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たつきセンセ!!
ルックバックに興味ある民
藤本タツキ先生の快作・ルックバック。
例によって観に行きたいけれど、観に行けない状態にあります。
しかし、大体中身が想像がつくようです。
タツキ節満載なんでしょ?
藤本先生の作風
漫画の基礎を全て押さえている
パロディの切り貼り
自己宇宙の複雑な迷路の順路を辿っている
いつだって人生は哀しい
この4要素がギュッと詰め込まれたものですね。
チェーンソーマンの一部を観たきりですが、こんな感じの人か…みたいなのが視えてしまって、切なくなって…。
この方は非常に記憶力が良く、応用力も凄いですね。
そして、先生の世界観を理解するには膨大な量の「前提」が必要です。
パロディの元ネタを全て知った上で、深い分析力を以て作品の世界へ入りこまないことには、物語の真髄が全く見えてきません。
西洋っぽい作風。
ジョークと風刺がこれでもかと詰め込まれて。
何も知らない民が作品群をいきなり観ても、突飛だなあとしか映りません。
ある程度理解が進むと、なんて嫌味な性格だ、となります。
更に深い分析を重ねていくと、底知れぬ哀愁が感じ取れるようになります。
そして、最終的に根底にはポチタの存在があります。
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という訳で、今回は藤本タツキ先生のことを何一つ知らない筈の私が、勝手に霊視した内容を書き連ねていきたいと思います。
どぞよろ。
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デンジとは
まず、デンジの姿は藤本タツキ先生の真魂の姿と同じとなります。
タツキ先生の真の姿は、デンジと非常に良く似ているということです。
歯並びは最高に良いですけどね。
チェンソーマンは、自伝となりますね。
作品を乱発しすぎた先生は、既に自伝を描くしかないほどに霊力を使いきっております。
先生の転生体の方々を追ってみると
犬を飼いたい
いい生活をしたい
幸せになりたい
神は死ね
と、遠回しの匂わせで揃って同じことを言っております。
チェンソーマンの真髄は非常に奥深いもので、表面すら読み取れない民は何かとおかしな部分をピックアップして苦言を呈してきたりしますね。
見当外れだな、と毎回思います。
先生の精神球の回転に、かすりもしねーぞ、と遠い目で見ています。
タツキ先生の作品群から発するオーラは、「黒」です。
どす黒いとか邪悪とかそういうのではなく、太極の黒の部分を意味します。
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太極拳という方が正しい。
攻撃性、直進力の要素。
陰陽の回転の、陰の部分がドリルのように突き進んで来ます。
そして太極の中の小極の、白い部分。
これは兄弟姉妹のしばの部分の陽を意味しますが、中の人と組んで、揃って釘バットを振り回すことが趣味です。
そこまで書くと、タツキ先生は何者なのか、となりますね。
タツキ先生は、ルシファーの影です。
つまりデンジは、熾天使ルシファーですね。
堕天はしていないです。
マキマより強いよ。
ネタバレになるかな?
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犬の意味
犬は、シリウスのシンボルとなります。
おおいぬ座の一等星。
要するに、正義感と倫理観ですよ。
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シリウス軸とプロキオン軸を完全超越すると、オレンジチャクラの扉が開きます。
そのシンボルが、ポチタです。
ポチタは魔界塔士Sa・Gaのかみを一撃必殺することが可能となるチェーンソーという武器がモデルになっております。
デザインはちょっと危なげですが、基本的に可愛くて健気ですね。
これが最強の悪魔だというのか?
そうですね。
最強かもしれない。
しかし、オレンジチャクラは武を以てウンタラ、みたいのは向いていません。
基本は、解脱による癒やしです。
根っこにあるのは、ハンターのコムギです。
コムギよりずっとずっと強いですけど。
チェンソーマンは、最終的にデンジはマキマに敗れるかもしれません。
ポチタはいないし、マキマはデンジに救いをもたらしてはくれないし、アキは遠いし、パワーはバカだし、他の奴らはみんなみんな冷たくて。
デンジはなんとなく人間の欲望を抱き続けながら惰性で生きていますが、自暴自棄と紙一重です。
マキマはポチタを殺す女です。
母性をチラつかせて油断させておきながら、最終的に何も与えてはくれません。
淫猥で、嘘を重ねて、盗むことしか頭にない、最悪最低の支配の悪魔。
その正体とは?
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クトゥルフですね。
そして、チェーンソーの悪魔に斬られると輪廻が止まる、の真相とは…。
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適当に組み立てた筈の漫画なんですが、何故か真理ぶち抜き4コマになっていました。
ポチタに斬られると、悪魔は全員こうなります。
時間が止まる。
遡及とは、遡って過去の出来事まで効力を及ぼすこと。
しかし、それから僕たちは最高にHAPPYな時間を過ごすようになる。
デンジは、なんとなくマキマと仲良くなりたかったのです。
優しい思い出を作ったから。
しかし、マキマは「踏み外し」ました。
漫画のように、最高にHAPPYな海遊びがもうできなくなってしまいました。
光の神に、永遠に制裁を受け続けることになってしまったから。
試練に打ち負けてしまったから。
ここまで来ると、デンジはもう死んだほうがマシなくらいです。
アキを救えればいいけれど、それは難しいかもしれない。
アサは知らんです。
デンジ、鬱一直線。
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ルックバックのおはなし
ルックバックは原作も映画も未視聴ですが、あらすじを読んで大体視えてきました。
この話は、タツキ先生がいつも「躓く場所」です。
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シェーマLですね。
先生の過去生は、いつだって見間違えてしまうんですよ。
本質を見抜くは見抜くんですけど、他に目移りすると何故か軌道がズレていきます。
それは、先生が攻めのタイプだからです。
受けが向いていないんですね。
太陽タイプの人。
照らすだけの存在。
あちこちから資料を集めるのは良いんですけど、そこに何か自分を重ね合わせることは不向きです。
「くだんねえなあ」
ということで資料として扱い、それを玩具にして武器として組み立てて行くほうが圧倒的に向いていますし間違えることはありません。
熾天使ルシファーは汎ゆるシンボルを恣にし、絶対的な支配を以て世界を渡り歩くため、あまりに自由すぎて恐れられているのです。
マキマの支配力なんて、ちっちぇえよ。
俺を使役しようなんざ、一億光年早いんだよ!
みたいな。
このネタはパロディですけどね。
ルックバックの主人公は勘違いに勘違いを重ねて、自分は偶像を見ていたのか、と肩を落とす話なのかな、と思いました。
タツキ先生の転生体は、いつもそのように振る舞っているからです。
自由奔放に行くしかねえだ。
天沼矛で地球を引っ掻き回すくらいの気持ちでないと、自分が消えてしまう。
そうしたら、自暴自棄になって落ち込むだけ。
ポチタもいないんじゃ、どこにも救いがねえよ…。
神を探し続けるんですけど、どこにも神はおらず。
やっと見つけたそれは、嘘みたいにふざけた存在であった、という。
オレンジチャクラの意味は、エモーショナル、感動なんですが。
エモには様々な種類があり、一概に何とは言えません。
この場合のエモは、ギャグです。
大笑いです。
くだらねえのに、くだらないと思えない。
奇妙なオレンジ色。
それが、デンジにとっての神。
救いでした。
知ったような口ぶりの記事でした。
ルックバックの表題をよく見かけるので、流行りに乗って書いてみただけです。
今日のラッキーアイテムは、トレンド でした。
それでは。