真剣さの擦り合わせ
先週友人の農協職員にこども共済について勧めてもらったときの話です。
子供の進学を考えたときに、生まれたらなるべく早い段階で準備しはじめた方がいい、ということで子供共済(学資の積立)の話を聞き、それについては納得したのでさらに詳しく話を聞くことになりました。
ただこのときは「今はそれどころじゃないけど、大事なのは分かる」くらいの気持ちでした。
また、普段からの付き合いもあったので、少しでも役に立てればと思っていました。
見積書を作るということで子供の生年月日等を連絡して、作ってもらった見積書を見ながら説明を受け、「入りますか?」という話になったわけです。
上述した通り、自分の中では「今はそれどころじゃないけど、大事なのは分かる」くらいの感じだったので、そんな急に決めないといけないの?と戸惑い、また元本割れも気になったので入らないという決断をしまして、それを伝えました。
今はそれどころじゃないという話をこちらからしたときに、相手から「じゃあ元から見積書作らなくてよかったね」と言われました。
そのとき「相手の真剣さをないがしろにした」と強く思って深く反省しました。
「相手の真剣さ>自分の真剣さ」となっており、その結果相手が自分に対して無駄に時間を使ってしまったのです。
最初から自分が真剣さを対等まで引き上げて「今はそれどころじゃない」という話をしておけば相手の時間は無駄にならなくて済んだし、お互いがっかりしなくて済んだのかなと思います。
営業をやってたときは逆側の立場になることも多かったので、商品を勧める側という構造上の問題もあると思います。
これは気遣いのような言葉で表現されるのかもしれません。
しかしそれを知っているからこそ、相手の真剣さを理解して対応する必要があったと思います。
営業する側、営業される側の両方の真剣さを合わせることが仕事の無駄を減らすことにつながるのかなと思いました。
何か提案を受ける時、素直に自分の真剣さを相手に伝えるように心がけたいと思います。