🪜髙山昨日の振り返り 餅つきの振動は老人の記憶を呼び起こすか 2024/12/30(月)🪜
毎年恒例12月30日は
お隣のペッタンペッタンの音で
目が覚める
正しくはその振動で
いつもはおばあさん1人で
暮らしてるのだが
盆だ正月だと娘や息子が
子供を連れて帰ってきて
賑やかになるお隣
毎年12月30日は
杵と臼で餅をつく決まりらしく
ここへ越してきてからほぼ毎年
餅つきで目を覚ますようになった
餅つきを喜ぶ子供達の
きらびやかな声もしているようだ
僕は耳栓をして寝ていてるので
ほぼ聞こえないのだが
餅つきというのは
軽い地響きがすることを
ご存知だろうか?
家ごとミシミシ揺れるとか
物が落ちるなんてことはない
揺れとしては家の前を
大型ダンプが通り過ぎたときのほうが
揺れるくらいなのだけど
寝ていると
杵が振り下ろされるタイミングで
背中にほんの少し
軽い衝撃を感じるのだ
まどろみながら
頭の中に妄想の景色が広がる
僕は
家を子や孫の代に譲って
病床にふせっている年寄り
そう大きくはないが
昔は家を切り盛りし
餅つきなどの家族の行事も
率先してやってきた
いまは視力も聴力も落ちて
起き上がることもままならないが
ふと 寝ている布団の背中に
振動が優しく心地よく伝わってくる
餅つきか
きっと子どもたちははしゃいで
臼の周りでおこぼれを食べたり
しているのだろう
老人はまどろみながら
背中に年の瀬を感じるのだった
なんのことやねーん なんのことやねーん
ひとんちの餅つきの振動使って
なにをしてるのだ僕は
さておきそうやって目覚めた昨日は
頼まれた曲と頼まれなかった曲を作り
元旦に蒲原の浜で歌う曲を考えていた
音響も自前なのと浜の風や塩の問題もあるので
最低限の機材で行きたいけど
せっかく来てくれるみんなに
いい感じになって欲しくもあってジレンマ
ジレンマって言葉はギリシャ語らしいが
「じれ」が入ってることで
じれったさが加わって
伝わった当初からきっと
日本人にも実感が湧きやすかったと思う
昼はインスタントラーメン(またラーメンかよ)
近所で異常発生しているというパクチーのお裾分けで
幸せな気持ちになった
いよいよ今年もあと1日
もろもろ間に合いません