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スト6プロシーン2年目に向けての動きと期待と懸念

みなさん、やってますか。学園アイドルマスター。

https://gakuen.idolmaster-official.jp/

個人的には嬉しいと思った点が二点。一つはアイマスブランドが久々に「画質」にこだわったものを出し、それがアイマス勢を超えて受け入れられていること。

これ昨今のアイマスブランドの流れとして見るとわかりやすいんですけどSIDEMがアニメと見紛うほどの高画質PVを出したのが2021で、でもセールス的には振るわなかったのかサービス終了となってしまったわけです。その間も売り上げでええ感じに稼いでるのは10年前くらいからある令和じゃ画質的に厳しいクオリティなはずのデレステ。もしかしてそこで上層部が「もう画質関係ないやん」と思ったのか、2023年、令和になってお出しされたのが2枚目の画像シャニソン。元のシャニマスは動かないだけに、動いて喋って踊ってるだけで嬉しい、ってのはもちろんあるのですが、その最初の喜びを過ぎると気になるのが質。ウマ娘第一弾PV、ブラッシュアップ前ウマ娘くらいのクオリティに見えるCG。令和にこの画質はどうなの、という一部の声もありましたが「アンチ乙」とあしらわれたりでそのままサービス開始。シャニマスグレ7到達者の僕でも1カ月くらいでちょっとキツイなとログインを辞めました。俺はもっといい画質で樋口を見たかっただけなのにひどい話だよ。シャニガチャも200連して鈴木1枚サポ樋口3枚確保してるし、追い100は迷ってるところ。

というなか新規で出てきた「学園アイドルマスター」。いかにもやっつけというかスピンアウト風のタイトル、その名前だけがツイッタートレンドに登場し、名前からくる当初の期待度は、という感じでしたし実際「ぷちます」的なアレかなと思っていましたが、お出しされたゲームのOPアニメ、そして昨今流行りの若手クリエイターを抜擢した曲とPVのクオリティに大満足。ポリゴンの量も一説にはあのウマ娘をしのぐレベルとかなんとかで業界トップ級。なぜシャニソンと技術共有しなかった、という心配はあるものの、そんな手を尽くした学マスがその画質で評判になるのは非常にいい流れだなと。思えばアイマスが跳ねたポイントの一つにXBOX36OPVの当時としては最先端クオリティの映像とダンスだったわけで、そういった意味でもいいのではないかと。




もう一点は昨今のムチムチブームのアンチテーゼ、篠澤広が界隈に刺さっていること。僕も元々ガリガリ貧乳党であり、馬鹿みたいにデフォルメされて顔よりデカいバインバイン乳のイラストなんかを見ると、後藤を見た寄生獣の浦上みたいに「え…お前らあれが人間の形に見えるのか…?」と心の中で思ってしまう程度にアレなのだが、この揺れ戻しでガリガリ貧乳ブームに期待が持てるという点。あと面白お嬢様枠の倉本千奈も私服のザお嬢様的な作りこまれた感じとレッスンの胸元が若干緩そうで危うい感じも、作り手にいいヤバい奴がいるなと感じられて非常に良いです。

と、いうことで豪鬼も実装され、SFLのチームが段々と発表され、100万ドルサウジ大会の切符を得るために調整直後にプロゲーマーが海外に飛び立っていった現在。ざっとこの1年のスト6界隈を見返したり将来に希望を持ったりあるいは蚊帳の外からがやがや言ったりしようというアレです。

1.ストリーマー界隈との交流

スト6になって一番大きかったのはここではないだろうか。発売直後にREJECT、そしてあの「CRCUP」のCRまで参入してのストリーマープロ合同チーム大会。そこでは初心者でも扱いやすい「モダン」の実践例にもなったり、のちに続く「師匠制度」といった形のプロがコーチングする流れが出来たりと初めから大きな実りがありました。そしてなにより「令和版・背水の逆転劇」のインパクト。めったにストリーマーとも絡まなかったあのウメハラが出てきて、CCやEVOより国内での注目度は格段に高いCRカップの山場も山場で、「これぞウメハラ」と言わんばかりの大逆転をかましトレンドを席巻、参加した各ストリーマーの方々が各々動画にして拡散してくれたおかげで二次的、三次的にスト6を見せることが出来たわけで、広告代理店のうさんくさい露出効果で言ったら何億円や、といった話で。

ありがたいのはそのストリーマーの方々でまだまだ続けられている方も多いということ。ストリーマーの練習や試合を見て自分もやりたくなって始めたり、とそういった効果もあるでしょう。

