和尚のつぶやき #362(問い続ける)
問題を解いて正解を出す
疑問を調べて解答を見つける
問いに対して答えを求めるのは
誰しも同じです
その答えに簡単に
たどり着くこともあれば
中々たどり着けないこともあります
そんな時は考えれば考えるほど
堂々巡りをして
どんどん深みにはまっていくことも
よくあると思います
特に人生や生死に
関するようなことは
そう簡単に答えを見つけられません
古代からずっと宗教や哲学の
大命題として多くの賢人たちが
思考を巡らせてきました
何故、簡単に答えが
出ないかと言うと
全員に共通な正解はなく
考える本人がどう考え
どうとらえて行くかに
大きく影響されるからです
同時代にこの世界に
生まれてきながら
生きる環境も自分と言う人間も
すべて違います
人間という
共通の遺伝子を持ちながら
これほどまでに違うのかと思います
それは自分の存在が
稀有のモノであり
貴重な存在だと言う
証拠でもあります
時代の価値観に左右されない
根源的な命の尊さです
なぜ人として生まれてきたのか
生きる目的は何なのか
生きる価値は何なのか
どう生きるべきか
模範解答はありますが
自分が納得できる正解は
自分の外にはありません
自分の内にしかありません
自分の内でありながら
よくわかりません
心の奥底に何かありそうでも
中々、つかめません
正解のない問いを
考えるのはとても苦しいことです
だからこそ自分の責任において
自分の人生における
様々なことを問い続けることが
大切だと思います
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