やまのこ

九州の山の中で生まれ育ちました。今は都会で大学生しています。文章を書きます。まるくなったりトガったり。

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マガジン

  • きらめきの話

    いつもと変わらない毎日。嫌な事まみれの世界。そんな中でも、考え方ひとつで、言葉の使い方ひとつで、自分にとっての素敵なことを見つけられる気がしませんか? それを私はきらめきと呼んでいます。

最近の記事

フォークソングってなんだよ。どういうわけだか、私の根っこの一つだよ。

4月9日って、「フォークソングの日」なんですって。 由来は、語呂合わせ。 今年21歳で、邦ロックとEDMをこよなく愛する私は、正直に言うと、フォークソングを聴くことはめったにありません。 それでも、年齢の割には詳しい方だと思います。 というのも、父がフォークソングを好んでよく聴いていたのです。 父が運転する車の中、休日にテレビで再生されていた音楽番組、父が好き勝手に弾き語るピアノの音。 父の周りには、フォークソングがいつも流れていて、私はその中で育ちました。 音楽という

    • 嫌な夜だって思ってたのに、こんな時に光るんだ。

      今、自分の心の中に毒がたまってるのを感じています。 ぐるぐるぐるぐる、ねっとりと、べったりと、私の脳内を離れてくれない、とてもパーソナルな悩みごとのせいです。 こんな時に書く文章は、たぶん、今の自分自身を高揚させてくれません。 自分でさえもきらめきを見つけられないような文章しか書けないのです。 まるで、錆びまみれの釘をたくさん拾い続けるような気分。 言葉にして発散させる、なんて解決方法もあるのかもしれないけれど、それを行うことは私にとって息が詰まることでしょう。 き

      • こんな自分が悔しくて、悔しくなるくらい、出会いたい自分がいます。

        おいおいおいおい。 いやいやいやいや。 4月5日になりました。 本当に時間が経つのが早い。 私は、前回3月31日の投稿で、実はこんなことを宣言していました。 明日4月1日からは基本的に、適当に持ってきたキーワードに沿って、もっと自由にいろんな形の文章で書き散らしたいと思います。 できれば、読んでくださる方が、何かにきらめきを見つけられるような、そんなものを…………、毎日……………………。 ええ。 それから本日4月5日まで、私がnoteに投稿することはありませんでした。

        • 春のセンチメンタル。家族の話、と私の暗雲 。

          文章を書き始めていつも気が付くのですが、私の頭の中は、家族でいっぱいです。 母が定期的に送ってくるしょうもないLINEに、意識的に柔らかく返すようになったこと。 父が定年まであと1年を残して退職を決めたこと。そしてそれを退職の1週間前まで私に知らせていなかったこと。 祖母が会うたびに確実に老いていること。3人の兄たちが、それぞれ全く違うように生き始めたこと。 実家からの他愛無い近況報告と、これまでの人生で増え続けてきた大小さまざまな家族との記憶。 それらがいつも私の脳内に

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        • きらめきの話
          4本

        記事

          【急募】本棚ソムリエ。いやたぶんそれ以前の問題です。

          父親が中学校で国語教員をしていたこともあってか、私の実家には冗談みたいな量の本が置いてあります。 たぶん、私の両親は後先考えるのがちょっと苦手なタイプです。 まず、本を買いすぎる。 ためになりそう、おもしろそう、話題の本だ、ちょっと暇が出来た。 そんなかるーいノリで、本を買ってくるのです。 雑誌も小説も実用書もマンガも図鑑も、何でも買ってくる。 そしてこのタイプの人間によく見られるように、必ずすべての本を読み切るというわけではありません。 次に、本を置く場所が無くなってき

          【急募】本棚ソムリエ。いやたぶんそれ以前の問題です。

          たかがひな祭り、されどひな祭り。自分の人生を振り返ってみる。

          三日坊主にもなれませんでした。 11月1日に、1がぞろ目だ!何かを始めなきゃ!と意気込んで、やたらかっこつけた文章で初めてnoteへの投稿をした。 はいいけれど、それから先、忙しいだとか日付が良くないだとかなかなか最悪な言い訳をして、すっかりnoteから遠ざかっておりました。 どこかで、やらないより三日続けるだけマシ、なんて言葉を聞いたことがありますが、まさにその通りだと思います。反省。 ということで、そろそろ何かを文章にしたい欲が出てきましたので、気まぐれに筆を執りたい

          たかがひな祭り、されどひな祭り。自分の人生を振り返ってみる。

          はじめの一歩は残さない

          私は文章を書くのが好きだ。 だから、たくさん書いてみようと思った。そして、せっかくだから読んでもらおうと思った。 日付を確認した。11月1日。 なんとなく、書き始めるのは今日だとわかった。 「はじめの一歩は残しとく」。 小さい頃、私はいつも宣言しなかった。将棋もオセロもろくに戦えないような、後先考えない性格だからだ。 今、踏み出したいから踏み出す。右足を大きく前に出さないと気が済まない。逃げる時のことなんて、分からない。 今日の私は、この根っからの考えなしを誇らしく思

          はじめの一歩は残さない