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和尚のつぶやき #322(責める心)

責任者を責める
加害者を責める
失敗を責める
人を責めることで
自分の正義や考えを訴える
ついには後悔から
自分を責める
責任を追及したり
反省をすることは必要ですが
責める心が先行すると
理屈はどうでもよくなり
ただひたすら
責めると言うことになります
責められた方も
とにかく謝る謝罪する
ということになり
責められている事象を
冷静に見つめることが
できなくなります

責める方は優位に立ち
どんどん責める
責められる方は
どんどん引いてしまい
向き合うのではなく
逃げ腰になってしまいます
その仲裁をするのが
裁判所でしょうが
日常の些事であっても
この形はいろいろな場面で
起こりうることです
世界の紛争でも
お互いが相手の非を
責める形で争います
それぞれに言い分があり
正義があります
それが厄介の元です

責めて解決すればいいのですが
責めれば責めるほど
お互いの距離は開き
相互理解が難しくなります
解決に向かうのではなく
迷路に入っていきます
自分を責めてしまうと
どんどん心が弱ってしまい
前に進むことができません
反省は必要ですが
後戻りできない現実を考えると
責めて解決するものではありません
より苦しみを深めてしまいます
誰にでも失敗もあれば
後悔もあります
生きていれば、それが当たり前です
責める心は自分の心を
傷つけ疲弊させます
自分を大切にしたいものです








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