和尚のつぶやき #172(育つ力)
○子どもを育てる
部下を育てる
いずれも人を育てるのは
容易いことではない
育てるとは、私が主語で
相手が目的語となる
相手を主語にすると
育つになる
子どもも部下も
自分の力で育つ
親も上司も
育てようと言う思いが
強すぎると育つ力を
削いでしまいかねない
手や口を出したくて
うずうずしてしまう
過保護な親 世話焼き上司
いずれも愛情の裏返しだが
適度にほっておくことも大切だ
結局は自分の気が済まないだけ
結果が自分に降りかかるのが
嫌なだけだ
自分に迷惑が掛からないように
いい子いい部下にしたいだけ
親も上司も結果を受け止める
覚悟がなければ
親にも上司にもなれない
相手を信じることが大切だ
しかし信じることほど
難しいこともない
信じていなければ
すぐに相手に伝わってしまう
信じていればそれも伝わる
特に子どもに対しては
信じる以外に道はない
まずは自分自身を信じること
子どもを信じるのは
それからかもしれない