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とても参考になる!縄ないの「編み方」+「素材」の本
今回は、今まで記事を書いてきた中でも、特に好評を頂いた「縄ない」に関する本2点を、ご紹介させて頂きます。
それは、
①『くさにまなぶ叢書-くさ縄標本 2022年版』
②『くさにまなぶ叢書-くさ縄を綯う 2022年増補版』
山本あまよしかむ著
です。この本の素晴らしさは、筆者が実験と経験を積み重ね、その蓄積のデータによって書かれているところです。まえがきで、筆者は
2004年に初めて「縄を綯う」ことを覚え、その辺に生えている草を片っ端から縄にするという仕事を始めました。うまくいこうが行くまいが。・・・
と書いています。もうかこれ18年やっているということですね。
『くさにまなぶ叢書-くさ縄標本』 の内容
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こちらの本は、縄ないの素材になる情報が、写真つきで詳しく書かれています。本の構成は、見開き右ページに素材となる植物の説明と写真、左ページにその素材を使った実物大の縄の写真と解説があります。
『くさにまなぶ叢書-くさ縄を綯う』 の内容
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一方こちらは、縄ないのやり方、道具、使い方など、縄ないに関する情報です。
普段雑草として刈られているようなくさで、本当に日々の生活に役立つようなものが、いろいろ作れそうです。
あくまで著者自身の経験を記したもので、「データ」ではあっても、「教科書」ではなく、皆さんが身の回りの自然から材料を得るための一つのヒントにすぎません。・・・中略・・・あとはご自分でいろいろ実験してみましょう。
この姿勢こそまさに生きた本と言えると思います。
私なりに、ここから学び実験し新たなデータを作っていきたいと思わされました。
購入は、みちくさ庵
http://www15.plala.or.jp/amayokasim/2020hon-sozai.html