仕事がジャズで、趣味もジャズ?
「ジャズ担当者の心うち」
はじめまして。銀座本店「CD/映像フロア」でジャズを担当している、神尾といいます。1993年に入社し、いろいろな部署で仕事を経験し、2001年より、ずっと銀座本店でジャズを担当しています。20年以上も同じ部署に勤務し「ジャズ担当です」とお客さまと話をすると、さぞかしジャズがお好きなのでしょうね・・とか、詳しいのでしょうね。などと言われますが、実は学生時代はロック系のサークルに入り、ほぼバンド活動に明け暮れていました。中でも60~70年代の音楽が好きで、その流れで少しジャズを聴いていたに過ぎません。楽器もずっと演奏していましたが、入社してからはほぼソフト販売一筋です。
▲ロングセラーを記録した「GINZA JAZZ あの頃、銀座で聴いたジャズ」(完売いたしております)
そんな私が音楽ソフト販売の仕事をする中で出会ったのが、クラシックのスペシャリスト Iさん。当時、定年を迎えようとする大ベテランで、山野楽器のクラシック部門の生き字引のような人でした。一つの分野に精通し、定年まで現場でお客様を案内するってすごいなあと、音楽を通じて生きざまを見せられたようで心を動かされました。自分も何か専門を身に付け Iさんのような仕事がしたいと思い、戦略的に?聴き進んだのがジャズでした。なので、私の場合は先輩や、何よりもお客様から仕事をしながら教わったジャズなのです。
で、ジャズの話をしようと思いましたが、せっかくなので?初めて明かしたロックな私の話をしたいと思います。
ロック好きとして、ビートルズはやはり特別な存在です。私、ビートルズはレコードで、しかも(ほぼ)発売当時のイギリス盤で集めていて『プリーズ・プリーズ・ミー』から『レット・イット・ビー』まで、アルバムを一通りコンプリートしたのが、2011年の初め頃でした。まさに揃ったその翌日、出社すると内線があり、何故かジャズ売場にアップルの社長が来るというのです。一瞬スティーブ・ジョブズ?と思いましたが、あのビートルズのアップルの社長でした。売場を少しご案内し、たまたま携帯で撮っていたレコードの写真を見せ「ちょうど揃ったところなんです」と伝えたら、社長さんから直々に「Thank you! Keep on collecting Beatles」と(多分)言っていただけたのはうれしかったなぁ。ある意味、私がアップル認定?のビートルズコレクターになった瞬間でした。
▲『プリーズ・プリーズ・ミー』monoのイギリス盤、※ゴールドラベルではないです。
▲初めて聴いたビートルズのイギリス盤は『ラバー・ソウル』でした。
そしてなぜアップルの社長がジャズ売場に?の答えは当時、EMIミュージックから再発された、アップルレーベルのモダン・ジャズ・カルテット「アンダー・ザ・ジャスミン・トゥリー&スペース」(なんとも一癖あるすばらしいジャズですが、現在廃盤)が入荷しているか実物を確認するためだったのです。
▲あのアップルレコードからリリースされた、モダン・ジャズ・カルテット
えー、ジャズの話はまた次回にということで。
どうぞよろしくお願いいたします。
(神尾 孝弥)
※掲載商品には店舗・オンラインショップに在庫がないものが含まれます。あらかじめご了承ください。
2023年10月6日追記
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