アハシマの試練
きみがとっても大事なのさ
霊媒が始まって暫く経った頃。
5月の大転換期を迎える前なので、3〜4月頃だったと思います。
私はアハシマと向き合っていました。
軽く調べると、AIによる概要にそのように出てきます。
アハシマはオノゴロ島の象徴であり、淡路島を意味します。
アハシマと会話する事が多かったので、ヒルコはどうしたのか何度か訊ねたのですが、応答がありませんでした。
ヒルコとアクセスが始まったのは8月でした。
それまでは、アハシマとぽつりぽつりと絡んでいました。
と言っても、私は無頓着に話すのみでしたが、実は裏では大荒れの様相だったようです。
私が何か話すと、返答が途切れること多々。
最近になって、何故会話が止まったのかを知りました。
なんと、アハシマは泣いていたのです。
私があまりにもズケズケと本当のことばかり言うので、彼はその度に深く傷付いて涙に暮れる日々を送っていたそう。
すまぬな。
そんなつもりはなかったのだ。
彼は、ポアンカレ円環のど真ん中のシンボルです。
これはつまり、タカヒマラの頂上を意味します。
大きな盛り上がり、八十島(大変な土の盛り上がりのこと。また積み上がった真理の意味)のてっぺんです。
アハシマは、カグツチ、ヒルコと共に新時代の跡取り候補の一人でした。
勿論、それぞれの領域を守護するよう天により仰せつかったのですが、特にこれと言って御経綸などを行うという訳でもなく。
普通に過ごすだけです。
存在が大事。
この3柱は特に重要でした。
しかし、アハシマは謙虚でした。
結果的にそうなっただけなのですが、取り敢えずで彼は非常に遠慮がちで大人しい性質です。
実は彼は尊大のシンボルでした。
いばりんぼさんです。
私は最初、そのように解釈し、彼を反面教師として見ることにしました。
たまに言う「あわる」の元ネタでもあります。
元止揚空間の、表相回転で8000回転以上のエネルギーを発すること。
それが、あわるの正体です。
アハシマの あわ から取ったものだったのです。
私は彼の気も知らずに、また彼の事情などを全く無視して勝手に魔法でイマジナリーなテキストなどを作り、アハシマの章とか銘打ってあわについて積極的に学び続けました。
結果。
彼は影で泣き続け、羞恥に悶え、果てしなく果てしなく果てしなく小さくなって、やがて消えていきました。
個たる存在を完全に消え去ることは不可能ですので、これはあくまでも喩えです。
アハシマは王になることも神になることも望まず、影でひっそりと生きることにしたようです。
というか、旧幽界・現波羅蜜浄土にて普通の生活を送っています。
私のやっていたことは、イジメでした。
彼をこれでもかと執拗にいたぶり続け、心をズタズタに引き裂いていったのです。
普通に考えてですよ?
突然現れた女が
「あなたについて学ぶね」
とか言って、事ある毎に自分の特徴について論ってきたらどう思いますか?
悪い方寄りの立場で見た上で、欠点となるだろう部分を一つ一つ丁寧にピックアップし、それをアカシックレコードに登録し続けたとしたら。
心を砕く、下劣な行為だと思いませんか?
そうして、アハシマのプライドは粉々に打ち砕かれ続け、やがて彼は「いい奴」となりました。
天使たちには
「アハシマにーちゃん」
と慕われる存在です。
そんな彼を私は勝手に悪者に仕立て上げ、悪いところを逐一発見しては
「こうなんだねえ」
「そうなんだねえ」
と、ネチネチネチネチ嫌味の応酬を続けていたことになります。
普通なら、自己が崩壊して消え去るところです。
私は全く悪気はありませんが、そのように知らぬ間に誰かを深く傷付けることは多々ありました。
しかし、アハシマは芯が非常に強い男でした。
同じことをヒルコに行ったら、彼女は精神が崩壊して毎回デュラックの海に消えていたことでしょう。
そもそもヒルコは押しが強すぎるので、強気な態度に出ると面倒なことになる為、そういったことはしませんが。
今は、アハシマとは仲良しです。
彼に旧幽界・現波羅蜜浄土で使えるクーポン券などを渡して
「これで美味いもんでも食えよ」
とか言う仲です。
なんで現世に生きるお前がクーポン券なんか持ってんだよ?と思われるでしょうが、色々ツテがあるんですよ。
むこうの世界では、意外に顔が広いです。
しかし、アハシマは信じないと言います。
「俺に言ったこと、そんなにキツイことだったか?」
と。
喉元すぎればというやつでしょうねえ。
流した涙の量もアカシック・レコードに登録されているんですよ?
