将来のことに想いを馳せる昼下がり
今日は直属の上司が代休のため、私の心は一休みしている。
開放的な気分でノースリーブのワンピースを着て、設定温度28度のクーラーに当たりながらメールをチェックしている。
寒がりな私でさえも寒くないこの気温。
暑がりには耐えられそうにない職場だ。
嵐の前の静けさに怯えながら、将来についてひたすら考えている。
つい3週間ほど前までは実家の猫が生死を彷徨っており母親に電話をかける頻度も高かったが、失恋の悲しみから一度電話をかけて以来、連絡を取っていない。
失恋した勢いで始めたティンダーもペアーズも、眺めているだけだ。
私は5年後、10年後、一体何をしているのだろう。
自分が本当にやりたかったこととは、一体何なのだろう。
資格が取れるからという単純な理由で薬学科に進学したものの、薬学にあまり興味を持つことが出来ずに卒業の日を迎えてしまった。
資格を使わない進路を積極的に選ぶ人が多いという現実をどう受け止めるべきなのか、私にはよく分からない。
ただ、薬学部にいたからこそ見えたものもあったと思う。
それは、イメージと実態との乖離だ。
薬剤師として勤務をしているわけではないため私があれこれ言える立場にはないが、少なくとも世間一般の調剤薬剤師に対するイメージほど容易い仕事ではないと思った。
同じく今の仕事にもイメージと実態には乖離があると思う。
きっとそういう面はどんな仕事にだってあるはずだ。
ここまで書いて、私が将来なんとなく、ぼんやりと描いていたやりたいことを思い出した。
それは、薬学の世界から離れることによって身につけた様々な技術をもって薬学分野に貢献することだ。
内部にいては見えなくなるその仕事の盲点をつくことで、職場環境であったり働き方をよりスマートにしたいという想いがあった。
それか、「薬剤師人生もなんだかんだ楽しいじゃん!」と思えるような薬剤師人生(もっと広義で今あまり人生を楽しめてないまたは不満がある人の人生)を送れるようなアプローチが出来たらいいな、なんて妄想している。
昼下がり、眠気との闘いに負けそうになりながらも自分の人生と向き合える今に乾杯。
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