子連れボドゲ会『きっずんぎーく』と私
○はじめに
私は東京の西側(主に八王子や東村山)で『きっずんぎーく』というボードゲーム会を主催しております
きっずんぎーくは名前の通り『子連れ歓迎!』を謳っているボードゲーム会であり、半クローズ(※主催および参加者の紹介制)という形をとっております。
2018年より不定期での開催を開始し、現在は月1回ペースで開催しております。
当会の基本方針としては
『子連れでも、ゲーマーズゲームでじっくり遊べる会を!』
を掲げております
いつも参加して下さり、会の運営に協力して下さる妻や娘、それと参加者の皆様には頭が上がりません。
この場を借りて本当にありがとうございます…!
さて、手探りで試行錯誤しつつ運営してきたきっずんぎーくも、なんと今年で7年目を迎えます。白ブラスやエバーデール、ジャストワンとかと同い年ですね。
この7年間でボードゲームを取り巻く環境も大きく変わって来ている印象を受けます。
会のこれからについて考えるに当たり、一度きっずんぎーくに対する自分の考えを纏めておく必要があると感じ、不慣れながらも筆を取ってみた次第です。
基本的には取り留めのない自分語りなので、ヘビーゲーマーの皆様はその時間を使って、Kickstarterで届いたボドゲのルール読みをしていた方が有意義な時間が過ごせるかもしれません。
それでも、少しでも拙筆な私の自分語りに付き合っても良いかな…と気が向いたら、ルルブを一旦傍に置いてお付き合い下さいますと幸いの極みでございます。
○『きっずんぎーく』が出来るまで
ボドゲとの出会い
『きっずんぎーく』の始まりについてお話する前に、まずは私自身についてお話させて下さい。
私達夫婦のボードゲームとの出会いは9年前の2015年でした。
元々夫婦で麻雀が好きだった事もあり卓上ゲームに対しては良いイメージはあったんですが、2人だけで麻雀を趣味にするというのはハードルが高く、流石に毎晩17歩に興じるのも飽きるので、他に2人で出来る趣味は無いかなーと思っておりました
そんな折に、バンドマンでもあった私は八王子のpapabeatのいうライブバーで『オトナのボードゲーム会』開催のチラシを見付け、
「ユーロゲーム!こう言うのもあるのか…」
と思った私は、当時最先端SNSであったmixiで赤羽のボードゲーム会を見付け、参加申請ボタンをぽちーと押しました。いや、そこはpapabeat行けよ…
初めての会で、シュテファン・フェルトの『薔薇の名前』をプレイしたのを覚えております。そのゲームはアングラな雰囲気なのに、そのプレイ感はとてもスリリングで戦略的で、こんなゲームを勧めて貰える私は、きっと特別な存在なんだと思いました(ヴェルダースオリジナル並感)
それと『重ゲーのインスト』という行為がとても頭が良さそうに見えました(小並感)
それから『アグリコラ』『プエルトリコ』のゲームデザインに衝撃を受け、『ル・アーブル』『テラミスティカ』『スルージエイジズ』を好んでプレイし、(パズルおじになる前の)ウヴェ・ローゼンベルグを神と讃えつつ、都内近郊のボードゲームのオープン会を中心に参加。俗に言う『中〜重量級のユーロゲーム』を好んでプレイしておりました。
子連れボードゲーマーとなる
そんな折、2017年に待望の長女が誕生。かわよい…
子育てに奮闘しながらも、ちらほら夫婦でボードゲームをやったりしていたんですが、やはり乳飲子を抱えながら趣味を嗜むというのはとても大変なもので、ボードゲームを遊ぶ頻度は減りました。
それでも、常連だったオープン会のご厚意に甘えたりしつつ、工夫しながら何とかボードゲームをプレイしておりました(魚賽さんその節はありがとうございます…)
眠る乳児を抱っこしながらボドゲしたり、夫婦で交代で子供を公園に遊びに行かせながら抜け番で参加したりなど、色々と工夫していた気がします。
因みに、その時参加していた仲間(当時小学生のお子様持ち)に言われた
「yamasyさん、子連れでゆっくりボドゲ出来るのも今のうちですよ…」
という含蓄のある言葉は今でも夫婦で語り草となっております。これ以上ボドゲ出来なくなる事があるんか…と。今なら分かります。
"オトナのボドゲ"が出来る子連れ会を目指して…
さて、2018年前後のボードゲーム界隈と言えば丁度ディアシュピールやアソビCafe等のボードゲームカフェという業態が根付き始めた頃でした。
そんな中、『子連れOK!』を謳ったオープン会さんもチラホラと見かける様になりました
ただ、私の観測範囲内では
『子連れOKの会』≒『キッズゲーム会』or『小箱パーティーゲーム会』
であり、そこでフードチェーンマグネイトでも広げ始めようモンなら一発で出禁を喰らいかねない様なライトな会が多いようにみえました。
