社会性の低下か、元々そういう人なのか!?
転倒予防(介護予防)体操リーダー養成講座を受講してきました。講座の中で類似の高齢者向け体操の参加者の93%が参加して良かったと感じているといったデータを目にしました。
気になるのは参加して良かったと思えた点、もしくは理由です。
1.人と会う
大きく3つ列挙されておりました。
・他の参加者とのおしゃべりが楽しい
・健康維持増進の役に立つ
・仲間作りが出来た
高齢者向けの体操という事なのでで、健康維持増進の役に立つ事は当たり前と言えば当たり前です。期待に添えている事は何よりです。
そこで注目したいのは、3つの内の2つが対人関係に関する内容であったのです。それだけ社会性、社交性に恵まれていない裏付けにもなりますし、仮にそうでなくとも、より一層の社交を求めている事がわかります。
そして、体操に参加してから外出する機会が増えた人が半数を占めたというので驚きです。
2.対面を望まない人も
そうは言っても誰かと会う事は気が重かったり、そもそも対面する事に苦痛
しか感じない人も結構おります。
現に、転倒予防(介護予防)体操の男性参加者は全体の1割もいかないくらい少ないです。
参加しない人の理由が、対面が嫌という理由だけではないとは思いますが、そういった事が嫌いであったり、苦手な人も多くいるはずです。
やはり、人それぞれという事なので、人に会う事が絶対ではありませんし、当然強要は出来ません。
3.人と会う価値
定期的に誰かと対面する機会がある方がそうでないよりも、生活の満足度はあがるようです。結果QOLもあがるでしょう。
なぜならば、誰かと会って元気がもらえたりする事は誰もがあると思います。対面する事により力づけられたり、意欲や欲望が賦活されます。そして意思決定を促進させられるのです。
私もやってみよう、私も参加しようのきっかけは人と会う事の割合が非常に強い事がわかります。
人と対面する事で、大きな価値や効能がある事がわかりますが、それでも上でお伝えしたように苦痛を感じている人もいるので、尊重は忘れずに人との対面を促進していきたいものです。