ARFID 回避制限性食物摂取症〜2学期①〜
9月上旬
前回の採決結果を聞きに小児科へ行きました。
小児科へ着くと看護師さんたちが忙しかったのか先生自ら身長を測ってくれました。
そこで先生が立っている姿を初めて見たのですが、想像してた以上に背が高かったのです!
おそらく180cmはあるかと思います。
いつもは体を小さく折りたたんで椅子に座って 子供と目線が合うようにしていらしてのね!!と娘と待合室で盛り上がりました。
ますます好感度が上がりました。
さて、検査の結果は異常なし。
貧血があると味覚が変わって食事量が減ることもあると言われていましたが、それも問題なし。
成長ホルモンやらケトン体やら先生が怪しいと睨んだ項目は全て問題なし。
ほっとする気持ちといよいよ精神的なものかと思いました。
娘はこの頃自分でネットでいろいろ調べて、もしかしたら嘔吐恐怖症かもと言っていました。
他人が吐くのも自分が吐くのも怖かったからです。
それにしても食欲がこんなになくなるものなのか?
はっきりした原因はわからないまま体重の減りも止まっていたのですが、念のため次に行く予定の小児科への紹介状を書いてもらいました。
最後に先生に長い間お世話になりましたと言うと大きくなってや〜と励ましの言葉を頂きました。
実はこのときすっかり吐き気止めを処方してもらうのを忘れていたんです…一生の不覚!
仕方なくネットで吐き気止め、ストレス、息が詰まるなど娘が訴る症状で検索して出てきた漢方薬の半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)を購入し、しばらくは様子を見ました。
こうして不安の強い日は漢方薬を飲んでどうにかこうにか頑張って登校し、保健室にも何度もお世話になりました。
給食を食べるのも不安なので
職員室でゼリー飲料を持ち込み飲む毎日。
顔見知りの先生も自然と増え教室以外の居場所ができたようでした。
そして夏休み前にお願いしていた週一回のスクールカウンセラーとの面談も始まりました。
初対面の朝は案の定 行きたくない…怖い…と人見知り全開でした。
しかし帰ってくると、今まで話した大人の中で一番いい人!めっちゃ共感してくれた!否定とか全然なかった!また来週話すねん♪と180度綺麗に華麗にターンしていました。
かわいいやつめ。
9月中旬
いよいよビッグイベント修学旅行!!
幸い一泊なので参加することができました。
事前に担任と食事をどうするか相談させてもらい、全食持参する事にして、食べる場所もクラスメイトとは少し離れた席で食べられるように配慮してもらいました。
ゼリー飲料やらワッフルやらおにぎりやらを余分に準備して荷物はやたら多くなってしまいました。
出発日
朝からモウムリ!ハキソウ!!と
行く直前まで呪文を唱えていましたが、友達と一緒に行くって約束したから!と鬼の形相でいざ出発!
あなたのその強さ、素敵です。
バスや食事の時には保健室の先生がそばで待機してくださったそうです。
ほんとうにありがとうございました。
帰ってきた時にはほっとした顔と吐かなかった自信がでたのか、めっちゃ疲れたけどめっちゃ楽しかった!また行きたい!と言っていました。
いろいろとお世話になった先生たちにその気持ち伝えてあげてなーと言うとうん!!と眩しすぎる笑顔でまたもや華麗にターンを決めてくれました。
もうオリンピック出よか。
明らかにこの一週間で娘の中で何かが動き出したみたいでした。
笑顔も増えてきていました。
それを伝えると、せやねん!自分でもそう思う!って。
それと同時にすこーし食事量も増えていました。まだまだ先はわかりませんが、みんなの力を借りて不安もバネにしながら進めたらいいなぁと思いました。
結局9月は合計2日の微熱がでたのでお休みしたのと何日かの保健室通いでした。