個人的に改めてビビるのは、あの一世を風靡したDTN4BR、関さん釈迦さんギアさんヤマトンさん、あの4人が時は違えど皆結構やりこんでいる、というのが隔世の感があってビビる話で。それこそPUBGが流行った頃に自分はeスポーツ関連のリサーチメインの仕事をしていたので、あのバトロワブームを牽引した4人が格ゲーやってるよ、と当時の自分に言っても信じられないでしょう、という。あとDTNから抜けたりしてDTNはいまモンキーさんが地方競馬のゲストで出たりしてるよ、とかも。当時はDFMDTNでバチバチでしたから。

このストリーマー界隈との交流は今後も続いていくだろうし続いていってほしいなと思う次第で。おそらくこの路線は好評ですし続くのでしょう。ただちょっと気になる点があって、参加したプロゲーマーの「Youtube上でのその後の対応」が薄いなと。せっかく呼ばれて交流し、なんならプロとして見たんだから「○○さんの成長は凄かった」とか一言振り返るだけでも注目度の高いコンテンツになるのに勿体ないなー、というのが。自分も以前Youtubeの分析とかしたり一時期コンサル的な仕事のために資料作ったりパスポート取ったりしてそこからほどなくして会社が傾いて今はもう消えてるんですが、その頃の感覚からすると本当にもったいないなと。今回のRFNでも大将だけで4人いたのですが、出来てるのはときどさんだけであり、そこのコメント欄のコメントが僕の言いたい全てでもあって。それもときどさん全敗というちょっとコメント出しづらいなーという中でもきちんと別撮りでやっているわけで。本当にこれがあるかないかで全然違う。

「いやときどチャンネルの数字見たけど前後の豪鬼の動画のほうが数字あるじゃん」と思うかもしれませんが、これ全然違う。豪鬼が気になるのは「ときど=豪鬼」を知ってる上でのときどのリアクションが見たい人が多数、つまりオールド格ゲーファンであり、言ってしまえば既存のファン。それに比べて振り返り動画のコメント欄を見れば他から来た「新規」の雰囲気を体感できるだろうし、多分アナリティクス的なもので見ればどこかしら特徴的な差が出ているものと思われる、たぶんね、知らんけど。


こんな感じでストリーマーさんは切り抜きだったり別取りだったりで振り返ってる方がたくさんいるわけで、プロとして監修したりコーチしたりしたならなおさら総括的な動画があったほうが参加者も嬉しいだろうしええんじゃないかな、と個人的に思った、というある種の提案です。別に2時間講演しろってわけじゃない、10分くらい「○○さん練習したアレ出来てたねー」「負けちゃったけどもう一回やったら勝てたかもなー」って言うだけでもそのストリーマーのファンの人は、ストリーマーさんの努力にハナマルもらえたみたいなもんで自分事のように嬉しいわけですよ、言ったら短い期間とはいえ「格ゲーの先生」だったのだから。

そういう意味では、ある意味1年目のスト6シーンMVPまである「ハイタニ先生」も振り返り動画が大会ごとに色々あり、そこには「新規」のコメントが多数寄せられている。顕著なのはこの日向坂46との企画動画の振り返り、コメント欄には「日向坂のファン」「おひさま」といったおおよそ格ゲー動画とは思えない自己紹介のコメントが並んでいる。そしてそのほとんどすべてが好意的なのも特徴だろう。「○○ちゃんが褒められてて嬉しい」といったようなコメントもあり、おそらく目に見えない高評価も多く、となればYoutubeの内部的な仕組みにおいてもこのチャンネルが良い評価が得られるであろう、といったわけで二重三重にも良い効果が積み重なるわけで。

せっかくコーチ等をして自分のYoutubeチャンネルは放置、というのは単純に無茶苦茶勿体ないな、と。それこそ今の「ハイタニ先生」がそうであるように、単純な競技としての「強さ」だけでなく、プロとしての「拡散力」も今後プロの評価軸になっていくであろう、というのはシーンが大きくなれば確実であって。チャンネル登録者数なんてなんぼあってもええんですから、自分のプロの価値を高める、という意識でもやり得なのかなと。

