オペラはもっと自由なはずだ。
僕が大好きな指揮者に
リッカルド・ムーティという人がいます。
イタリア出身の巨匠。御年76歳。
イタリアオペラ界の巨人で、かつ、
古典派やロマン派の作品でも素晴らしい演奏を見せてくれます。
https://ja.wikipedia.org/wiki/リッカルド・ムーティ
僕は高校時代、吹奏楽部に所属していました。
たしか、2年生の時のコンクール自由曲が
マニュエル・デ・ファリャというスペインの作曲家の
バレエ音楽「三角帽子」という作品の「終幕の踊り」という曲でした。
参考音源を探す中で、ムーティがウィーン・フィルハーモニー管弦楽団と
来日した際に同曲を演奏した動画をみつけました。
衝撃を受けました。
なんというエネルギー。
なんとソリッドで、エッジの効いたサウンド。
そして、顔色ひとつ変えずに力強い要求をし続ける
ムーティの指揮姿。しびれました。
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そのムーティが、「自身の人生」と称する作曲家である
ジュゼッペ・ヴェルディについて語った本を
昨日読み終わりました。
ヴェルディはイタリアオペラの巨匠。
彼が書いた曲のなかには、
イタリアの第2の国歌として親しまれているものもあります。
じつは、僕の大学時代の先生が
日本で第一線のヴェルディ・バリトンでした。
ヴェルディのオペラ作品を得意とする男性の低音歌手だったのです。
なので、大学時代から今まで、
僕にとってもヴェルディというのはとても特別な作曲家です。
人生のどこかで歌いたい、という役も
たくさんあります。
その、ヴェルディについて、僕の敬愛する指揮者、
それも、ヴェルディ研究の第一人者である指揮者が語っている本。
もうね、貪るように読みましたよ。
正直言うと、2回ぐらい泣きました。
読みながら。
素晴らしい言葉もたくさんありました。
その多くは、僕が考えていた「歌うこと・演じること」への想いを
肯定してくれるものたちでした。
読んでくださってありがとうございました!サポートいただいたお金は、表現者として僕がパワーアップするためのいろいろに使わせていただきます。パフォーマンスで恩返しができますように。