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声優養成所生のレッスン日の1日
皆さんおはようございます!
前回は私の自己紹介をご覧下さりありがとうございました。
さて今回は題名にもある通り、私が声優になるために通っている養成所。
そのレッスン日の1日の過ごし方についてお話していきます。
その前に養成所のクラスには3段階のクラスがあり、進級審査を通過すると進級することができ1番上のクラスに行くとアフレコレッスンができます。
またこの進級審査は養成所の関連事務所のオーディションも兼ねており、我々養成所生にとってこの上なく重要なものになっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1717553851143-GKCgfZB02n.jpg?width=1200)
そして私は今年3年目にして1番上のクラスに通っています。
そんな私のレッスン日の1日は
10:30 起床
11:40までの出発に身支度+軽く発声
11:44 毎度少し遅れて出発ダッシュで駅へ
13:20 養成所の最寄り駅到着
13:30 レッスン開始
15:30 レッスン終了
という形でレッスン時間は2時間で内容としては
出席確認後は各自発声や滑舌の準備後、前週に渡される台本を演じ、講師の方から講評をもらいそこを修正しつつ再び演技をみてもらう。というような感じです。
講師の方によって指導の仕方が違うので、「前のクラスの講師の方にはこう言われたけど今回の人には違うように指摘された」なんてことはザラにあるのです。しかしそこは臨機応変に対応していくしかありません。
実際問題いざ声優になって現場に立つと、音響監督の人が作品によって違い「こう演じてほしい」と言われたら監督の好み通りの演技をしなければなりません。なので今はその訓練だと思って受けてます笑
また養成所の講師は怖そうというイメージを持っている方もいるかとは思いますが、そんなことはないです。
たしかにこれも人によるとは思いますが、担当の講師の方が来れなかったりで臨時の講師の方が来ることもありますが今のところ怖い先生に出会ったことはないです!
むしろ私の通っている大阪芸術大学短期大学部(芸短)の声優コースの先生の方が話を聞く限り怖いのでは?と思うこともあります。
もしこれを読んでいる声優志望の方でレッスンを受けている・受けようと思っている方へ。自分の先生が怖いこともあるとは思います。しかしそれは下手くそだから・嫌いだから厳しい言い方をするのではなく上手くなってほしいから。むしろ好きだから厳しい言い方しています。どうか自信をなくさないでください!
一番辛いのは何も言われないことなので、指摘を受けているうちに変化をみせてみましょう!(自己暗示)
ここまでは養成所のことや講師の方のことについて書いてきましたがお次は私が養成所で学んだ、「画のない台本を読むときに気をつけなければならないこと」をまとめてみましたのでぜひ参考にしていただければと思います。
1.声を作ることを先にしない
台本をもらって10代のキャラクターであったり50代のキャラクターであったり年齢を指定された台本を渡された場合まずどの声で演じるかというのは考えないようにしましょう。
声を作ることに集中してしまい、演技が声に乗らないことがあります。
2.人物像を細かく分析する。
その台本内の環境だけでなく、そのキャラクターの育ってきた環境やその時の心情。性格がプラス思考なのかマイナス思考なのか。などを分析してみましょう。声優はアニメだけでなく声だけで表現する仕事もあり、オーディションなどは渡された台本を声だけで表現しなければなりません。
3.どんなストーリーのうちどこを切り取られたのか
声劇台本やストーリーがわかっているものではなく、どこかのシーンのセリフを読まされることが養成所のレッスンや事務所のオーディションを受ける場合にあります。その際、ただ読むだけでなくどういう経緯でそのシーンになったのか。誰かに投げかけるセリフの場合、その人物との距離感(物理的なものだけでなく関係性をふくめた)を考えるとセリフに厚みができます。
ベストなのはセリフを読んだだけでキャラクター像や風景が見えてくる人です。ただこれは第三者からの客観的な感想をもらう必要があるのでぜひ誰かに聞いてもらってください。
しかし知っている人に聞かれるのは慣れていなければ恥ずかしいですよね。
その場合は配信アプリなどでセリフ枠や声劇枠などがあり、そこで顔も名前も知らない人と共に演技の練習ができます。
僕自身この活動があったからこそ今の僕がありますし、オーディションも3回受けたうち2回も最終審査までいったほど効果があります。
無駄にはならないとおもうのでぜひ試してみてください!
4.わからない場合は舞台として考え、身体を動かす
実際に身体を動かしたり物を使うことで、リアルに近い演技をできるため声の出し方なども見つかります
5.自分の作ったものから柔軟に変化させる
上記でやったことを本番でやったときに「ここの読み方をもっとこうしてほしい」と言われた際に柔軟対応できるようにしてみましょう。簡単に変える方法としては、高低差をつけてみる。間を開けてみる。強弱をつけてみる。などがあります。
ここまでは自分が養成所で教えられたことなどを書いてみました。
これからはこのような形で演技のときに気をつけていることや意識していることなど声優を目指している人や演技をしてみたい方に向けた投稿もしていこうと思います。(それ以外のことも書こうとは思います。)
ここまでご覧下さりありがとうございました。
これからもぜひ応援の程よろしくお願いします!
次回 第三話「演技のコツ」