勿論、私はキッズゲームや軽量級のゲームも大好きです。
ただ、そこは筋金入りの重ゲーマーだった我々夫妻。
特に妻なんて
「子供周りのタスクをやっと片付けて、短時間のパーティーゲームしかあそべないのは割に合わない」
というようなことを言っておりました。
私はパーティーゲームも大好きですよ?(忖度)
かと言って、子供も物心がついてくる頃になると、大人向けのゲーム会に大人の事情で何時間も付き合わせるのも申し訳なくなってくる訳です。
何なら途中から飽きてくるし……あぁぁ、子供も飽きてドメモの駒食おうとしてるよ………
『ボドゲ会』という物が親に付き合わされるつまらないモノという印象を持たれてしまうのも、将来的にボドゲに嫌なイメージを持たれてしまうかも……とか思ったりする訳ですね。
大人向けのゲーム会だと、子供が楽しめない。
子供向けのゲーム会だと、大人が不完全燃焼だ。
ならば、どちらも楽しめる様なゲーム会を自分で作ってしまおうじゃないか。
という思いのもと、きっずんぎーく(発足当時は『yamasyのボードゲーム会』)を発足いたしました。
前置きが長くなりましたが、これが『子連れでも、ゲーマーズゲームでじっくり遊べる会を!』といった、きっずんぎーくの基本方針が生まれた経緯です。
我々夫妻、ひいては同じ様な悩みを抱える子連れのヘビーゲーマー達が重ゲー…とは言わなくても、じっくり考える様なゲーマーズゲームを遊びたい。
そして、出来れば一緒に参加してくれる子供達にもボドゲ会は、親に付き合わされて嫌々着いてくる様な場では無く、楽しい場所なんだよ。というイメージを幼少期から刷り込みたい(言い方!)という思いで
「きっず」も「ぎーく」も楽しんで欲しい。
という意味を込めて、会の名前を『きっずんぎーく』と名付けました。
○『きっずんぎーく』について
なぜ半クローズ会なのか?
①主催のキャパ的に難しい
会の特性上、大人:子供の比率が子供に寄ってしまうと、そのぶん子供のお世話に割かれる大人の人数が増えてしまい、会本来の目的である『子連れでも、ゲーマーズゲームでじっくり遊べる会を!』が遂行できなくなってしまう恐れがあると感じたからです。
私一人で複数のお子様を一度に楽しませるような事が出来れば良いのですが…生憎私は教育や学童、児童福祉職等のノウハウや天性の子供ウケなども全くないただのしがない一般ピーポーであり、家内や他の参加者の皆様の力を借りてようやくお子様を楽しませられる状況なのです。かたじけねぇ…
②防犯的な観点
娘を連れて家族ぐるみで主催をしているので、不特定多数の大人を呼ぶことによるリスクに対してはどうしても神経質にならざるを得ないなーという所です。
きっずんぎーくのこれまでの歩み
そんな訳で参加者は知り合い(またはその紹介)に絞る半クローズ会という形を取り、地元八王子市の公民館で不定期開催をしておりました。
最初は私のボドゲ仲間も「おっ、yamasy主催始めたんか!ちょっと遊びに行ったろ!」という感じで遊びに来てくれました。
また当会の発足は、『子供が産まれてから、あまりボドゲ出来ていないなぁ…』という悩みを抱える子連れボードゲーマー達の潜在的ニーズに図らずともリーチした形になりました。
幸運なことにそんな皆様とのご縁があり、継続的にきっずんぎーくに参加・協力して下さる方にも恵まれ、毎回15名前後の参加者がおりました。
そこからとあるキッカケにより、開催場所を八王子のまちなか交流・活動拠点kikki+というキッズカフェに移しました。
『安全なキッズスペースと、ボドゲを楽しみたい大人のカフェスペースの、程よい距離感』
『飲食可フリードリンク方式』
『半分公共施設だったため、金額や予定の融通を立てて頂きやすかった』
『何より、店や店主様の雰囲気が素晴らしかった』
という、子連れボードゲーム会をする上で最高の環境だったのですが、惜しくも2022年3月に閉店してしまいました。
https://x.com/yamasy_8000/status/1495038480535425028?s=46&t=MdzLBG0QkbEYXGNF9ymJUA
きっずんぎーくを主催するにあたって、kikki+という素晴らしい環境を経験できたのは、本当に幸運な事でした。
今も、第二のkikki+を求めていますね、身体が。自然と。
もしこれらの環境に近い場所を提供して下さったり、ご存知という方がいらっしゃいましたら、是非yamasyまで。
kikki+閉店後は八王子と東村山の公民館で現在まで活動中。
2023年9月の開催をもって第30回を迎えました。本当に有難いことです。
きっずんぎーくで工夫している点について
〇とにかく、大人のボドゲ卓を絶やさないこと!
