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note版 やまおく体操 〜神経筋制御論に沿った運動処方〜

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様々な対象の方々にとって大切な「神経と筋肉の繋ぎ目を刺激する」運動理論(神経筋制御論)に沿った専用エクササイズマシン等のハードウエアーの開発や、トップアスリートは、勿論のこと、子…
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2020年9月の記事一覧

神経と筋肉の繋ぎ目を良くする過ごし方〜食事〜

神経と筋肉の繋ぎ目を良くする過ごし方 胃相腸相に良い食生活で骨・血・肉を作る 胃相腸相に良い食生活で、栄養状態の良い新鮮な血液を作るには、一度、胃腸の中をリセットさせてから、胃相腸相に良い理想的な食生活を3週間程、実施してみると良いでしょう。 1.プレ腸内環境リセット食 体重・体脂肪を測っておいてください。同じ体重体脂肪計で計測すると良いでしょう。始める前夜は、21時までに軽くお蕎麦だけにしましょう。あとは、たくさんのお水を飲んで下さい。 2.腸内環境リセット食 翌日から

代表する3つの「やまおく体操」

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やまおく体操 30日エクササイズ

筋力低下は、神経系の機能障害の症状であることの方が、多いことは、筋肉ガイドのところで、述べました。日常生活の中に、軽い運動を取り入れるなどで、筋肉を介して、脳に信号を送り返すことによって、身体は、丈夫になり、筋力、筋持久力、バランスなどの能力の改善も期待されます。 そこで、1日1体操。やまおく体操 30日エクササイズを通じて、正しい信号を、脳から神経を伝わり、全身の筋肉へ送れるように、身体の動きを促してみましょう。やまおく体操 The! 30day’s Exerciseを参

Q&A

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実は、伸ばしにくく、疲れが溜まりやすいふくらはぎ。冷えやむくみの原因にもなります。脚の筋肉が硬くなると、ふくらはぎの筋肉が硬くなり、 筋肉の収縮によってリンパを押し戻す機能が、衰えますので、冷えたり、むくみやすくなります。 柔らかくほぐれた状態にするには、体幹から根管部へ、うまく力が伝えられるような動作様式での体操や運動が、効果的です。 表面の腓腹筋と違って、これらの筋肉は、アキレス腱を伸ばすようなストレッチでは、効果がありません。 ヒラメ筋や後脛骨筋は、ふくらはぎの

股関節

深層部の筋肉が硬くなります。 悪化すると、腰や膝に負担が、来ます。股関節まわりの筋肉が、硬くなっても、身体の柔軟性が、下がる以外に、股関節の問題は、出にくいです。 (痛みが、出たりするのは、腰や膝) お尻の筋肉が、上手に使えず、たるみの原因にもなっています。 身体の深部にある深層外旋六筋や腸腰筋などは、意識しにくいですが、硬くなると股関節の動きが制限され、 腰・膝の不調や、軟骨がスリ減る、 靭帯を傷める等のトラブルにも、繋がります。 梨状筋、上双子筋、内閉鎖筋、下双子筋、

背骨に沿って、筋肉が密集しています。 神経と筋の調和を整える 硬くなると、姿勢が悪くなります。 多裂筋や回旋筋は、身体の深部を背骨に沿って走る、 短い筋肉の集合体です。 硬くなると、身体を捻る時に伸びなかったり、 身体を反らす時に、つぶれなかったりして、動きに支障が出たり、 腰が痛くなったりもします。 個々は小さい筋肉で、人によって、多裂筋が、硬くなる部分も異なります。 例えば、走る動作において、身体を捻る動き(捻転動作)に使われる筋肉は、とても重要です。肩・股関節の動き

肩まわりで硬くなりやすい僧帽筋。 僧帽筋の重要な働きは、腕の上部外側にある三角筋の働きを助けるために肩甲骨を安定させることです。 この僧帽筋の働きにより、肩に物を担いで運ぶことが出来ます。 例えば、デスクワーク時は、腕を前に出し、猫背の姿勢になるため、 予測姿勢調整能により、肩甲骨は、外に広がらないように、僧帽筋が、やや伸びた状態になるように、程良く硬くなります。 硬くなりやすいのは、 僧帽筋の上部・中部、 共縮によって、肩甲骨と上腕骨を繋ぎ、肩関節を動かすときに働く

