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筋トレは多関節種目から単関節種目の順番が常識?!意外な研究結果とは?
筋トレ経験を積んでいくと、フォームや重量だけでなくトレーニングの順番も気になるようになるでしょう。
たとえば、単関節種目(アイソレーション種目)を多関節種目(コンパウンド種目)の後に行ったほうが筋トレ効果が高いと思っている人は少なくありません。
しかし研究では意外な結果が出ています。
そこで今回は、多関節種目と単関節種目の順番を変えることでパフォーマンスはどう変わるのか実験した研究結果と、筋トレ効果を出すために重要な要素について解説していきます。
【参考】
多関節種目:2つ以上の関節を使って行う種目のこと
単関節種目:1つの関節だけを使って行う種目のこと
✅筋トレの順番はパフォーマンスに影響しないことが報告される
下のリンクは、大胸筋のトレーニングにおいて、多関節種目と単関節種目の順番を変えて行った研究結果です。
参照元:Multi- To Single-Joint or the Reverse Exercise Order Does Not Affect Pectoralis Major Workout Performance
具体的な種目は、単関節種目のマシンチェストフライと多関節種目のバーベルベンチプレスの2つです。
結論を言うと、トレーニングの順番でパフォーマンス(反復回数)に影響しませんでした。
✅トレーニング効果を上げるためには脳の柔軟性が重要
筋トレ効果が停滞しているトレーニーの中には、トレーニング内容に変化をつけているつもりでも、多関節種目→単関節種目の順番を変えていないことに気付いていない人もいます。
絶対に変えてはいけない順番として無意識で固定化してしまっているんですね。
研究結果のとおり順番はパフォーマンスに影響しないため、柔軟に考えて種目を決めることが必要です。
一度一週間分のトレーニング内容を書き出してみるとよいでしょう。
そして、それぞれの種目は多関節種目か単関節種目かラベル付けしてみてください。
偏っていないか客観的に見ることができます。
そこで気付きを得ることができれば、今まで見えなかった部分が見えてくるため、効果的にトレーニングに変化をつけることができるでしょう。
なお研究で実践した大胸筋トレーニングは、マシンチェストフライとバーベルベンチプレスの2種類でした。
より変化をつけるためには、同じ単関節種目でもマシンチェストフライをダンベルフライに変えるやり方があります。
また多関節種目では、バーベルベンチプレスをダンベルベンチプレスやマシンチェストプレスに変えるなど種目に幅を持たせることも大切です。
本記事では、単関節種目と多関節種目の順番に関する研究結果を取り上げたため関連する内容にしましたが、変化をつける方法は他にもあります。
記事の最後に関連記事として紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
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