きっずんぎーくの根幹は『子連れでも、ゲーマーズゲームでじっくり遊べる会を!』ですので、キッズゲームメインの会というよりは、やはりゲーマーズゲームが立卓していて欲しいところです。
重量級のボドゲをインストできる人がお子様の対応中であれば、「あ、俺お子さん達の面倒見てるので、電力会社のインストお願いします!」が言い合える会であって欲しいと意識して、ボドゲ会当日は動いていますね。
そんな会なので、子連れのボードゲーマーだけでなく『ソロの大人』にも来て頂いて、どんどんボドゲを立てて頂きたいと考えています。
(このことについての問題も後述します)
〇会場選定
これが結構難しい…
条件として『子連れもOK』『現実可能なお値段』『広いテーブルがある』『子供の声が大人のボドゲ卓に干渉しづらい(例えば広さがある程度あって、子供の声が反響しずらい)』『安全の確保』『出来れば良アクセス』『出来れば飲食OK』
ざっと挙げただけでもこれだけの条件を満たす会場がいくつあることか…
その様な意味でも、先述したkikki+は理想的な環境だったと言えます。
○子供が遊べるものをとにかく弾数多く用意する
①工作セット
これは途中から家内のアイディアで取り入れ始めたもので、現在まで継続して行っています。お絵描きセットや塗り絵、折り紙、ビーズアクセサリー作りなどを取り入れています。
クリスマスや夏休み、ハロウィンなどの季節行事に絡めることもできるので、子供たちには大変喜んでもらっています。
②けん玉やヨーヨーなどのスキルトイ
(yamasyに教える技術がなくてあまり回ってない。誰か教えに来て欲しい…)
③キッズゲームやパーティーゲーム
再三言いますが私はキッズゲームもパーティーゲームも大好きです!
ここまで読んで頂いて「あぁ、軽ゲー好きの私はきっずんぎーくに参加しない方が良いな…」と感じさせてしまったのであれば申し訳ありません。
きっずんぎーくで立つボドゲは、7割くらいが軽~中量級ゲームで、お子様も交じってプレイしています。一番回っているボドゲはくるりんパニックと街コロだと思います。やはり求心力のあるボドゲは正義。うん。
④最近はSwitchも取り入れている
「アナログゲームの集いにデジタルゲームは如何なものか?」という意見もあるかとは思いますが、きっずんぎーく的には「おとながゲームを遊ぶ為に、使えるものはなんでも使いたい」という考えです。
ただ、Switch持っていないお子様はどうするん?問題も生じてくるので、そこについては目下検討中です。
一度『Switch禁止の会』を試しに行ってみて、その分人生ゲームやUNO、トランプなどのベーシックなボドゲを多めに持参してみる…みたいな会を行ってみたこともあります。割と好評みたいでしたが、おとなゲームとの兼ね合いも検討していかないとなぁと思っております
⑤小型テント
これは結構好評!
ホームセンターで4000円くらいのものでしたが、子供の秘密基地ごっこに使ったり、赤ちゃん連れの方がおむつ交換や授乳に使ったり、多用途で活躍しています!
○主催して良かったこと
・子供のコミュニティとしての機能
主催も6年となると、お子様や他参加者同士での関係性みたいなのも、小さな村みたいになってくる訳ですね。
我が家はひとりっ子家庭で娘に兄弟が居ないことから、学校や親戚以外に子供コミュニティを持つ事が出来るのは有り難いなーと思っています。半分きっずんぎーくが習い事みたいな立ち位置になっているのかな?
また、小学生になりたての娘が、他参加者である歳上の小学生をロールモデルにしている部分があります。以前その子から「学校から帰ったらすぐ宿題をやるんだー」というエピソードを聞いた娘が、宿題に向き合うという事にポジティブに向かっていた時期があって、子供同士でも良い影響を及ぼしあっているのが尊いなーと思って見ています。
最近は、小学生高学年〜高校生の、普段私達夫婦が関わる機会があまりないお子様も遊びに来てくれるので、良い刺激を貰っています。
・子供達の成長を定点観測的に実感出来ること
この前、心に残ったエピソードがあって…
会発足当初から参加して頂いていた当時2歳位だったお子様。確か初回くらいのきっずんぎーくで親御さんがハチエンダをプレイしていました。その時はその子も周りを走り回っていた位のお年頃だったのですが…
直近のゲーム会で、8歳になったそのお子様がなんとハチエンダのルールを覚えて面子として参加しているではないか!!
