イタリア旅行2019 4日目-6月25日(火)
マテーラ2日目の朝です。ホテルの朝食は一階の広間でいただきます。種類も豊富なバイキングでついつい食べ過ぎます。名物のマテーラパンやケーキ、チーズ、ヨーグルト、フルーツなど結構充実していました。朝8時からはピアノやアコーディオンの生演奏がありました(選曲はベタですが)。
さて今日はまずTripadvidsorで見付けたサッシツアーに参加します(約¥3,000くらい)。今日も朝からかんかん照り、気温はおそらく30℃代後半でしょう。集合場所のサンピエトロカヴェオーソ教会(Chiesa dei Santi Pietro e Paolo)へ向かいます。青いシャツを着たガイドのお兄さんと合流。他の参加者はベルギーから来たご夫妻とフランスから来た若い夫婦、そしてオーストラリアから来た女性の4組。ガイドさんがインターナショナルチームだねと言ってました(日本人は珍しいと言われました)。
サンピエトロカヴェオーソ教会。
このツアーは洞窟住居を中心に廻るちょっとマニアックなツアーです。ガイドさんに連れられてマテーラの成り立ちを聞きながら、洞窟住居や洞窟住居を利用した土産物屋さんなど廻ります。
現在、洞窟住居=サッシに住んでる人は少なく、所有者は新市街の近代的なところに住んでるのだとか。また地面にある凹みがお墓の跡だったり、軒先の柱が実は家畜の骨だったりと教えていただきました。途中眺めの良いカフェで休憩を取ります。ここまでで1時間ちょっと歩いたか、早くも暑さに体力が奪われてます。
ちょっと判りにくいですが、家畜の骨が庇の下の支えに使われている。
土産物屋さんで水笛の説明を聞く。
後半もサッシの街中を練り歩きます。途中壁に掛けられたハリボテのような作り物の岩を案内されましたが、それはメル・ギブソン監督の映画『パッション』で使われたものだそうです。そしてここで耳寄りな情報をガイドさんから聞きました。なんと007の新作の撮影がマテーラで行われるそう(後で知ったのですが2019年の9月に撮影されたそうです)。コロナの影響でその映画『No time to die』は公開が2020年11月に延期されましたが観るのが待ち遠しいです。
左側の写真が映画『パッション』で使われた岩の作り物。
「007 Matera」で検索すると街中で撮られた色々な動画が見られます。
お昼過ぎにツアーは終了し解散となりました。実は渓谷を挟んだマテーラの街の向こう側に行ってみたくガイドさんに尋ねたのですが、バスでないと行けないそうで諦めました。ちなみに向こう側にはメル・ギブソンの像があるそうです。
マテーラの向かいの斜面にもたくさんの洞窟が見られます。
ランチ後はサンピエトロカヴェオーソ教会を見ます。中は薄暗い教会でした。そしてヴィーコソリタリオの洞窟住居で当時の暮らしぶりを拝見(ここはそんなに見る価値無いかな・・・)。
そして最初に行った土産物屋さんを再訪しお土産を購入。素敵な店主さんでした。
土産物屋のオヤジさんと記念撮影。
マテーラで買ったお土産。
晩ご飯までマテーラの街をくまなく廻ります。途中新市街の方にも足を延ばすと、城壁のようなものが見えてきたので行ってみることにしました。カステッロ公園でした。若者や子どもたちが気持ちよさそうに遊んでました。旧市街へ戻る途中で日本食レストランを発見。お好み焼きにお寿司となんでも食べられるようでした。
城壁前で僕はちょっとシエスタ・・・の間にこんな写真撮られていた・・・。
陽が傾いてきた頃にマテーラ大聖堂(Cattedrale di Matera)を見ます。この街一番の教会でその内部は素晴らしいものでした。そしてここからの眺めもまた素晴らしく、時間が経つのを忘れて見ていました。夕焼けの陽が照らすマテーラの街の美しさも格別です。
さて今夜のディナーはちょっと奮発してBaccantiというイタリアン・レストランへ。やはりTripadvidsorで見つけました。マテーラの渓谷側には高級レストラン(中には★付きも)が並んでました。時間を間違えて30分早く着いたらまだ開店前。周囲を散歩し開店時間ちょうどに再訪、もちろんこの店の一番乗りです。広い広い洞窟のレストランです。壁にはかつて使っていたであろう蝋燭を置く窪みもあって、かつてここが家畜の飼育や倉庫として使われていたことが偲ばれます。
フレンドリーで元気な店員さんでしたが、僕がアルコールを飲まないと知るや、かなりいじってこられました。イタリア人からすれば信じられないのでしょうね。ドリンクを頼むたびにいじられますが、嫌な感じは全くなく楽しいやり取りをしました。
途中からは少しご高齢の団体さんがやってきて、静かだった店内は一転賑やかに。「うるさくてごめんなさいね」と優しい気遣いもされる素敵な方々でした。お料理は名物マテーラパンとともに前菜(玉ねぎだったか)やパスタ、そしてメインのお肉をいただきます。食後のデザートもしっかりいただきました。味、雰囲気は最高、コスパもそれなりに良くて大満足のディナーでした!!
Baccanti
http://www.baccantiristorante.it/it/home/
さて街の中心部に戻るとたくさんの人出です。そして街には賑やかな音楽が溢れてます。夏季はサンフランチェスコダッシジ教会(Church of Saint Francis of Assisi)前で野外コンサートが行われているようです。当夜は地元の警察による楽隊のコンサートでした。夜22時近い時間ですが老若男女多くの人が演奏を楽しんでました。
教会はイタリアンカラーにライトアップもされてます。最後はイタリア国歌が流れみんな大合唱。みんな笑顔で帰って行きましたが、これまた素晴らしい時間を過ごすことが出来ました。その後ホテルに戻ってぐっすり就寝。(続く) ※Photo by Shin & Rei
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