デプスインタビューを有効活用するためのポイントは?手法について解説
マーケティングにおいては情報収集が重要なファクターとなるため、定性調査を継続的に実践することが大切です。その手法の一環として知られているのがデプスインタビューですが、通常のインタビューとはどのような点で異なるのでしょうか。
今回は、デプスインタビューの概要やその効果、そしてデプスインタビューを有効活用する上でのポイントについて、解説します。
デプスインタビューとは
デプスインタビューは日本だと「深層面接法」の名前でも知られている定性調査のためのインタビュー手法で、インタビュアーとインタビュイーがマンツーマンで対話を重ねながら、必要な情報収集を行います。
お題目に則った表面的な質問にとどまらず、インタビュイーのライフスタイルや日々の行動にも迫りながらコミュニケーションをとるので、有益で深い話を聞くことができます。
デプスインタビューはその特性上、一人当たりにかけるインタビュー時間がアンケート調査などに比べると長く、1〜2時間を要することも珍しくありません。時間をかける分、実際にインタビューを行う人数は数人から数十人程度であるため、深く掘り下げて話を聞くことに特化した手法と言えるでしょう。
デプスインタビューの効果
デプスインタビューがマーケティングにおいて重視されている理由としては、自社商品を手に取るまでの生活行動や、手にとってからの行動を深く理解することができる点にあります。
自社で想定していたユーザーのライフスタイルや商品価値についてのすり合わせが目の前のユーザーと行えるので、どのような運用の違いがあり、どこまで想定通りだったのかを答え合わせする際に活躍します。
また、インタビューを通じて自社で認識していなかった価値がもたらされていることや、どんな認識の違いがあって価値が届いてなかったかを発見したり、逆にユーザーに対して新しい発見を与える機会を設けるのにもつながります。
特定のテーマについて深く話す機会というのは限られているため、双方にとって有益な時間を過ごすことができるでしょう。
デプスインタビュー有効活用のポイント
デプスインタビューを効果的に運用するためには、一回あたりのインタビューに長い時間をかけることに注目する必要があるでしょう。
インタビューは数が多ければ多いほど良いものですが、プロジェクトの都合上、悠長に実施できないことも多いものです。あらかじめどれくらいの人数分の話が聞ければ十分なのか、想定しておくことが大切です。
また、インタビュー後に話をまとめて重要な情報を抽出し、分析にかけるプロセスも大切です。インタビューに時間をかけるだけでなく、インタビューをまとめる時間にも十分なゆとりを設けておきましょう。
まとめ
デプスインタビューは顧客の満足度を調査したり、商品の反応を知ったりする上で重要な取り組みとなっています。ライフスタイルの変化や新しいトレンドを把握するための手段としても有効なため、うまく活用して自社のマーケティングに落とし込みましょう。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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