【いそがしいとき日記】その2
評論家の小林秀雄が好きです。
で、こんなbotポストを見つけました。
それに対して僕は
と思いました。
芸術家の宿命は、人間の命について考え続けなければいけない、ということだと思います。命から切り離された芸術はそもそも存在しないと思ってます。
その上で、再現芸術家は。
自分の力であらたに作品を作り出すわけではなく、必ず自分のパフォーマンスの元になるスクリプトなり、楽譜なり、振り付け、つまり原典があるわけで。
ってことは、「その原典を作り出した人」がいるわけで。
その人がそのように、その原典を作り上げた、ということに、再現芸術家は最大限の敬意を持って、自分の人生を総動員して想いを馳せなければいけないと、思っているのです。
なぜ、フランツ・シュトラウスは自作のホルンのためのノクターンの調性として、変二長調を選択したのか。
なぜ、デイブ・マロイは上演用のスクリプトに三人称のセリフを残したのか。
そういうことに、自らの命と知性と経験をつぎ込んで、考え、ぶつかり、その瞬間に真実だと思える解を見つけることが、僕ら再現芸術家の仕事なんじゃないかなって、思います。
読んでくださってありがとうございました!サポートいただいたお金は、表現者として僕がパワーアップするためのいろいろに使わせていただきます。パフォーマンスで恩返しができますように。