首で硬くなりやすいのは、後頭下筋群や僧帽筋の上部、脊柱起立筋。 首の筋肉が硬くなっているヒトが、首を前に傾けると、筋肉が伸びずにハリを感じます。 首を後ろに曲げようとすると、これらの筋肉がうまく縮まず、曲がりません。 一般的に背骨と呼ばれる脊柱は、1つの骨ではなく、椎骨という小さい骨が、積み木のように積み重なっています。上から7個の頸椎、12個の胸椎、5個の腰痛、そして、仙骨と尾骨からなる5部構成となっています。 これらの椎骨は、真っ直ぐ積み上げられている訳ではなく、S字

筋肉ガイド

体幹や四肢を繋ぐ関節の周りには、いろんな角度に身体を動かせるよう、大小の筋肉が、複雑に配置されています。本来、良く動く筋肉が、硬くなりやすいのです。体幹や肩関節、股関節は、本来、良く動く部分です。多様な方向に動き、可動域も大きい。しかし、座りっぱなしなどの状態が、長く続くと、身体を捻ったり、肩や股関節を大きく動かしたりする機会が、少ないため、血流が、滞り、筋肉が、硬くなります。 筋力低下、または、脱力とは、筋肉の力が、低下することで、どれだけ頑張っても筋肉を正常に動かすこと

ハードウエアーとソフトウエアー

僕達は、神経と筋肉の繋ぎ目を良くすることで、身体の機能性を回復させる「やまおく体操」をベースに、D.R.Eマシン、リセットバイク等のハードウエアーにて、具現化に成功しました。 この専用マシン類は、大脳皮質からの随意的指令が、然程、動作の途中で続くこともなく、脊髄から無意識的に起こる指令を反射的指令により動作させることが、可能な仕組みになっており、運動後に、筋肉・血管・神経が、弛緩され、ほぐれた感があります。 また、継続的に利用することで、小脳に保存されているこれら一連の動

スポーツや音楽等における練習

ラケットやバットなどの道具を使うスポーツでは、道具を身体の一部として使いこなすため、予測姿勢調節による無意識での動作を獲得するために、ある程度の反復練習による修正も欠かせません。 また、姿勢を変えると、血流や血圧も変わります。 例えば、仰臥位、腹臥位、側臥位の体位と、循環や呼吸を組み合わせて考えてみますと、仰臥位と循環 循環動態は、心臓、動静脈と毛細血管からなる閉鎖回路を血液が循環することで保たれます。血液には、勿論、重さもあるため、体位の変換により循環動態は、大きく変化

人体のカーナビゲーションシステム

小脳と大脳皮質には、目から入ってくる視覚や何かに触れた時の触覚といった外部情報に加えて、筋肉と関節からの内部情報が、常に入力されています。 筋肉内には、筋紡錘。筋肉の末端で骨につく腱には、腱紡錘というセンサーが、付いています。 筋紡錘は、筋肉の長さ、腱紡錘は、腱の緊張を感知していて、脊髄を介して感覚ニューロンで、小脳と大脳皮質に伝えています。これを、深部感覚と呼んでいます。

予測姿勢調整能

運動神経の良し悪しが、必要なのは、スポーツや楽器演奏といった高度なスキルが、求められる場面ばかりではありません。 グラつかづに立ったり、初めの一歩を歩みだして、まっすぐ歩くといった何気ない動きの背後にも、小脳と大脳皮質との連携プレーが、活躍しています。 姿勢維持で、大切な機能の1つに、予測的姿勢調節があります。例えば、机に置いたペットボトルを右手で取って、立ったまま飲む動作について考えてみて下さい。片腕の重さは、約4〜5kg。右腕を前に差し出すだけでも重心の位置は、前にな