変わらない繋がりをもとめて
小、中学校時代のチームメイトが集まり、野球をした。
毎年同じ時期に、少年野球チームが開催する草野球トーナメントがあるのだ。
当時の監督のもとで、年に1回のガチバトルが始まる。
僕らは何歳になったとしても、あの時あの瞬間で時が止まったかのように、何事もなかったように時が再開する。
同じように笑って、同じようにプレイするのだ。
変わらない関わり方で、同じような思いを抱えて。いつまでも監督の前ではいち選手として。
変わったことは、髭が生えている人がいることや、お腹のベルトがパンパンになっていること、スポーツドリンクではなくコーヒーやビールを飲んでいること、そして隣に小さな子供がいることくらいだ。
大きく変わっているというのに、野球を通した僕らの繋がりは、あの頃から何も変わってないんだ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?