「地盤のエキスパートとして人々の生活を支えたい」：山下工業株式会社　山下社長インタビュー

こんにちは！
今回は、山下工業株式会社の山下社長にインタビューを行いました。
地盤業界に長く携わっておられる山下社長。
いかにしてこの道を進んで来られたのか、どのような思いでお仕事されているのかなど、たくさんお話をしていただきました。
ぜひ、最後までご覧ください！

地盤業界の需要を確信し独立

ーこれまでのご経歴を教えてください。

私は、地盤の作業員を21歳から6年間していました。
この会社でも最初は職人をしていました。

ーどのようにして会社を立ち上げられたのですか？

元々は杭工事の現場管理をしていて、そこで仕事を覚えて自分で独立する時に、現場作業員をやってみようと思ったのが始まりでしたね。
2000年に住宅品質確保促進法ができてから、工務店もしくは設計事務所が、住宅引き渡し後の10年間は責任を取らなければならなくなりました。
それから地盤調査が必要となり地盤改良工事の重要性が認知され、これから需要が増えていくと思い、会社を立ち上げました。

ーおいくつで始められたのですか？

27歳の時に完全に独立しました。

ウルトラコラム工法の性能証明を取得

ー会社を立ち上げられてから、これまでで1番嬉しかったことを教えてください。

今、私がやってるウルトラコラム工法の建築技術性能証明を取れるようになったことは嬉しかったですね。

ー性能証明を取るためにはどのような過程があるのですか？

全国の土質で試験をしないといけないので、北海道から九州まで様々な土地で試験を行いました。

ーそれぞれの土地に赴いて試験されるのでしょうか。

機械を実際に持って全国を回るとすごくお金もかかるので、地盤で知り合った全国の仲間に協力してもらっていました。
それでも、2年間かけて30現場以上試験をし多額の費用がかかりましたね。

ーその工法を得られたことで、何か変化はありましたか？

ウルトラコラム工法は全国的にも名前が売れてきていて、現在沖縄から北海道まで130社くらいがウルトラコラムのグループに入っています。
それによって全国に仲間ができたので、金銭的な面もですが、仕事を助けてもらえることも多いです。

震災の経験から地盤改良の大切さを再認識

ーこれまで1番苦しかったことを教えてください。

1番苦しかったのは、リーマンショックの時ですね。
一気に仕事がなくなりました。
コロナ禍よりもきつかったです。

ー大変苦しかったと思いますが、どのような思いで乗り越えてこられたのですか？

この業界の仕事はなくなることはないだろうと思っていたので、希望をもって続けてこられました。

ーこれまで1番印象に残っている嬉しかったことを教えてください。

阪神大震災以降、地盤改良をしている家は傾かなかったという事例などがあり、やはり地盤が大切だということでこの業界も見直されました。
そういうことからも、自分たちがしているこの地盤の仕事は大切なことなんだと改めて感じて嬉しかったですね。

コミュニケーションでつながりを大事に

ーお仕事する上で1番大切にしていることや、意識されていることはありますか？

1番はやっぱりコミュニケーションですね。
現場の監督や設計の方としっかりコミュニケーションをとっています。
また、総会や忘年会など、色々なところに顔を出して周りの方とのつながりを大事にしていますね。

ー社長もよく従業員の方と会話されますか？

はい、よく話します。顔見たら話しますね。
若い従業員もゴルフもやり出して、その話なんかも結構しています。

ー従業員の方に期待してることや、目指してほしい姿を教えてください。

私たちの技術をきちんと理解して、お客様に伝えることができるようになってほしいです。

ーそのために会社でどのような工夫をされていますか？

新しい工法を開発した時には、講習会を開いて内容を説明していますが、 なかなかそれだけでは頭に入らないので、現場で覚えて実際に作業していく流れにしています。

ーこの会社にはどのような方が向いていると思われますか？

1番向いてるのは、よく話す人ですね。（笑）
先ほども少し話しましたが、コミュニケーションを大事にしていますので、人間関係はもちろん、仕事を円滑に進めるためにも、話すことは大事だと思っています。

長く続く会社に

ー今後の目標やビジョンを教えてください。

1番思っているのは、長く続く会社にしたいということですね。

ー現在息子さんも入られているので、継いでもらうようなイメージですね。

そうですね。まだまだですが頑張ってほしいです。

ー社長の個人的な夢はありますか？

もうちょっとゴルフ上手くなりたいですね。（笑）
これから涼しくなるので月2ぐらいで行きたいです。

ー最後に、これから入社される方にメッセージをお願いします。

楽しい仲間がいっぱいいて、みんなで協力して仲良くやっていきたいと思っているので、よろしくお願いします！

最後に

終始、朗らかな雰囲気でお話されていた山下社長。
震災時に感じられた気持ちが今のお仕事の礎となり、仲間と共に歩んでこられた姿が非常に印象的でした。
ますます発展し、長く続く会社になっていくであろう山下工業株式会社の今後が楽しみです。
興味を持たれた方は、ぜひ、山下工業株式会社の採用情報をご覧ください！