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同じ轍。Xデザイン学校大阪大阪分校2020[05]([04]も)
怠りがちでお恥ずかしい限りです。Xデザイン学校大阪分校2020も、オンラインとリアルの併用で、今日は第5回。予定では、可視化とストーリーテリングでしたが、実質的にビジョンデザイン。前回の[04]の延長線上にあるので、併せて書きます。
昨年度はビジョンという言葉が前面に出てたわけではなかったですが、内容的にはしっかり重なってます。そして、きれいにすっ転んだステップの一つでした。
今読み直してたんですが、同じ轍をしっかり踏んでしまってて、今まさに半泣きです( ;∀;)
ついつい、サービスデザインというとUXデザインと重ね合わせて考えてしまいがちです。もちろん、UXはすごく大事です。ただ、サービスデザインはそこにとどまらないのが重要なポイントだったりするわけです。
しかも、その考え方それ自体は、私も講義とかでよく説明するものと重なり合うのに、実際にやるとなると、なかなか難しい。
今回、チームでビジネス側についても、ここをクライアント企業さんに設定しようっていう点は共有して、リサーチしとかないいけませんねって話はしました。それが今朝だったりしたので、当然準備としてはまったくできておらずで。
ただ、それ以前に、そもそも「そのサービスを提供しようとするのは誰なのか」という起点となる主体をちゃんと把握するというプロセスが初手にきておかないと、焦点が定まらないというのは、言われてみれば当然ですし、昨年のことを考えれば、そこは乗り越えとかないといけなかったわけです。
が、順序として逆転してしまってました。
同じ轍を、きれいに踏んじゃってました。
※昨年度のときに「わかった」と感じていたのは、ビジネスインタビューの重要性だけで、それがどういう位置にきておくべきなのかまでは、身体化できてなかったというのが、今回の失敗の原因かなと思います。
ただ、昨年の失敗が念頭になかったわけではないので、ちょっとばかりの準備はできてます(笑)
昨年のこともあって、仕事用に私製の整理シートも拵えたので(これは、企業行動論の枠組に即したものです。使ってみて、ダメだったら修正するか、あるいは放棄しますw)、こういうのを使って、起点を見定めたいと思います。
ゲームチェンジするにしても、何が「武器」として使えるのかをちゃんと自分でわかってないとだめですもんね。後期の企業発展論では、そういうことをワークとしてやってもらいながら進めるつもりだったので、私にとっては心臓にぶっ刺さる、ほんとにありがたい学びでした。
次回に向けて、チームのみなさんとここらあたりを見定めたいと思います。
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昨年度ももちろんそうですが、経営学を学んでいる私がXデザイン学校でサービスデザインを学んでいるというのは、もちろん、ゼミのプロジェクトなどでメンバーたちにいくらかなりともピント外れではないコメントをできるように、というのもあります。ただ、より抽象化して考えれば、価値が創造されゆくプロセスをいくらかなりともトレーニングしておかないと、経営学における理論の実践的意義が身体的にまったくわからないからというところに行きつきます。
もちろん、そんなことをする必要はないといえば、ありません。だいたい、そんなことしてる経営学者はそういないと思います。むしろ、昔の私なら徹頭徹尾拒否したと思います。
ただ、学びとしてではあっても、実践的な視点に立ってみることで、経営学に諸理論の現実妥当性を考える手がかりにはなるかと思うのです。
実践的学びに足を突っ込んでる経営学史研究者がいても、まぁ悪くはないかなと。今はそう考えてます。
こんな言い訳がましいことを書いてるのは、明日、第8回Xデザインフォーラムに登壇させてもらうからです(笑)
経営学といっても、ものすごく範囲は広いし、視座も多様だし、方法もいろいろあります。そういうのを一括りにお話しするのは、かなり難しいのですが、何とか頑張りたいと思います。
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ということで、今日も浅野先生、佐藤先生、Bチームのみなさん、2020年度大阪分校のみなさん、ありがとうございました!
次回もどうぞよろしくお願いいたします!