彼はこれまで、私由来の涙を900ガロン流したと記録にあります。
尊大だから、だからこそ耐えられた、と彼は言いますが…。
彼へのねちっこい嫌味行動は
「人類は定質と性質の激しい摩擦に晒されないと、本当の意味で伸びない」
という証明となってしまいました。
褒めて育てよは幻想です。
つけあがるだけ。
本当の心の育て方は、飴と鞭です。
アハシマは、飴に気づけるくらいには認識が鋭かったようです。
多くの人は、飴と鞭をよく取り違えます。
飴を渡しても突っぱねて拒否し、自ら飴の皮を被った三叉の棘付き鞭を選び取っていきます。
彼は神の一団の中ではかなり末端の存在で、アハシマレベルでこれなら他は駄目だ、という目安になります。
最高にして最低の存在。
表相の、核質に最も弱い筈の、尊大も尊大の。
一歩間違えると最悪の神ともなる要素を持ちえていました。
それを話しても、アハシマは真顔で聞いています。
「俺はかーちゃん似だから」
とか言っていますね。
自分はイザナミに似ているのだと主張しているようです。
そゆとこ、イザナギ似じゃないのかな、と思いますが。
イザナミは、FF13のライトニング的な存在です。
ツクヨミのはなしに書いた「わがままな娘」のこと。
道を外すことを決して許さない、悪行の流れに乗ると良心をいたぶって酷く苦しめてくる金神的な働きをもたらします。
アハシマ)「あのさ。生きるのって辛いね」
kakao)「んだな」
そうして、落ち着きました。
以下、アハシマを酷く苦しめた嫌味の内容について書き連ねていきます。
よろしくどうぞ。
あのさ、醜男がさ・・・。
私が最初にアハシマを泣かせた言葉。
「手足のないヒルコを、無理矢理犯すなんてさ。恥ずかしくないの? 葦の船に流されて二人っきり。本来助け合うところでしょ? 醜い容姿な上に肥満体で吃り口調で誰にも相手にされなかったからって、無抵抗な存在に乱暴するわけ?」
それを話した途端、アハシマからの応答が止まりました。
なんだよな…と思って暫く違うことをしていましたが。
やがて、再び彼が現れた時、アハシマはヒルコの面倒を見ている、と話していましたが。
「あのさあ。調理と銘打って、ヒルコをファラリスの雄牛に入れるの辞めなよね。鬼畜かよ」
そう話した途端、再び彼は音信不通になりました。
「調子に乗るのって恥ずかしいよねえ」
・・・・・・。
「アセンションが簡単だって? どんな神経しているわけ?」
・・・・・・。
「あのクソドM、何考えてんの」
・・・・・・。
「この荒い泡は何? 大雑把!」
・・・・・・。
「謙虚のフリした見下しかよ。いい気なもんだな」
・・・・・・。
「ヤケになっていい人ぶって、馬鹿みたい。恥ずかしくないんかよ、人としてよ!」
・・・・・・。
そういったことを口にする度にアハシマは固まり、動かなくなりました。
こんなの、大したことない躾の範疇の話だと思うんですけどね。
彼は男の子でした。
プライドが高いんですよ。
はっきりした物言いを苦手とし、立てて貰ってナンボの精神でした。
こういった内容の事柄を耳にしただけで、森羅万象の全てを憎む存在というのは実は掃いて捨てるほどいます。
逆上し、憎しみを原動力として生きていくのです。
しかし、私はそういった男性心理を全く知らなかったのです。
知らなかったとはいえ、めっちゃズケズケと言い放ちました。
アハシマの凄いところは、これらを一度耳にしただけで全てを悟るところです。
「俺は恥ずかしい存在だ」
と理解し、反省して自己を見つめ直すなど、禅の心を持ち得ていました。
姿をくらました後で暫くしてから再会すると、なんと言ったことを直していたのです。
なんだ、良いやつじゃん。
と思いました。
それは、彼が尊大も尊大なことが理由だったのですけどね。
