材料費0円で、灯りを作ってみました🌿クラフト作家 長野修平さんの「コウゾの枝のランプカバー」を参考に
先月の話になりますが💦 9月中旬を過ぎると、庭は一気に雑草が繁茂し始めます。少し暑さがおさまってきたこの時期は、草刈りをする絶好のタイミングですが、その前に注意深く庭を見回すと、かご編みに使える貴重な素材がたくさんあることに気づきます。今回は、その中でも「コウゾ」を使った作品作りに挑戦しました。さて、庭にはどんな植物があるのか、少し紹介してみます。どれもいろいろなところに良く生えてくる草です。
庭で採取した素材たち
<数珠スゲ>
用途:縄ない
二百十日を過ぎてから、引っ張ってつーっと抜ける葉だけを採取します。茹でて乾燥させておき、使う時は水につけて戻します。
<ミツバアケビ>
用途:かご編み材全般
これは育てているので、草刈りの際にはうっかり抜かないように注意しています。オレンジ色のランナーと三つ葉が目印です。
<アカメガシワ>
用途:縄ない・編み芯(かご編み)
茎の皮を剥いて縄ないにします。
<コウゾ>
用途:縦芯(かご編み)
コウゾの枝は弾力があり、強度も優れています。採取後すぐなら、枝を曲げても折れることなく、自由に形を変えることができます。和紙の原料として知られるこの植物は、皮を縄ないにすると、しっかりとした素材として使えます。
コウゾを使ったランプシェード作り
今回、クラフト作家・長野修平さんの『WOOD and NATURE LIFE』で紹介されていた「コウゾの枝のランプカバー」に影響を受けて、コウゾを使ったランプシェード作りに挑戦してみました。材料費はなんと0円!自然素材を使ったクラフトの魅力を存分に楽しむことができました。
修平さんのクラフトどれも興味深いです。
まずはコウゾの枝を適当な長さにカットし、リースのように輪っかにして捻り、固定します。次に支柱となる枝を立て、同じように捻った輪っかを支柱に差し込んで高さを出していきます。支柱部分がバラけてやり難かったので、上部をコウゾの皮で縛って固定しました。
しかし、枝を数日間放置してしまったため水分が抜けて、枝の最後のところが何本も折れてしまい、手持ちの細い枝があっというまになくなってしまいました。そこで、再度近所の公園に出向き、自治会の担当草刈りエリアから新しくコウゾを頂いて来て、作業を続行しました。
庭のコウゾと公園のコウゾでは、土の影響か少し色味が違い、結果的にツートンカラーのランプシェードになりました。編み進めるうちに、コウゾの自然な形と色合いが、ランプシェードにぴったりだと感じました。ほんのりと優しい光を放ち、部屋に自然の温かみをプラスしてくれます。
改善点と次の挑戦
最初は輪っかを支柱に刺していく方法で進めていましたが、途中で「ざる編み」の方がやり易いことに気づきました。次回は、支柱の本数を奇数にして、編み始めの土台はこのやり方で、土台がしっかりしてきたら、そこからはざる編みで編んでみようと思います。
最後に
自然の恵みを活かして、庭の雑草をお金もかけずに、素敵なランプシェードにできたことは、とても嬉しい発見でした(´∇`)
作業中の試行錯誤も、手作りならではの楽しみです。
皆さんもぜひ、お試しください(๑˃ᴗ˂)و