D2CのECサイトについて考える
どうも、こんにちは! 駆け出しUI・UXデザイナーのYamatoです!今回はD2CとShopifyについて書きたいように書いていきます。よろしくお願いします!
0. D2Cについて
1. D2CのECサイトについて
2. Shopifyが良い
3. Shopifyをカスタマイズしてみて
4. Next action
D2Cの背景にあるもの
D2CとはDirect to Consumerの略称で,以前はBtoBだった製造業(メーカー)が卸業者や小売業者を介さずに直接消費者にモノを届ける商流形態です。製造業者の視点で見ると、小売業者が持つ棚を確保することで売上をあげていました。いわゆる棚の奪い合いと言われるやつです。棚の奪い合いが激化する中で出てきたのが、インターネットです。インターネットの普及でAmazonを代表するECプラットフォームが出てきました。その流れを受けて、モノの消費はオフラインからオンラインを中心にシフトしつつあり、人類稀に見るウイルスの蔓延でそのスピードはさらに加速しています。
D2Cの製造・企画から販売までの工程を一社で行うモデルは以前から存在していましたが、2019年くらいからD2Cが略称としてささやかれるようになったのは、SNSによって世界観や価値観が多様になり、それに合わせて独自の世界観を持つ企業が増えたからだと思います。またAmazonなどのマーケットプレイス型ではなく、オンライン上で自社店舗を置くことが容易になってきました。
D2CのECサイトについて
D2CのECサイトといえば自分の中では,AllbirdsのECサイトなのですが、メリノウールを使用したふわふわイメージと環境に配慮した素材を使用するという世界観が全年齢層にわかるように設計されているため、最高です。鳥肌が立ちます。ざっとD2Cを掲げているようなサイトを見たときビジュアルイメージで世界観がわかります。そして、テキストの表現や言葉遣いは愛着が湧き、距離の近さを感じさせます。またAboutページのボリュームがしっかりあることでブランドのコンセプトやこだわりを余すことなく伝えています。ここまで刺さったブランドを立ち上げるには、SNSでファン化し、ファンの好みを知り尽くした上でブランドを醸成していくことが不可欠だと感じています。どの立ち位置というより自分たちがどうあるべきかが明確で、それを独特に表現していく。それこそがECサイトには必要ということです。
D2CのECサイトは、販促とブランディングのバランスを考えて設計を心がける必要があります。販促に関してはユーザービリティなどボタンを認識しやすいか、テキストの文字は適切か、ユニバーサルデザインに乗っとって全体設計できているかで調整できると思います。(本当はこの部分が(本業UI領域)となっているためここのユーザビリティの設計は今後記事でまとめていきます。)
Shopifyはいいぞ。
ShopifyをSTORESやBASEなどの無料ASPと比較した場合、Shopifyペイメントによる決済種類導入のしやすさやカゴ落ち(カートに商品を購入して未だ購入に至ってないケース)を拾い上げて購入に結びつける機能などサブスクリプション型で全ての機能が使用可能となっているため、機能面での制限が少ない印象です。またHTML・CSSの編集が可能となっているため独自のサイトをある程度構築できます。
また、オンラインだけではなく実店舗での販売管理も一括ででき、オフラインの在庫変動を同時に管理することで、POPUP STOREの運営も簡単にできます。昨今、インスタライブの施策も増えてきて、オンラインで顧客とコミュニケーションを取れるようになりました。しかし、オンラインだけでは価値を伝えるには限界があるため、商材にもよりますがオフラインでの顧客体験を設計し直す必要があると感じます。だからこそ一括で在庫管理ができるインフラの部分はリソースが少ないブランドや会社には必須だと思います。
Shopifyのメリット
・マーケティング機能が充実・トレンドを走るアプリが豊富
・デザインのカスタマイズ性が高い
・実店舗の在庫管理も可能
デメリット
・海外仕様で日本語対応となっていない部分がある
・ランニングコスト(運用費が月次で発生する)
カスタマイズしてみて
決済画面以外はカスタマイズできるため、このフォントをもう少し小さくしたり、この行間や文字間を調整したいと思った時に調整できる。なおかつその他ASPの編集画面と比べてコードが書きやすい。
Shopifyが独自に構築したLiquidを使いこなせば,CMSの部分にテキストや画像などの入力項目を追加することができる。つまり独自にテーマも作ることが可能となるので非エンジニアでも簡単に更新可能でなおかつデザイン面も担保できたサイトを作成することができます。Shopify、日本でも導入する企業は増加していくと思うので今後の動きに注目です。
Next action
Shopifyを使ってみて2週間、基本機能はおさえることができたため、拡張アプリなどもみてみることにします。それではまた!
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