拡散力が力になる、という意味ではひとつ直近にあった、執筆時まだギリギリやってるIBUSHIGINのクラファン。4/19から5/30までで100万円。見てもらうとわかるがリターンも「お気持ち」だけでなく2万で名前入れユニフォームだったりと結構頑張っている。そもそもIBUSHIGINはEVOJでも相当目立ったチームの一つで、あのかけちゃんもいる、スト6界隈で知らない人はいないであろうチームに一気に登ってきた感があるのに、この100万達成は相当ギリギリだった。30日の昼に自分が見たときで90%くらいで「大丈夫かな」と思ったが、そこから拡散され一気にいまは137%まで来ている。そう、本来それくらい行くポテンシャルのあるチームであり、応援しがいのあるクラファンでも結構、1カ月以上かかってしまったというのがあるわけで。

クラファンは一例だが、例えばチームのイベントや大会、あるいはスポンサーの商品拡散といった場合にフォロワー100人とフォロワー1万人で同じ実力のプロ格ゲーマーが2人いたらどちらが役に立ちますか?という話にもなってくるわけで。いずれは引退したときにストリーマーに転身しようと思った際、自分のチャンネル登録者が1000人だったら自信もってストリーマー行けますか?って話で、これが10万だったらどんなに良いか、という話で、そんなときに暇になったからと「3年前のCRカップのコーチ振り返り動画」なんて上げても旬は過ぎてるし見てもらえないわけです。

といった話で、チーム貢献の一助として、自分のブランド力を高めるためとしても振り返り動画等はぜひやったほうがいいのでは、という提案といった形で。

2.成長続けるSFL、チーム増への期待と不安と提案

ここ数年SFLの人気が凄い。僕は初期も初期の八田ねぇの頃から好きだったのだがここ数年の伸びは相当で驚いている。そんななか、今年は12チームと一気にチーム増、すなわち選手増となったわけだが、もちろん喜ばしい一方、色々な「リーグ」を色々なスポーツで見ている自分としては少し危うさもあるので手放しで喜べないかも?といった部分もあったりします。

言ってしまえばこういった上位リーグ戦と言うのは「最高峰同士の戦い」であり、最高峰同士なので試合のクオリティが担保されており、それゆえに見ごたえがあることがほぼ確約されていて見て損がない、といったもので。これは別にeスポーツに限らず多くのスポーツや将棋なんかも、トップリーグと言うのは「そういうもの」という認識が多数だろう。

ただ、門戸を広げる、選手を増やすということはある意味において「選手の実力差が開く」可能性もあり、その結果「見ごたえのない試合」というものが生まれてしまう可能性も秘めている。見ごたえのない試合が続けば、「リーグ」を見るのやめて決勝だけ見ればいいや、といった形での離脱も増えかねない。

なんだよ心配しすぎだよ、という意見もあるかもしれないが、実際に起こった例としてLOLの日本リーグ「LJL」の例を挙げたい。かつては6チーム×5人(助っ人外国人各チーム2人)で行われていたが、2019から2部リーグを廃止し、降格なしの8チーム制になった。

すると何が起こったか、最初の数年はそれこそ弱いチームも弱いなりに補強したりしてたまに番狂わせが起きたりして見れたのだが、あるチームがいきなり助っ人枠を放棄し、ほぼ新人の国内若手5人、若手育成のアカデミーチームをそのまま格上げする形で1部リーグに出てきた。LOLというのは後進国日本と世界トップのお隣韓国との差が日本海挟んで物凄い差であって、サッカーで言えば日本とブラジルくらい差がある。

もちろんそんな5人スタメンのうち韓国助っ人2名アリでベテラン揃いの他チームと若手日本人5人チームの差は明白でスコスコのスコ、毎試合タコ殴り状態で結局2021年の前チームからの黒星から22年の成績、足掛け2年で36連敗、2022の末には消化試合で3勝を貰って(正直これも怪しかったが)、その翌年2023でまた春0勝14敗夏0勝10敗、年間0勝の記録を打ち立て、要は22から23でとにかく負けまくった、というのがある。連敗も凄いが22年から23年にかけての2年間で3勝60敗。これも「降格制度」があれば22年度だけで止めれたのですが記録的連敗にもお咎めなしの結果こうなってしまったわけで。

この際の36連敗が現在でも各地域にあるLOL一部リーグでの記録であり、かつて話題になったロシアの新興チームによる「メンバーを「女性にしてはうまい5人」に変更して連敗しまくって結局リーグから追放された」そんな伝説のチームを一気に抜き去り世界一になり海外でも話題となった。

正直現記録保持の日本チームも、出場選手にそこまで罪はないと思っています。表に立たずにこういう編成にした人がいるはずで、アレなのはそこであって。究極的に言えば「選手が勝てばいいだけやん」という話だが、あまりに実力差が離れているのならば、それはもう無理難題の域を超えるわけで。

