「せっかく」で担う世界のサブシステム
前回、こんな記事を書いた。すっきりした。
これまでたいそれたことを考えてきたのも、働きたくないけど、せっかく働くなら、という「せっかく」というお気持ちである。
僕と同じように還暦を過ぎているその彼女は朝に出社すると必ず、誰よりも元気に「おはようございます」と声をかけて下さる。役職員一同、彼女から元気をもらっている。彼女の仕事は毎日同じ時間に、同じ場所を、同じように清掃することだ。
あるときに「いつもトイレをきれいに保っていただいてありがとうございます」とお礼を伝えると、「せっかくやるんだったらみんなに気持ち良く使ってもらえる方がいいじゃないですか」という言葉がすぐに返ってきた。
その通りである。彼女が毎日オフィスをきれいに清掃してくださっているおかげで僕たちは明るい気持ちで仕事と向き合えている。彼女は彼女なりに歴とした世界経営計画のサブシステムを担っている。
せっかくやるんだったら、である。
「せっかく」で担う世界経営のサブシステム、最高じゃないか。
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