしれないですね。

4.読み込みをしっかりしてキャラクター・風景・情景の解像度を高める
台本をもらって、まずどんな話をするのか読むと思いますが、このときにしっかりと読み込みをして自分の演じるキャラクターはどんな人物で、どんな人生を送ってきたのか、そのシーンはどんなところで誰と何をしながら話しているのか、そのキャラクターとの関係性、物理的関係的な距離感などなどを予想しながら・想像しながら演じてみましょう。
本当に上手い人は風景が見えてきて、どういう演技がしたかったのか、どういうシチュエーションなのか伝わってきます。


いかがでしたでしょうか!他にも色々あって演技は奥深いですよね。
だからこそ演技は楽しいのです!
私のこの投稿が誰かの演技の参考になれば嬉しいです。

私の通っている大阪芸術大学短期大学部。通称芸短では声優コースや身体表現コース(俳優や女優目指す人のいるコース)があるので、もし高校生の方などで大学どうしようなど悩んでいる方は芸短に来ながら養成所に通うなども検討するのもいかがでしょうか!

以上今回は演技のコツについてでした!今回も読んでいただいて本当にありがとうございました!


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