京都、お散歩・・・②「伏見界隈」
京都といえば、金閣寺・銀閣寺・清水寺・伏見稲荷大社・二条城・御所
などなど
有名なスポットはここに書ききれないほどありますね
ここでは、お散歩しながら何気ない場所・風景をまったりとご紹介したいと思います
今回は伏見に行ってきました
京阪電鉄中書島駅
「おけいはん」の愛称で親しまれる京阪電鉄の中書島駅に降り立ちました。
京阪本線と宇治線を結ぶターミナル駅ですが、まあ普通の感じの駅です。
道しるべには「北 寺田屋」となっています。
伏見といえば、「伏見稲荷大社」、「醍醐寺」、「酒蔵」、坂本龍馬が襲撃された旅籠「寺田屋」などが有名ですね。
「伏見稲荷大社」と「醍醐寺」は別の機会に訪問します。
忘れてはならないのが「伏見城」。
豊臣秀吉が築城し、災害や石田三成に襲われて何度も倒壊しては築城されました。
一時はほんの短い間ですが日本の首都だったそうです。
首都だったことは、タモリさんの番組を観て知りました。
日本人の常識なんですかね?
私は歴史に疎いというか全然憶えられないんですね。もったいないと思います。
今日も特に歴史に焦点を当てるわけではなく、タイトルのとおり、お散歩です。
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目の前にある昭和の雰囲気の残る、中書島新地という遊郭跡へ進む商店街を歩きます。
「新地」というのは遊郭のことで、大阪にも〇〇新地という場所がいくつか残ってますね。現役のところもありますし、北新地のように歓楽街としても。
新地湯
さて、少し進むと銭湯ファンの間でも大人気の「新地湯」があります。このノスタルジックな佇まいの建物は昭和初期に建てられたそうで、眺めているとタイムスリップしたかのような気分になります。
地下水で沸かしているため、柔らかいお湯だと評判です。
昭和な感じのポスターが目を引きます。
商店街を北へ真っ直ぐ行くと「寺田屋」や「酒蔵」があるのですが、東へ歩を進めますと川と橋が見えてきました。
十石舟
辨天橋から「十石舟」が見えました。なかなか風流な眺めです。
船の横に見えるのが乗り降り場です。
今は遊覧船ですが、江戸時代から明治時代後半まで大阪と行き来していました。
港町として栄えていたのですね。
のりば入口から階段を降りると「十石舟」の乗り場がありますが、気持ちがよさそうなので、その前を通り過ぎて川沿いを歩いてみました。
そのまま川沿い進みましたが、なかなか上に上がれません。
なんとか道へ戻ることができました。
そのまま道を進むと、また橋があり、通り過ぎるとかの有名な「寺田屋」が見えてきました。
寺田屋
横から敷地に入ってみます。
庭に入ってみると、石碑などがありました。
入場料を払って入ってみます。
画像では分かりにくいですが、あの刀痕もありました。
手書きの説明があちこちに貼ってあります。
この旅籠で坂本龍馬が襲撃されたんですなぁ。
さて、寺田屋を出て竜馬通り商店街に入ります。
お腹が空いたので「大進亭」というお店でランチをいただきました。
今日のサービスランチはメンチカツ。手頃なお値段で美味しくいただきました。
いや、ホントに美味しかった。
さすが、酒処ですね、ランチの飲み物はコーヒーの他、お酒も何種類か選べるようになっています。
笑顔の素敵なマダムがひとりで切り盛りされておりました。常連さんとベタベタするわけではなく、一見さんでものんびりできました。
ここは大事なポイントです。
酒蔵巡り
伏見は酒蔵の街で、月桂冠、黄桜、玉乃光、キンシ正宗、私の好きな山本本家や英勲などがあります。焼酎で有名な宝酒造も伏見ですね。
今日は黄桜カッパカントリーに行ってみました。
酒造りの歴史についての資料を展示する記念館やレストランがありました。
レトロな街並み
どこを通っても古い建物が散見されます。
「鳥せい本店」は山本本家と共同経営の鶏料理のお店です。
以前ここで宴会をしたのですが、料理もさることながら、蔵元直送の生原酒の美味しかったこと。
呑みすぎてつぶれしまい、妻に叱られたことが今でも忘れられません。
「月桂冠大倉記念館」の前を通り過ぎると、また「辨天橋」が見えてきました。
渡って右へ折れると、どことなく中国風の「長建寺」というお寺がありました。
長建寺
京都で唯一、弁財天を本尊とするお寺で、弁財天は芸事などにご利益があるそうです。
本堂前に湧く「閼伽水(あかみず)」は伏見の名水として知られています。
周りを見ますと誰もいません。
ひとりで「閼伽水」を見ていると、弁財天に手を合わせに行く遊女達の姿が目に浮かぶようです。
伏見といえば水、いい水があるから酒蔵が集まるのですね。
伏見には街角にいくつか井戸があり、近所の人や遠くからでも水を汲みに来る姿が見られますよ。
ということで、中書島駅に戻り、家路につきました。
今回は足早な訪問でした。