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わたしよ、さようなら
わたしの1年半年分の髪の毛たちよ、さようなら。
愛していたよ、誰よりも。
誰よりも私のそばに寄り添い、不調な時は知らせてくれる。
嬉しいときには、おめかしして応えてくれる。
あなたはわたしの分身であり、わたし自身でもあった。
色々と新しいことを始めるために、身につけているものを手放したかった。
わたしの場合、それが髪の毛だった。
女の子らしい、長くてくるくるしたロングヘアはいつだって憧れで。
やっとの思いで、ここまで伸ばしてきたのに。
いつだって手放すときは、一瞬。
だが、しかし、わたしには女の子らしいとか、綺麗に見せるとか、今はそんなことは必要ないのよ。
自分の好きなことをやるために、全力で走るために、身軽になる準備が必要なのよ。
そのためには、髪の毛よ、
君は少し重た過ぎた。
またこれからゆっくりと時間をかけて、自分が好きになれるわたしの分身を作っていきましょ。