見出し画像

【ツーリング日記】山口から阿蘇に行ってきた!!!

2022.11.6
朝、5時。
スマホのアラームと共に目が覚める。

この日がついにやってきた。私の人生の中で何番目かに大きなチャレンジ。
顔を洗い、髪をとかし、寝間着を脱ぎ捨て、できる限りの厚着をする。
セブンのおにぎりと、たまごむしぱんを食べていたら、出発の時間になった。

急いで準備をして、集合場所に向かう。
早朝にエンジンをかけると、ご近所迷惑になるかな、って思って、コンビニの駐車場までバイクを押した。

静寂の中に、私のバイクのエンジン音が響き渡る。
さぁ、旅のはじまりだ。

はじめまして、おふたりさん

待ち合わせ場所のコンビニに向かうと、すでにこの日ツーリングをともにしてくださるお二方がいらしていた。
5分遅れて到着する、若造🐼。

お互いにはじめまして、の挨拶を交わす。
今回ご一緒してくださったのは、ツイッターで出会ったお二方。
ここではハクさんとひろさんと呼ばせていただきます。
50代、40代、20代と年齢もバラバラで一見、異色のメンバー。
そんなわたしたちが向かう場所は

熊本県阿蘇市!!!

(●゚(エ)゚●)

ハクさんにお誘いを頂いて実現したツーリング。
ルートも行き先もハクさんが考えてくださった。

先導ハクさん、真ん中私、後方にひろさん。
この順番でスタート。
出発から到着まで書くから記事は長いです。
ツーリングの様子をお楽しみに。

①福岡(関門トンネル、国道10号線)

下関を出発して、まずは関門トンネル。
バイクは110円。
寒いところからトンネルに入ったから、シールドもミラーも全部曇った。

トンネルを抜けたら福岡県。3号線、そして10号線へと進んでいく。
北九州空港近くを通り、一行は大分へ。

②大分(童話の里くす、九重“夢”大吊橋、ミルクランドファーム)

国道10号線で宇佐市まで来た。
そして私達は、国道387号線へ。
ゆったりとした道が続く。
景色が耶馬渓に似ていて、紅葉がとても綺麗だった。
日に当たるもみじがとても美しくて、秋っていいなって。
シールドを開けて走った。
目の前には、ハーレーのおじさま軍団がいて、しばしのマスツー。

途中で宇佐のマチュピチュ展望所などもあり、景色がいいところなんだろうなって行ってみたくなった。

宇佐のマチュピチュ展望所

ゆるーい山道をくだると、道の駅が見えた。

道の駅 童話の里くす

トイレ休憩がてら入ると、目の前に現れたのはおおきなおおきな桃太郎(と手下)

対面にいる鬼の像を完全に煽ってるくらいいい笑顔。

ももたろさん
おにさん


ジュースとスープで体が温まったところで、再びバイクへ。
あとから気づいたけど、この近くに豊後森機関庫ってあるんだね。
そこは17日にまた行くからお楽しみに。

387号線から国道210号線に合流。
超有名ドライブスポット。

やまなみハイウェイ!!への道

だが、私達は県道40号線(飯田高原中村線)へ。
九重町に入る。
緩やか、と思いきや急に本日始めての急な山道。
そこからはヘアピンカーブがつづき、わたしの笑い声も続く。

やばない?

桂茶屋(九酔峡)とか、人が多くてびっくりした。
なんたってこのあたり、紅葉がめちゃくちゃキレイ。

ここらでバイクを停めて、私達も写真撮影。
近くに、二匹の鬼という宿があったので鬼ポーズ。

三匹の鬼
さっきの桃太郎に引きずられすぎ。

九重“夢”大吊橋

なんだか人がたくさん集まってる。
いってみよう!と入った。
吊橋はお金かかるみたいだったからみるだけ。
写真はたくさん撮った。

わたしたち
大吊橋
紅葉が最高!
そしてわたしたち

ここで撮影をしていたら、地元民から耳よりな情報が。
その人が言うには「今まで食べたアイスの中で一番美味しい!」と。
その人からお店の場所を聞き、私達は噂の牧場へと向かう。

ミルクランドファーム

しぼりたてアイスクリーム、という看板に惹かれ店内へ。
味は思ったよりも数あって迷いに迷った結果
ミルク×抹茶に決定。

二種類選べて350円

美味しかった!!!
ハクさんとひろさんはスプーンで丁寧に食べている横で、まるかじりをする女子(仮)
牧場の味って感じで濃厚なアイスを堪能!

冷たいアイスで満たされたあとは、いよいよ阿蘇へ。
ここまで書いて、まだ阿蘇にも入ってないんよ。

このミルクランドファーム、やまなみハイウェイのすぐわきにあったから、出発してすぐにうわさのやまなみハイウェイへ!

