無題


久々にnote書く。
前回書いたのは一年ちょい前 まだ世の中がマスクに覆われる前で、早い様ですごく昔の様で。時間の伸び縮みに翻弄されますわ
でも普通に桜は咲きますね

春って甘くて残酷で、好きなのにあんまべったりしちゃいけない奴みたいで、好きです(?)


一年前のnoteは僕が組んでいた余命百年というバンドの解散の前日に書いたものだったんだけど、多くの反響があって嬉しかった。
結成した時のわくわくのこと、ふがいなくて悩んでた時のこと 沢山書いてあって今読むとぞわぞわする。

近況も兼ねてぽちぽちします



誰しもそうだったと思うけど、2020年って色んなものが離れた。
逆に出会えたものや新しい感覚も沢山あった。

バンドが解散したのが1月、友達とのルームシェアの解消+恋人と別れたのが2月、そして3月末〜4月にはコロナでお店や友達とも遠くなってしまった。

もう、なんか色々無くなってしまったし、何者でも無いし
やる事といったら家でギター弾くくらいしか無かった。

ただ、空っぽの身体は妙に軽くて気持ちよかった。

家で大きな声を出すのも難しいので、小さい音で バンドの時よりも低い声で。
ぽろぽろしてるうちに、曲が沢山できた。

6月くらいになって少しライブも出来る状況になったとき 知り合いの小さなお店やカフェなんかでのお誘いが増えた。
弾き語りを始めて、身近な人に助けられる事が凄く多くなったと思う。

LA imaginations、浮、しんしん、Magical Lizzy Bandや他にも色々参加させてもらって、楽器を弾く機会を沢山貰えたことも大きかったな。
スタジオが週3みたいなのが基本になっていって、あれこれ考える事もなくただ目の前の事をやる大事さに気づけた。


なんかバンドやってた人が解散した後弾き語りになるの、ずるずるしてるみたいで何となく好きくなかったんだけど
歌もギターも音に対する考え方も変わってきて
曲を作り始めた時みたいな気持ちになれてた気がして、そんな事考えてる余裕なかった。
(結局、コロナもあるのに2020年が人生で1番ライブ本数が多かった。笑)
やればやるほど地盤は固まるし、知らないことも増えていくみたいだ

ぽっかり空いた時間を使って、自分の音楽も生活も前より好きになれたのは嬉しかった。


最近はまだ名前がついてないこのシーンの渦中の友達と沢山音源を作ってる。

漠然と頭にソロアルバム作りたいなあと思ってて、去年一年ふわふわしてたんだけど
今年に入ってエンジニアのさとしくんに相談したら、山中湖の知り合いのスタジオが空いてるとのことで1月末に録ることが決まった。
1ヶ月切ってて急な話ではあったけど、わくわくしてた。

弾き語りでも良かったんだけど、何曲かドラムいれたいなあと思って、ダメ元で照沼くんに声をかけた。
「照沼くん、ドラムやってくれないかな?」
「おっけ。仕事休むね」
即答でびっくりした。

その後ベースどうしようかな…と考えながら阿佐ヶ谷のTABASAって僕が働いてるバーにいたら、さとるが飲みにきた。
ダメ元で
「さとる今月なんだけど山中湖で3日間録音しない?」
「いいね、仕事休むね」
即答でびっくりした。

これはちょっと面白いなと思って、変な音いれる係として三ッ野にメールした。
「三ッ野いい感じの音いれてくれない?」
「予定あけるね!」

フッ軽。
こういう経緯で新しいバンド結成に至りました。


KiQ(band set) ききゅうと読む
左から

Gt,Per 三ッ野大貴(Magical Lizzy Band)
Dr 照沼光星(jan and naomi,GOD,etc)
Vo,Gt やまのは
Ba 礒部智(ayU tokiO,PUNÉ LOI,超常現象)

みんな面構えがよい

録音してるアルバムは着々と作り続けてて、納得するまで練り練り中です
お楽しみに。
(音源にはメンバー以外にも友達のミュージシャンが参加してくれた、まあまた後日)

明日は初めてバンドセットでライブで当然楽しみなんだけど、ウオーみたいな熱というか落ち着かない感じがあまり無い。

リハーサル入ってて思ったのは、歌っていて自我の抜け方がちゃんとしてきてる感覚があったことだった。
僕が曲作ってるし、歌をうたう時点で絶対にナルシズムやエゴは出てしまうものだけど 意識せずとも出てしまうものだから、なるべく俺が俺がってなりたくないという意識が最近ある。
(勿論ナルシズムやエゴ全開の煌びやかなロックは好きだけど、自分でやる事ではないのかなと言う所)

自分が気持ち良くなるより、他の人が聴いて気持ちよくなって欲しいと思う様になってきた。
それが自分の気持ちよさでも、いいかなと思ってる。
まあ、全部これも堂々巡りなんだけど。

とりあえず、めちゃ元気な私ですが
明日の2マンでばちこりとその力を出しますよ
ぜひ遊びに来てくださいね

対バンの神輿バンドは最近縁ある青山月見ル&代官山晴れ豆のPAブッキング陣がバックを演奏し山口ラブ夫を神輿す、僕が知る限り今東京で最もpunkなバンドです。録音してくれたさとしくんもいる。
voのラブ夫はステージに立つだけで説得力が凄い
そして何よりBaのえみちゃん曲作るセンスやばすぎます。
70年代後半にフランスで1枚だけアルバム出してその後はナゾのポストパンクバンドみたいな、あの"いなたさ"がある。

無名のわしらが月見ルで2マンやるのは、単純にアガるから。
余命の解散ライブでも回してくれたkokiのDJも楽しみ。
ハンサムベトナム人の理由は明日聞く。


バンド解散の前日に書いた自分と明日バンド始める今日の自分を重ねてみて
変化や退化や進化を感じる。
気張らずに、演奏出来ることに感謝をしながら歌いたいなと思いまーす


「Thank you Darkness
君のおかげで今が楽しい
Thank you Darkness
日々を照らす光は 君がいるからわかる」

自分の書いた歌詞に、少し前に押してもらっちゃって ハッピーな野郎だね全く


長くなりすぎたね
相変わらずやばい世の中ですが、自分と自分の周りを愛しながらみんながんばろー
タイミング合ったら、いつか乾杯しようね


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