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和尚のつぶやき #211(褒め過ぎない)

〇褒めるのもほどほどに
 褒められることが習慣になると
 褒められないことがダメな
 ことのように感じてしまう
 よくやったね、頑張ったより
 よかったね、くらいがいい
 よくできないときもあれば
 頑張れないときもあるからだ
 そんなに褒めてもらうと
 頑張らないといけなくなる
 たまたま運がいいだけ
 たまたまタイミングがよかっただけ
 それなのにあまり褒められると
 プレッシャーになる

 特に子どもに対しては
 ありのままを受け入れてやればいい
 成績が良くても悪くてもいい
 結果が出ても出なくてもいい
 明るくても暗くてもいい
 とにかく理想像と親の期待で
 子どもを見ないこと
 自分もそんなに何もかも
 できたわけではないのに
 子どもには期待する
 明らかに間違っている
 できればうれしい
 できなければ心配なのはわかるが
 親のエゴもほどほどにしないと
 子どもの心を侵食していく
 子どもの人生を削り取っていく
 子どもの人生を心配する前に
 自分の人生をどう生きるか
 自分がどうあるかを
 見つめた方が良い
 子どもは親の背中を
 じっと見ている
 するどいまなざしで
 そして暖かい愛情で

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