③やまなみハイウェイ

県道11号線、通称やまなみハイウェイ。
ここはめちゃくちゃ通りたかったところ。
父から話を聞いたことがあって、いつかは自分のバイクで走りたいな、って思っていた。
こんなに早く実現するとは。

その前にガソリン補充。
と、ここでプチ事件。

以前、ガソリンタンクを開ける時に開けにくくて鍵が曲がってしまったことがあった。

それ以降は力加減とかハラハラしながらやってたのだが、やってしまったのだ。

鍵がぐにゃ。

そして、鍵が曲がれば当然、エンジンをかけるための鍵穴もまわらない。

正直、これが一番ひやひやした。
わたしの阿蘇ツー、ここで終わりか。。

なんとかぐにぐにしてたら
回った。

めちゃくちゃほっとした😭

「大分県民になるところでした…」

と、冗談をかまし

近くにいたパンダさんとぱしゃり。

一言で言うと感無量。
走りやすい、気持ちがいい。
すれ違うバイクの多さよ。
何本手があっても足りないくらいヤエーしてさ。
最高かよ。

そして、ツイッターでよく見かける長者原の看板でパシャリ。

そしていつの間にか阿蘇に突入。
県境あたりの道は過酷だった・・・。
瀬の本(街中)に降りてきたときの安心感よ。
やまなみハイウェイはつづく。

④阿蘇(大観峰、阿蘇はなびし、高森、南阿蘇)

大観峰

大観峰って有名なところがあるらしい。
バイクもだんだんと増えてくる。

到着、っておもったら、車もバイクも溢れかえっててもうすごい。

でもここからの景色は最高。

大観峰!!

思わず自撮りをして、家族に「阿蘇山なう!」って送った。
それほど綺麗だった。
ソフトクリームが美味しそうだったんだ。
プリンソフトってのもあったんだ。
寒すぎたから、次に来たときは食べたい。

そして再びやまなみハイウェイへ。
次なる目的地はそう。
あかうしあかうしーー!!

阿蘇 はなびし

阿蘇といえば。赤牛。
ツーリング前に友達から赤牛丼の写真を見せてもらって、絶対食べる!って思ってたから実現できてよかった。

お店はハクさんがチョイスしてくれたはなびしさん。
外観から素敵。
午後二時の段階でも、30分待ち。

阿蘇 はなびし

オーダーしたのはもちろん赤牛丼❤
ご飯が多そうだったから少なめにしてもらいました。

味も最高・・・。
おなかすいてたから、もぐもぐ食べれた。
お肉がまたおいしいんだわ・・・。
ぺろり。

高森湧水トンネル公園

ここは、以前姉が行っていて、写真見ると綺麗だったから行ってみたかった場所。
入場料は300円

トンネルをひたすら歩く。途中できらきらだったり、地元の人達が作った作品だったりが飾ってあって面白かったです。
ラストのウォーターパールはしくみがわからんがすごかった!

ここを出た頃にはちょうど17時をまわってた。
蛍の光を聞きながら、さよなら。

さて、再び阿蘇へ。
と道を走っていると・・・

バチバチバチバチ!!!!!

身体中に衝撃が走ります。
一瞬じゃない。ずっと。
みんな何が起きたのかわからず。

ゲリラ豪雨並の衝撃だけど、雨じゃない。
なにごとか、と停まってみたら・・・。
なんと、バイクもシールドも服にも無数の白い点々が・・・

そう。衝撃の正体は大量の虫・・・(死)
いや、思い出すだけで吐きそう。
多分、何匹か連れて帰ってそう。
3人でバイクとシールドとふきふきした。
秋は嫌じゃ。

南阿蘇パノラマライン展望所

いよいよ旅も終盤。
暗くなってきた。
まだまだ阿蘇びは続く。

高森から325号線に抜け、県道111号線阿蘇パノラマラインへ。
またまた山道登ってくぅ。

これまた絶景

南阿蘇パノラマ展望所につきました!

バイクでこんなに高いところまで登れるなんてね。絶景と引き換えに左耳の聴力を失ったやま🐼でした。
 
そして、最後の目的地へ。

阿蘇山上広場

行った頃には閉まってた。
火口近くらしい。
硫黄のにおい〜〜
またここはリベンジしてみたい。
どんなところなんだろうな〜!

