30年間ほぼほったらかし、それでも毎年たわわに花を咲かせる🌿クリスマスカクタス
実は、私植物を育てるのが苦手です。
これまでもいろいろな人から、さまざまな鉢植えを頂いてきましたが、サボテン・ラベンダー・シクラメン・ローズマリー・・綺麗なものからかわいいものまで、何一つとして翌年まで持ったものはなく、ことごとく枯らしてきました。胡蝶蘭に至っては、水の上げすぎで1ヶ月でダメにしてしまいました。もうこんな高価なお花私に上げないで、と涙目で落ち込んだものです。
なので私は、かご編みも保存食も、あくまでも今そこに生えているものを活かす、ということに終始しています。ところが、唯一の例外が、このクリスマスカクタス。
プレゼントを貰う
30年くらい前に、夫のお母さんからクリスマスプレゼントで頂きました。お母さんは私に会う度に、いろいろなものをくれるのですが、何を貰ったのかあまり覚えていません。
でもこのお花だけは、覚えていますし、今も残っています。
私が植物を枯らすことを見越しての贈り物なら、お母さん、すごい洞察力です。
まさに私にぴったりプレゼントです!
それから・・
貰って翌々年ぐらいから、案の定徐々に花が咲かなくなり、鉢植えにただ葉が生い茂るだけの状態になってしまいました。
当時とても忙しくしていたので、そんなに手をかけることもしていませんでしたが、枯れることもなく、葉だけを茂らせていました。
なのでそれからは、ほとんど観葉植物のようにお付き合いしていました。
うっかりして
しかしある日転機が訪れます。 うっかり鉢の上に物を落としてしまったのです。 葉が根本の方から何枚もポキポキ折れて、悲惨な姿に。思わず悲鳴を上げました。
今まで散々いいかげんな世話をしてきたあげく、追い討ちをかけるようにこんな仕打ちをしてしまうなんて・・・。ごめんね、ごめんね、と何度もつぶやきながら、折れた葉っぱを鉢に戻しました。
そしてまた淡々とお水を上げる日々を送りました。
ところが、その年の秋!
なんとお花が咲いたのです(´・_・`)
花を咲かせるには
一体何が起こったのでしょうか? 突然、晴天の霹靂のようにお花が咲いたのです。 驚いたので調べてみました。 すると花を咲かせるには、春に剪定するということが分かりました。
どうやら、物を落として葉を折ってしまったのが、偶然剪定の役割を果たしたようです。 なんてラッキーなんだ♪ 私とカクタス!
そのほかにも
場所を決めたら開花まではなるべく動かさない
日照時間が短くなると咲き出すので、夜は室内で電気に当てないようにする
秋〜冬は乾燥気味に育てる
肥料を花後上げる
1〜2年に一度一回り大きな鉢に移し替える
とありました。
上記のお手入れのうち、2つぐらいしか守れていなかったにもかかわらず、咲いてくれたのです。剪定の影響はそれほど大きかったのでしょう。
毎年咲き出す
この事件以来、春に剪定をする他、「開花まで動かさない」「夜の室内でライトに照らさない」「乾燥気味に育てる」といったこと守るようにしました。すると、毎年(ここ数年ですが)こんなに咲いてくれるようになりました。
それからは、花が咲いた事をきっかけに、気にかけるようになり、たまに話しかけたりしています。奇跡のりんごの木村秋則さんも、話しかけてたりんごは良く育ったとおっしゃっていましたね。
お水も1ヶ月ぐらいなくても平気、自分の葉で自給自足(してるということにしよう)、こんな世話のかからない植物は自分史上ありませんでした。
本当にこのカクタスだけは、冥土まで持って行けそうです。