例えば自分だってあなただっていきなりメジャーリーグのチームから指名されて「次のドジャースとの試合先発お前で行くから、拒否権なし決定事項絶対お前」と言われても俺やあなたじゃ抑えられないでしょ実際。誰が悪いって先発決めた奴でありリーグで勝てる選手を用意しないし補強もしないチーム側なんだよね、という話で。むしろ矢面に強制的に立たされる選手は被害者まである。関ケ原の合戦に鎧も兜も刀も用意せず裸で行かせて「はよ家康倒せ」って言われても無理でしょ。そんな状態で行けって言う奴が悪いに決まってるわけで。

そんな一部塩試合製造機となっていた日本リーグLJLだが、その塩具合のせいなのかは分からないが、2024年から、今まで「日本で優勝→世界大会出場」だったのに急に「日本で優勝→香港台湾とプレーオフして勝てたら出場」となった。いいように言いつくろうことも出来るかもしれないが、普通に受け取れば「リーグの格」が一段落とされたことになる。実際に今年の春にあった春の世界大会MSIには数年ぶりに日本チームの参加は0だった。今年の秋もWorldsといって今までは日本1位は出場枠はあったが、例によって香港台湾とのプレーオフ次第となっており、世界大会の出場がないかもしれない、という事態になっている。

SFLでも従来のチーム数のときでさえ、正直「このチームほんまに日本の上位を集めた4人なのかな」と疑問に思われるチームもあり、大方の予想通り沈んでいったりもしていたわけで、それがチーム増となれば、というわけであって。実際今年の面子の中にも「ホントに勝つための4人かな」「もし勝たなきゃチーム爆散、でもこのメンバーにするのかな?」と多少怪しい人選が既に若干見えてきたりもしてきてるような、と個人的には感じたりも。まあ感じ方は人それぞれですが。

結局リーグというのは「立ち上げ」だけでなく「舵取り」も重要なわけであって。ちょっとヤバい挙動してるチームには「ちゃんとチーム運営しろよ」「アレやと他と変わってもらうぞ」とイエローカードを出す等も大事なリーグ運営であってそこらへんを頑張ってほしいなと。

例えばJリーグ。リーグ戦の合間に「カップ戦」というのがあり、場合によってはJ2J3と下位に当たる可能性もある。だからチームはローテーションでレギュラーを休ませ若手を使いたいが、例えば「はじめてJリーグのチケット当たった!ジーコとアルシンドが凄いんだって!楽しみ!」って見に行って「今日は相手J3なんで全員控えでやりまーすジーコもアルシンドも出ませーん」となったら子供がっかりやろし毎回そんなんしてたらカップ戦のチケットも売れない。それどころか場合によってはサッカーくじで「俺ら1位だけど18位相手に全員控え出して負けて、俺らの負けに賭けてたら大儲けやろなあ」みたいな八百長を監督の小手先一つで出来てまうかもしれない、ということで「ベストメンバー規定」というものが作られたことがある。それはそれで今度は「ベストメンバーとは」的な話し合いがあり、実際過密日程でローテしないと怪我増えてまうとか二転三転四転くらいあり、現在のJリーグでは積極的に運用されてはいないが一応まだ規約には残っている、みたいな話もあるわけで。

結局、この手のリーグで「抜く」チームへの対策で一番簡単なのが「二部制」「一部下位と二部上位入れ替え」「二部下位は新興チームと入れ替え戦制」であって。残酷だとか二部は採算取れないからキツいって話になるのだが、「なら勝つために尽くせよ」という話であり、こうなると大概の場合キリキリまで最善手を打つため頑張るので厳しい一方ドラマも生まれやすい。

上で実際に抜いているチームの例を出したが、往々にして入れ替えがないと、「抜く」チームが出てくるのは人の常であり世の常になる。夏休みが一生続くなら宿題をやらない子供が出るのも当たり前みたいな話で。例外は日本のプロ野球だが、日本のプロ野球は140試合のうちたった10連敗くらいで新聞テレビネットで大騒ぎされ、監督の日常生活、社会生活が危ぶまれる程度には注目度が高いため、その注目度故に質が担保されているところがある。

現に日本同様降格のないアメリカのメジャーリーグなんかでは「チーム再建のためにここ3年は最下位になってドラフトでいい選手取ろう」とか「もう優勝の可能性が無くなったからリーグ中盤だけど主力売りまくって現金化しよう/若手を買おう」みたいなムーブが普通に見られたりする。そうなれば当然しばらく勝てないし消化試合になるし客も入らないのだが、それでもやってくるチームがあるのが現状だったりもするわけだ。まあメジャーリーグの中盤の人員整理トレードは、活躍している選手を上位チームに送ることで上位チームの選手力的な密度が増し、結果的にワールドシリーズの密度を増す、という効果もあるが、それでも消化試合が増えるという事実との交換になっている。

