意匠的考察01─Steve Hiett
『Girls In The Grass』ー 最初に目にしたのはAOR的な側面からの考察だったが、聴いてみるとちょっとイメージと違う。ギター+打ち込みで初期Durutti Columnのよう。デモテープ故のシンプルさなのだが。モノトーンの仕上がり。
一方『Down on the Road』はジャケットの通り天然色。ただし『渚にて』という邦題が付けられると、また違った印象を抱くのだが、AOR、ビーチミュージック、アンビエント・・・現在で言うところの様々な要素を孕んでいて時代を越えてくる。カバー、ブックの写真はファッション、広告写真的でありながら、どこかソール・ライターを思わせるイメージも引っ掛かる。
カバーの写真に惹かれるが、二つ折り4ページのインサート内側のレイアウトはいただけない。
16ページオールカラーの冊子が素晴らしい、ジャケットと共に印刷も良好。
Steve Hiett Down On The Road By The Beach (Full Album)
現在購入可能な唯一の写真集。Amazon経由でイギリスのBook Depositoryから安価で購入可能。