映画『万引き家族』自分にとって家族ってなんだろうか考えさせられた
『怪物』以来の是枝監督の作品をAmazonプライムで鑑賞した。
この映画で描かれる家族は、みんな血が繋がっていない。
とある理由で集まった擬似的な家族だ。
擬似的な家族とはいえ、彼らには絆のようなものがある。
さらに途中、親に虐待を受けている女の子を連れて、家族に引き入れる。
最初は戸惑う女の子も、自分を暖かく迎えてくれる環境に居心地の良さを感じる。
女の子にとって、自分を傷つける血の繋がった親より、偽物でも抱きしめてくれる家族の方が良いだろう。
この映画は家族について、考えさせる映画だ。
自分にとって家族とはどういう存在か?
それが愛情や安心できる存在であれば幸せだろう。
しかし、親によってストレスのはけ口にされたり、ご飯も与えられないような環境で育った子にとって、家族は足枷になる。
血が繋がってなくても、家族がもたらしてくれるものを享受できていれば、その子は幸せだろうと思う。
あなたの家族は、あなたに何をもたらしてくれますか?
鑑賞中、ずっとそう問われている気がした。