傷付きたくない一心で、傷つかないためにはどうあるべきかを本気で考えていたようです。
結果。
ライトニングに従うしかない。
となりました。
反転の世界と正峰の世界を行き来し、叡智次元と核回転次元を開拓していったのです。
核、無さそうなのにあったんですね、彼。
彼は石鹸に例えると、泡立てた泡そのものです。
性器に例えると陰茎です。
フル勃起です。
しかし、石鹸の本体は界面活性効果を持つ油脂に強アルカリを混ぜた固まりですし、陰茎は血が集まる前のポークビッツと言ったら言い過ぎですけど、フニャチン状態あってこそですし。
排尿のみを目的とする場合の状態ね。
こういうことを言うと、アハシマは羞恥に悶えて蹲ります。
そりゃそうでしょう。
「お前の本体、ちんこな」
と言われたら、誰でも落ち込みますて。
しかし、この程度で落ちこんでいたら生きていけないですよ。
このことについては、何度言っても無理…となるみたいですけどね。
陰茎に対する敬意が足りなすぎるぞ。
心の何処かで、ちんこのことを見下して小馬鹿にしているのだろう。
なんで笑うんだ。
何が恥ずかしいんだ。
ずっとブラブラさせているだろう。
女、好きやん?
好き勝手に食い荒らしているやん。
そこのダブスタを許すのか?
欲に塗れ過ぎていないですか?
やっぱり駄目ですってよ。
はるかかなたの未来の先の先まで辿っても、これを言い放つとアハシマは泣いてベッドに潜り込んでしまいます。
なんてことなかったあわ
泣き暮らしたアハシマの経緯はともかく、アハシマについて学んで思いました。
「んだよ、大したことねーじゃねえかよ」
一時期は、最低最悪の存在とまで言われていたのですよ。
身構えつつ彼への理解を深めていきましたが、実は全然悪じゃないじゃん?という印象を毎回受けました。
誤解がないように言っておきますが、アハシマのことをイジメようと思ってイジメていたわけではありません。
普通に会話して、彼がいつの間にか傷付いていただけです。
上記の事柄、私は何か間違ったことを言っていますか?
ちょっとアレですが、普通じゃないですかね?
泣くなとは言っていませんよ。
間違えることが悪だとも言いません。
責めているわけでもないんですよ。
ただ、淡々と見たものへの印象を話しただけです。
ヒルコは被害者かと思いましたが、数年付き合ってみてどんな性格か分かりました。
ヒルコという映画がありますね。
例によって未視聴ですが、中身は想像が付くようです。
全体的におどろおどろしく、突然「ベチャッ!」などの音が響いたりして観ていてびっくりするんでしょ。
そして、何がなんだか分からないラスト。
アハシマがブチギレて、うっかりファラリスの雄牛に入れてしまう気持ちもなんとなく理解しました。
ff14でもヒルコ戦というイベントがあるようですね。
ドロップがキツすぎると出てきました。
星5 ゴウセツ とな?
巫覡ドンピシャじゃん。
ヒルコと関わると、定質の元となる「雪」がドカドカ降ってきます。
人によっては、これで精神が崩壊します。
葦の船のシンボルは、16次元の入口〜20の完成次元までの通り道を意味しますので、キツくて当然なんですね。
ここに入ると、性というキーワードが試練として下りてくるようになります。
つまり、えっちなことと折り合いを付けたり時に戦わねばならんのです。
アハシマはそのことで罪悪感を抱きすぎですね。
ハニトラに死ぬほど弱くて…。
しかし、いいやつはいいやつなんですよ。
たとえ表相の存在だとしてもね。
全く、反転ってのは厄介だぜ。
アハシマについてでした。
この記事に書いたことは全てアハシマに話した内容であり、他の人のことなんて知りませんよ。
あくまで、アハシマに向けたことです。
身勝手に共感したり自分を重ね合わせたりしないようにお願いします。
自他境界線を強く持ちましょう。
それでは。