晩秋の定番!カリンジェリーをつくろう
【途中から一部有料です】
こんばんは、島貫です。
僕はここ数日、風邪をひいてしまって喉と鼻の苦しい状態が続いています。今年の風邪は喉に来ると僕の知人も話していましたが、今日はそんな症状を治すのにもぴったりな、カリンの実を使ったシロップづくりのお話です。
カリンの季節
10月下旬、カリンが手に入るのは、今頃じゃなかったかな?と思い出して、Facebookを通じて譲っていただけないか呼びかけてみました。すると、3人の方から譲ってもいいとお返事をいただけました。
カリン?カリンジェリー?
カリンは、熟すと強い香りがする拳サイズくらいの黄色い実(丸や楕円の形)です。水分は少なく生食できず、硬くて切るのに苦労するからなのか、それで何かつくろうという人はあまり多くないのかもしれません。車の芳香剤として使っている人をよく見かけます。
私はこのカリンの実が手に入った時はだいたいカリンジェリーをつくります。「カリンジェリー」というのは、10年前につくり方を教えてくれた師匠が使っていた名前です。webでレシピを調べると「カリンジャム」や「カリンジュレ」とも呼ばれているようです。茜色で透き通っている、甘いとろっとした蜜のようなものです。
私はヨーグルトに混ぜたり紅茶に溶かしたりして使います。喉が痛い時にはお湯に溶かして飲むと良いと聞いたこともあります。用途から考えればジャムという名前が最もしっくりするかもしれません。
今年はカリンジェリーをつくる機会が3回ありました。今日はそのつくり方をご紹介したいと思います。簡単なつくり方と、これまで10回くらいつくる機会があったその経験から、上手につくるためのポイントをつけ加えてみます(お金と時間をかけて手に入れたポイントなので、ここだけ有料にさせていただいています)。
簡単なつくり方
材料のバランス(目安)
カリン(g):砂糖(g):水(ml)=3:2:8
※好みの甘さで砂糖を加減してください
①実の外側をきれいに洗い、実の軸に対して垂直に切る(非常に硬いので手を切らないように注意してください。切断面から五角形に並んだ種の穴が見えます)
②種を取り除き、実を細切れにする(トロミと色をつけるために、きれいな種を捨てずにとっておきます。虫が入っている部分は適当に除去します)
③実の中を洗い、奥の方に詰まっている種もすべて落とす
④切った実を鍋に入れ、ひたひたになるまで水を張って煮る
⑤沸騰して実が柔らかくなったら火を止め、実を捨てる
⑥煮汁を濾してカスを取り除き、砂糖と種を入れて再び煮る(ふきこぼれや砂糖の焦げつきに注意してください)
⑦種のエキスが袋から出ていないようなら、時々種の袋を菜箸で潰して、エキスを外に出す(袋から種が出てこないように注意してください)
⑧好みの色になったら火を止め、煮沸消毒した瓶に詰めて冷ます
上手につくるためのポイント
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