トイレだけ拝借して、さて、帰路へ。

⑤帰路

帰り道は、ドクロベエ様のお隣を通った。

おしおきだべー

県道111号線を下っていく。
すっかり夜になってしまった。
そうすると、今度は夜景がよく見える。

また違った楽しみ方。
カーブが凄すぎて見る余裕なんかなかったけど。

山を下り、国道212号線を小国方面に向かって走る。
ここのひたすら真っ直ぐな道が気持ちがいい。

と思いきや、またまた山道ドライブ。

夜の山道はこわい

暗くて何も見えないんだわ。
212 号線をひたすら進む。

と、ハクさんが「このイチョウです!」と右手を指さす。

右を見ると、大きなイチョウがライトアップされててめちゃくちゃ綺麗。

下城の大イチョウ

近くで見てみたかったが、時間も遅いし…
とのことで、遠くからいちょうを眺めた。
また来年リベンジしよう🔥

しばらく走ると今度は、杖立温泉街が見えてきた。
温泉いいな。行ってみたい。

もうひたすら212号線。
暗くて分からんかったけど、ダムがあったり進撃の巨人のミュージアムがあったり面白そうだった。

そして、大分県日田市に帰ってきた!
変わったセブンで、休憩してホッカイロを貼り直した。

セブン-イレブン 日田高瀬店

そこから、210号線211号線などをとおり
東峰村というところにでたりして
福岡に帰ってきた。

暗すぎて、途中でハクさんのバイクの前を鹿が横切ったりしてナイツーの怖さを実感。

あいつ、見つけ出してジビエにしたる。

何ともなくてよかったです。

と、ここでまたまた事件が。

ハクさんとひろさんの会話を聴きながら、なんかもうひとりの声が遠くから聞こえる。

女の人の声。

よーく耳を澄ます。

「バッテリー残量が10%以下です。直ちに充電を開始してください。まもなく、パワーオフになります。」

( ’ω’)ファッ!!?

まだ福岡。
まだまだ100キロ以上の道のりを残し、わたしのインカムここにて危篤。

わたしのインカムを親機にしてたからか、なぜかハクさんのインカムも外れてしまう。

3人の意思疎通が出来なくなり、急いで真っ暗な道の駅へ。

道の駅歓遊舎ひこさん 駐車場

繋げようとするも、繋がらないインカム。
そして、充電切れを知らせる音声。

祈るような思いで、よく分からんボタンを押し続ける🐼。

「デバイスの接続に成功しました」

聞こえる、聞こえるぞ………

おふたりの声が聞こえました。
めちゃくちゃ安心しました。

が、相変わらず充電切れお知らせ女の声も聞こえるので、4人で会話をしながらツーリング再開。

このあたりで、もう夜の9時。

ここからはノンストップで北九州まで。

川沿いの道を通ってると、3人の声が完全に聞こえなくなり、わたしのインカム死亡。

アーメン。

2人に「わいのインカム👈🏻死んだ🙅🏻‍♀️」ってサインを出してお知らせ。

その後から、静寂のソロツースタート。

でも有難いことに、信号の度におふたりが気にかけてくれて声をかけてくれたので、寝ずにすんだ。

わたしも、走りながらアカペラでHEY-SMITHとかゴスペラーズとか、中島みゆきの糸とかを熱唱して楽しんでた。

走行する間に国道10号線に帰ってきて、街中に入る。車が多いから少し怖くもなる。

ほんものの煽り運転を目の前で見て、震え上がる。

晩御飯も食べてないから、お腹も空いてくる。

ツーリング中、私が「うどんが食べたい!」って言ってたのを考慮してか、資さんうどんを連れていってくれた。

資さんうどん大好き。

国道3号線沿いの資さんうどん 大里店へ。

真夜中のおうどんがしみわたるーー
身体もほかほかになり
眠気も冷め

いざ、本州へ。
再び、関門トンネルへ。

ここで、深夜のDQNが割り込んできて
トンネル内で先頭のハクさんとはぐれる。

おいおい!とDQNにブンブン言わせたいところだが、そんな気力もなく。

トンネル先で無事合流。
ひろさんとはここでさよなら。
ありがとうひろさん。
いっぱいお話出来て楽しかったし、場を盛り上げてくださってありがとうございます🙏🏻
また会いましょう🏍

そして、私たちは2号線を進み、それぞれの自宅を目指します。

インカムもつながってないから、お互いソロツー。

ひたすら、ついてく。

そして、ハクさん家がある街でハクさんとはさよなら。
ありがとうハクさん。
先導役とルートを考えてくださって、安全にここまで行って帰ってこれたのはハクさんのおかげです🙏🏻
また会いましょう🏍

そして、ここから深夜の静寂極寒ひとりナイツーin 2号線スタート。

音楽でも掛けたらよかったのだが、グローブ外す元気もない、コンビニ寄れば多分帰りたくなくなる。

たまーにぶっ飛ばしてる車を避けながら、なんとか山口市内へ。

山口市内まで帰ってこれたら、もう着いたようなもん。

時速50キロのペースでトコトコ。

深夜0時30分。

無事、帰宅。

走行距離、多分500キロ以上。
走行時間、18時間。

初めてのロンツー、これにて終わり。

帰ってきたら、疲れがドっと出てきて、夜風に当たってたから寒すぎて。

お風呂にお湯をはって、まったりと浸かった。
多分、これしないと風邪ひいてた。

そして、すぐに就寝。

あとがき

長い長い1日だった。
でも、大冒険だった。

またひとつ、自信に繋がった。

実は、11月6日は、思い出の記念日だった。

今はもう未練もなにもそういう感情はない。

その記念日を上書きするほどの、最高の体験がこの日できた。

250TRで阿蘇までツーリングした日。

わたしは、この日を一生忘れない。

2022.11.6
やま🐼

いいなと思ったら応援しよう!