あれから2年
昨日「ジャージーボーイズ」の現場では、音楽付きの本読みが行われました。
久々に体感するジャージーボーイズの物語は、やっぱりとっても面白くてエキサイティング。新しいキャストの方も初回からピタッと世界観にハマっていて、新しい科学変化、起きてます。
演出の藤田さんからも「初演でやってきたことを踏襲しながらも、その先に進むためにここを目指しましょう」という着地点が共有されて、さらにエッジが立った、ヴィヴィッドなジャージーボーイズをお届けできそうです。
ジャージーに関わったみんながいってるから、みなさん的にももう耳にタコができてるかもしれませんが、この作品の台本とスコアは本当によく出来ています。
4つの人生、サクセスストーリー、楽曲の流れ、音楽の切れ目、アクシデントの起きるタイミング、伏線、アイロニー、ジョーク、風刺。
さまざまな要素が完璧なまでに有機的に絡み合っていて、その構造を損なうことなく俳優としてその上に何をのせることができるのか、緊張する瞬間が連綿と続きます。やり甲斐がすごい。
作品自体が要求してくるアウトプット水準の高さはさることながら、ヴォーカルデザインの福井小百合さんの求める基準もべらぼうに高くて、
それを踏まえて振り返ると、「僕が人生で初めて経験したミュージカルがこの作品で、この現場で、本当によかったなあ」と思います。心の底から。
初演のときは本当にポンコツで、右と左どころか、前後不覚なかんじで必死に食らいついていくことぐらいしかできなかった僕。でも、あれから2年経って、少しは変わったはず。
ちゃんと作品に、カンパニーに寄与できるように、精一杯頑張ります。
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