パラレル親方と考える成長のあり方
12月19日 にパラレル親方というイベントがあり、飛び込んでみる機会を頂けたので、飛び込んで来た。
このときの熱量と情報量で頭はパンパンとなり、それがやっと少しずつ消化できてきた。あの時間はなんだったのか紐解いてみたいと思う。
パラレル親方イベントとは?
WEBメディアが乱立している一方で、ライター・編集者が足りない現状を打破すべく
さまざまなWEBメディアを中心に活躍している親方衆が立ち上がり、若手ライター・編集者(以下弟子候補者)を育てる機会をつくっちゃおうという企画。
詳しくはパラレル親方発起人徳谷柿次郎親方のこのブログにて。
イベント自体は、こんな感じで進んでいった。
親方衆や弟子の方たちが夢を見せるのではなく、リアルを感じて、弟子候補者たちが各々の覚悟を決める為の時間だった。
「親方、ついていきます!」
「弟子よ!俺についてこれるもんなら、ついてこい。」
お互い本気なのだ。そのため、不思議な熱量が会場を包み込んでいた。
親方衆や弟子の方々の熱のこもったトークの中で、個人的に特に印象に残った話というかハッとさせたれた瞬間がこちら。
モリジュンヤ親方の一言。まさしくそのとおりの状況になっている自分がいたのだ。その危機感があったからこそ、パラレル親方のイベントを見つけられました。そして、いま弟子に立候補しているのだと改めて思った。
長谷川リョー親方の一番弟子の小原さん。「できるようになるまで親方の傍を離れません!コミットします!」という熱意と覚悟を持ち、今日までやってきたからこそ成長著しいと親方に言わしめたのだと思う。また、そんな小原さんをしっかりと育てようとする親方の厳しい愛を感じた。ぼくもいち早く貢献できるように #小原課題図書 の中で読んでない本をパラレル親方に応募してから読みはじめてます。
司会のカツセさんの一言。仕事への誇りをもって、こだわって文章を書いていないと出てこない言葉だと感じた。当たり前のことだが、それをしっかりと言葉にするのは難しいこと。どんな仕事をしていても、この姿勢をいつまでも忘れずにいようと心に留めた一言だった。半端な気持ちでやれる仕事なんてない!
親方衆の話を聞いていると、師弟との関係性も、人の育て方も多様性があり、いろんな親方の現場を体験できることこそパラレル親方の価値である。だから、話を聞いていて、いろいろなところに思考が分散していった。
人を育てるってどういうこと?
ぼくが普段いるのは、飲食店の現場。
飲食の現場も負けず劣らず泥臭く、厳しい世界である。飲食店の現場でも人を育てることは、難しいけどやりがいがある。
難しいことは、人によって成長スピードが違うということ。
成長する人は、勝手に成長していく。そうじゃない人は、少しずつ成長する。その両者の違いは、その人がどれだけ自分のテーマをもって仕事に取り組んでいるかで決まると思う。
昨日より今日。今日より明日。なにかひとつでもできることを増やす。もしくは、できていることの質をあげる挑戦ができているか。
そのテーマを持ってもらうために、ある程度仕事を任せて、いつ失敗してもいい土壌を用意して、フィードバックを行なう。この繰り返しで、挑戦できる環境と信頼関係をつくっていっている。
楽しいことは、その成長を垣間見える瞬間があったとき。
久々に一緒に働いて、いつの間にかできることが増えていたりするとやっぱり嬉しいのだ。
「このほうがうまくいくんですよ。実は!」
という風に逆に教わったりすることもある。なので、正直教えると教わる立場というのではなく、一緒に成長していくというスタンスに近い教え方をしていたなと振り返る時間にもなった。
飲食店で働いているボクがライター・編集者に挑戦したい理由
さて、パラレル親方イベントに話を戻すと、いろんな話があった中で、しきりに話をしていたことは、
・あなたはなにをやりたい人なの?どんな人間なの?
・あなたは、それを実現するためになにをBETできるの?
「あなたは何者なの?時間も限られてるけど、聞かせて。」ということだ。
そもそも、なぜ飲食店で働いているボクが、今回パラレル親方に挑戦したのかというと理由はひとつだ。
人々が集まりたいと思う場をつくり、いい時間を提供する企画をつくりたいからだ。
これからの時代、飲食店というリアルな場を持っているのは強いと思っている。その場の個人個人がどう情報を編集して発信していくかが大事になってくるのだ。店も、宿も学校もリアルな場はなんでもメディアになる可能性を秘めているのではないだろうか。
そんなことを言いながらも今までブログを書いたりしてこなかったボクがこういうことを言うのは、まったく信用がないはずである。なにを隠そうこの投稿はnote初投稿だ。これまで誰かに見つかる場を自分でつくってこなかった。
過去の自分を責めても仕方ないが、書いてこなかったのは理由を考えてみた。
・書くことはなんとなくできるだろうと思っていた。
だから、そんなにやらなくても大丈夫だろうと浅はかな考えを持っていたのだ。恥ずかしいことに。
・心を動かすためには、行動で示すのが一番だと思っていたこと。
これまでの仕事では書くことよりもアクション主体で十分だったのだ。
しかし、店をメディアにするアイデアを考えるときに、行動だけでは足りず、書くこと・編集することを武器にする必要があることに気づいた。
行動だけでなく、書くこと、編集することを武器として、店をメディアにしていきたいと思っている。今回をきっかけに、新しいメディアの形をつくりたいのだ。そして、店の持つ課題を解決したり、そこに集ってくれる人に今回のようにいい時間を感じてもらいたいのだ。
それを実現するためになにをBETできるのかを考えてみた。
・正直な話をするとフルコミットはいま難しいです!がしかし、最低週3日はコミットすることを約束します!
・店というメディアを使って、いろいろと試行錯誤できます!
・イベント出店などやってるので役立つときがあるかもしれません!
・もろもろなんでもやります!いろいろ挑戦させてください!
きっと役に立ちます。いや、役に立ってみせます!
最後に
「言葉思いついちゃったから、やるしかないよねー。」と言って、パラレル親方イベントを実施してくださり、ありがとうございます。弟子候補者のぼくたちに寄り添ってリアルな話を聞くことができ、書くこと・編集することに取り組む覚悟ができました。この機会を次に繋げるべく、書きます!動きまくります!