【漫才台本】抱っこ
どうも、センサールマンの山﨑仕事人（微熱腰痛マン）です。
よろしくお願いします。
本日はネタ台本を載せる回です。
まだ舞台でやっていないしネタ合わせもしていない「台本だけ」の状態のものです。
センサールマンのネタは、最初に僕が“とりあえず”一本書いていって、そこから二人で大幅に作り直すということが多いんですが、実際にライブでやる時には最初の原型を留めていないことも多々あります。
この記事の台本はその“とりあえず”の原型なので、いつかこのネタを披露した時に「これがこうなったか～」と楽しんでやってください。
【漫才】抱っこ
愛「あなた息子さんがいるじゃないですか。」
山「はい、今9ヶ月の息子がいるんですよ。」
愛「良ければ抱っこしてあげましょうか？」
山「ん？うちの子を抱っこしたいの？別にいいですけど。」
愛「いや、僕がしたいと言うか、してあげましょうか？」
山「どういう意味？なんで？」
愛「お相撲さんが子供を抱っこしてあげたりするじゃないですか。あの感じです。」
山「じゃあいらんよ！お相撲さんは抱っこしてもらうことで子供が元気に育ちますようにみたいな意味があるんだから！」
愛「うん。だからそれで！」
山「だからそれで、じゃないのよ！いらんって！」
愛「え？抱っこしちゃダメなんですか？」
山「いや、抱っこはいいのよ。でもお相撲さん的な感じの抱っこはあなたにやってもらっても意味がないでしょ？ってこと！」
愛「え？抱っこしちゃダメってことですか？」
山「人の話聞けや！！抱っこするのはいいけど、お相撲さん的な抱っこはいらんって言ってんの！！」
愛「あー、はいはい。分かりましたよ。」
山「なにが？」
愛「どすこい！」
山「ナメんなよ！！それでじゃあ抱っこして〜、ってなると思ったか！」
愛「本物のお相撲さんじゃないと意味がないってことですか？」
山「そりゃそうだろ！」
愛「相方よりもお相撲さんの抱っこの方が上だということですか？」
山「いや、上とか下とかじゃなくて、お相撲さん的な抱っこはお相撲さんに抱っこしてもらわないとお相撲さん的な抱っこにならないから意味ないでしょ！」
愛「え？お相撲さん的な抱っこはお相撲さんに抱っこしてもらわないとお相撲さん的な抱っこにならないから意味ないんですか？」
山「お相撲さん的な抱っこってなんだ！！僕から言い出しといて悪いけど気持ち悪いワードだよ！」
愛「ほんならお相撲さんに抱っこしてもらったらいいじゃないですか！！」
山「急に何を怒っとるんだよ！」
愛「さっきからお相撲さんお相撲さんって！じゃあ最初から僕に抱っこの話なんかしなかったら良かったでしょ！！」
山「抱っこの話はお前からしてきたんだろ！！抱っこの話もお相撲さんの話もお前の口から飛び出してきたんだよ！！」
愛「正に上手投げですね！」
山「…どういう意味！？全然分からんぞ！」
愛「よっしゃ！じゃあ相撲とろう！（かまえる）」
山「なんで！？何がじゃあなんだよ！」
愛「僕が勝ったら息子を抱っこさせてもらうからな！」
山「だから抱っこはしてもええって言っとるだろ！！」
愛「そんで僕が勝ったら息子は健康に育つってことな！」
山「じゃあ負けるわ！！（その場で寝転んで）ほら負けた！あなたの勝ち！これでうちの子は健康だ！やったぜ！！」
愛「ただいまの決まり手は息子可愛い〜！（行司の言い方）」
山「（立ち上がって）なにしとるんだよ！！なんだこれ！」
愛「息子さんを立派な横綱にしましょうね！」
山「いや、そんな話は！」
2人「してない！！どひゃー」
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