もちろん若手が活躍するところも見たいという話だろうが、トップリーグなのだから「実績作りは他の大会でやって実績作って乗り込んで来い」という話でもあり。それこそかけちゃんなんかはいい例であり、昨年出てなかったが海外大会の実績、EVOJ壇上という実績を手土産にチームごと乗り込んでくるわけであって。プレミアリーグでプレイするには各国の代表として試合した数が一定以上必要、自分の力を証明しないとプレイできないよ、みたいな話で。

そんな感じでSFLには是非トップリーグの誇りをもって高クオリティの試合が見れるように運営を頑張ってほしいなと思う次第で。

3.露出の増加と危ない「ライン」

スト6の注目度が増え、今後も好調に推移すると、もしかしたら2018年頃にメディアが青田買いのごとく一気に注目し、また一気に引いていったあの頃のようになるかもしれない。abemaがeスポーツチャンネルを作り、いきなりEVOJAPANの中継をabemaでやったり、DTN4BRで番組作りをしていたあの頃のように。

となると怖いのが世の中。持ち上げて持ち上げて粗を探してドーン、で最近の若いもんは、という流れ、色々なところで見て来たでしょう。eスポーツ、Youtuber、若手芸人、若い子の多いスポーツ等々。eスポーツ関連でも持て囃されてから、あの「平成狸合戦ぽんぽこ」的な問題発言、別に当人の主義主張が激激ヤバヤバというほどでもなく、言うたらネットスラングみたいなもんでツイッターなんかじゃ多くの人が使ってたアレが拡散され英訳されで大事件になったりしたのもまあ記憶に新しいところでしょう。

あの一件以来過剰にガードが固くなった時期もありましたが、まあまあ緩んでるので下手したら2発目アルカナハート、と思ってたりします。個人的にはゲームで「デス」言うてるのに「死んだ」はNGで「倒した」にしてください、みたいな小手先の言葉狩りは意味ないし心底しょうもないしそんなところは本質ではないなと思っているのですが、一方まあこれ表に出たらぽんぽこ再来の可能性高いなあ、というのも多少目にしたりしています。

とりあえず心配してるのは一人、当人は自虐かギャグのつもりで、周りも界隈ではベテランだから誰も何も言えないのかもだけど、一回関係ないマトモな普通の社会の人に見せてマトモな社会のフィルター通して、社会に見つかる前に早めに封印したほうが良いのでは、みたいな人はいたりして。10年20年前ならいいけど今はもう……といった感が相当にあったり。当人はともかく界隈までまるっと「そういう目」で見られると、今のようにコラボも難しくなるわけで、頼むから誰か止めてくれと思ってますが今のところまだっぽいのが何とも。そして当人が出たがりなのか売れたがりなのかわかりませんが露出が多い方と言うのもなんとも。もしほんまに売れてテレビでそれやったら逆に終わりに近づくのではとか。

結局ここら辺は、「人それぞれやろ」「おめーアンチだろ」みたいな話になってしまいがちですが、自分が多分昔コンプラ研修かなんかで聞いた「野球のヒーローインタビュー壇上でそれ言えますか?」が分かりやすいラインで、納得したから覚えてると言った感じもあり。「最高でーす」も「やったー」も「明日も勝つ!」も「ラッスンゴレライ」も言えますが、これ言ったら大丈夫かな、は心の中にヒーローインタビュー会場を用意しておくといいのかもしれません。

あとはM-1でシシガシラの言っていた「多すぎるコンプラルールでがんじがらめのなか「ハゲ」だけがすり抜けてる」も実際に世相を表しているかもしれません。僕も偉そうなことは言えません、日々勉強の毎日、間違ったことを言ってしまった過去もあるかと思いますしそれに関しては申し訳なく思い反省している、そんな精進の毎日の最中ではありますが、特に表に立つゲーム関連の皆さまは、どうか心にヒーローインタビュー会場とシシガシラを持っておくことをお勧めしたいところで。

ということで、みんなもやろう学マス。まだ一カ月経ってない、明日から新キャラ登場。リセマラ全然間に合うで!学マスの事だったら知りたかったらワイのツイッターにDM投げてくれてもええで!ほな。

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