初期から参加しているお子様の成長を感じられるというのは、長期主催をしているからこそ感じられるエモさですねぇ…
・ムスメがインスト上手になった
娘が「わたしのゲーム会!」という意識を持ってくれているみたいで、ちょいちょい簡単なゲームのインストをしてくれるのですが、明らかにインストの技術が上がっていると感じています。
近頃はルール説明の前に「皆さん、この駒を何に使うか気になっていると思います、今からそれを説明しますね」みたいな枕詞を付けてみるというインスト小技まで身に着けたと他参加者から聞きました。将来有望ですね。
・パパ友会としての機能
「ママ同士のコミュニティは数あれど、パパ同士でコミュニティ築けるという事は珍しいのでは?」というイメージがあります
その意味で、パパと子供が遊びに行ける場所としての機能を果たしているのではないでしょうか…?
常連参加者さんから聞いた話、パパが子供を連れて遊びに行っている間、その奥様は趣味の時間を持ったり、疲れを癒したりしているという話を聞いています。
世間では、やれ家庭のスペースを棚で圧迫したり、定期的に通販で購入したでかい箱が届いたりして、何かと家庭から白い目で見られがちなパパボードゲーマー諸氏のお役に立てているのではないでしょうか…?
・中量級ゲームの楽しさを知る
子連れゲーム会という性質上、如何にゲーマーズゲーム贔屓の当会であってもあまり長時間の卓は連発できないのですが、その分『中量級ユーロゲームの佳作』の良さに気付きました。
一時期は「ボドゲは要素が多ければ多いほど良いんじゃあ!」という拗らせ方をしていた私でしたが、きっずんぎーくを始めてからというものの、『要素の引き算がしっかりされている、切れ味のあるゲームデザイン』が好きになりました。
そして気づけば私のボドゲ棚の一部はミヒャエル・シャハトコーナーになっていました。シャハトはいいぞシャハトは。
○見えて来た課題
①趣旨のズレが起きやすい=「キッズゲーム会」に寄りやすい
『きっずんぎーく』という名前はとても気に入っているのですが、一つだけこの名前を付けて後悔していることがあります…
ずばり!
『キッズゲームオンリー会』
だと思われること!!!
本来の目的は「子連れでもゲーマーズゲームを遊びたい!」であって、それが困難になる状況は私の望むところでは無いのです。
勿論キッズゲームも立てたりする事はありますが、それをメインに据えた会ではなくて…
キッズゲームや軽量級ゲームで子供に楽しんで貰うのは『目的』ではなくて、我々子連れの大人がユーロゲームをやり易くする『手段』なんだよなぁ…そこの逆転が起きやすいんだろうなぁとは常に危機感を覚えています
②『自分の子供をどこまで見るか問題』
(※ウチの会で現状起きている訳ではなく、一般的なおやこボドゲ会での問題点として語られる事で今後起こってくるかもしれないという事で書かせていただきます。
幸い、きっずんぎーくは日頃から会の運営に尽力して下さる参加者の方々に恵まれており、感謝しかありません!!)
半クローズでやっている以上、慢性的にマンパワーが不足しているため、参加者の皆様の互助会精神でなんとか成り立っている会なのです。
なので小さいお子様連れの参加者の方は
●キッズorゲーマーズゲームの卓立て
●お子様の面倒
●会場設営の協力だったり、おやつ持って来て頂いたり…
●なんか求心力のあるオモチャでお子様を狂喜乱舞させていただく
などなど、会に協力して頂く姿勢が不可欠になってしまうのです。
…とはいえ、協力の度合いって数値化できない主観的なものなので、線引きが難しいなぁとは思うのですが。
参加者の中に卓立て・子守り両方をバリバリこなして下さる人がいると、卓にずっと入ってる人が相対的に何もしていない風に思われてしまう事もあったりしますし…うーむ…
また、最近では有り難いことに小学校高学年〜高校生くらいのお子様に来て頂くことも多く
「YouTuberがやってたあのボドゲやりたい!!!」
という声が挙がることも多く、そういった流行りのボドゲを立卓したり入って頂く事も非常に助かっております。
(というか、それ位の年齢のお子様になると最早大人と同じ面子としてカウントしても差し支えないので、大人と一緒に小さいお子様を見守ってくれていたり、ボドゲのマンパワー確保という意味でも非常に助かっております…!)
あと、ウチの会の参加者の中でよく「自分ばかり卓立てて(or入って)しまってごめんなさい」という言葉を耳にしますが、これは私の発信不足だなぁ…と思います
きっずんぎーくでは、子供を健やかに遊ばせてあげるのと同じくらい『大人のゲームの卓を絶やさない』ことが重要だと、私は考えています。
皆様が大人同士のゲーム卓を楽しんでくれている事で、子守りの手が空いた参加者が「自分、子供が落ち着いてるので卓に入らせて下さい」と言える環境があること。
これがきっずんぎーくにおける理想の状態だと思っています。
(とはいえ、流石に2.5〜3時間級の重量級が頻繁に始まってしまうと容易に面子変更が出来なくなってしまうので、それはそれで困ってしまうのですが…)
③ソロの大人が来づらい問題
これはよく誤解される問題なんですが、「きっずんぎーく」はソロの大人大歓迎です。
(ここで言う「ソロ」というのは、必ずしも一人で来る人だけをさす訳ではなく、「お子様連れでない方」全体を指します。大人のみのグループで来ても「ソロの大人」です。)
というのも、ある程度のゲーマーズゲームを立卓する為にはソロの大人の頭数がある程度必要になってくるからです。
子供が居る会だからといって、子守をして頂く必要もなく、大人のボドゲ会と同じ感覚で「ただ、ボドゲをしに来る」方が本当に貴重な存在なのです。
いつもきっずんぎーくに来てくださっている「ソロの大人」の皆様、本当に徳が高い方々だと思います。この場を借りて、本当に本当にありがとうございます。
ただ、そうなると「じゃあ、大人のボドゲ会に行けば良くね?」となってしまうのですよね
大人のボドゲ会ではインストしている横で元気なお子様の声がして聴き取れないという事も無いでしょうし、子連れゲーマーがゲーム中に中座するといった事もあまり無いでしょうし…
そういった方々にも楽しんで頂ける様にはどうすれば良いんだろうか?と日々思ってます。
なるべく、持参して下さったボドゲをプレイできる様に声掛けするとか、「やりたい」といったボドゲを積極的にプレイして貰うとか、レアリティの高いボドゲを用意するとか…あとは、なんだろう?
○今後のきっずんぎーくについて
これからやってみたいこと
・都心部(23区内)のほうでも開催を望む声が上がっているので、お試しでやってみたい(良いハコがあればね…)
・1~2年に1回くらいの合宿(ボドゲありでもなしでも)
・出来ればやっぱりkikki+みたいなカフェで開催したい
・娘が一度オープンでやってみたいと言っているので、試しに1回やってみる?
でも、基本的にはそこまで大きな会にしたいという欲もないので、このまま細々とやっていくのが良いのかな~と思っています。
会の畳みどきについて
娘の成長段階に大きく依存する会なので、もし娘や他の参加者のお子様が参加しなくなった後にはどうしようかな。
個人的には主催を退こうかな?とも漠然と考えています。
きっずんぎーくは『子連れでボドゲがワンチャン出来れば良いな』という私利私欲でやっているものであって『子育て世帯の役に立ちたい!』みたいな児童福祉的な大義がある訳ではないのですよ…
もし引き継ぎたい方が居ればどうぞ…という感じで。いなければ会を畳むかなぁ…?
ただ、それもまだまだ先の話ではあると思うので、暫くは目の前のことやお子様達の成長を楽しみつつ主催していこうと思っております!
〇おわりに
とまぁ、一気に書いたら思った以上に長文になってしまいました…
なんか誤解を招くような表現がないかが不安です
私がこのnoteを書こうと思ったキッカケとして、いつも参加してくれていたり、共同主催をしてくださっている方に向けての意思表示しとこ!と思ったからというのがあります。あとは昔と比べて環境も変わり、きっずんぎーくと似たような考えを持つ子連れボドゲ会が増えてきた事もあって、会同士の情報共有する機会も増えるのかなぁとも思って、一度考えを纏めとこ!と思った次第です。
もし、当記事を読んできっずんぎーくにご興味を持って頂いた方など、X(旧Twitter)伝いでご連絡下さい
https://x.com/yamasy_8000?s=21&t=MdzLBG0QkbEYXGNF9ymJUA
子連れでゲーマーズゲームが出来るのは、自分が楽しみつつ子供の情操教育も行えるので、1手2アクションで強アクションだよ。という事をお伝えして締めたいと思います。
ではでは皆様良きボドゲライフを!!!