よい文章とは何か?仕事の帰り道に考えてみた
おはようございます。やまね(@yamanebass)です。
土曜に早起きして家事するのが好きです。やまねです。
今日は、よい文章は何か自分なりに考えてみたことについて。
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ライティングの世界では何かと便利な型や、こうするべきといったような掟みたいなものがありますよね。Twitterでもよくタイムラインに流れてきます。
ただ、自分が思う「よい文章」は文章の体裁が完璧に近いものを指すのではないかもと思ったのです。自分が読んで満足感を得る文章は何か別のものを持っている気がして。
会社からの帰り道、「自分なりのよい文章」の答えを出したくてぼーっと考えてみました。そんな記録のnoteです。
まずは自分がよいと思う文章を思い出してみた
まずはどんなものを読んだとき、触れたときに自分がどんな気持ちになったのか。
人生で印象に残った文章を思い浮かべながら考えてみました。挙げてみます。
1.道/相田みつを
独特な言葉の使い方、書体で大人気な相田みつをさんの詩。なかでも、『道』はとても思い入れがあり真っ先に自分のなかのよい文章として挙げたい作品です。
この詩に出会ったのは、20代前半に参加した転職フェア。ブースを回り切って、会場を出たところを歩いていたらたまたま開催していた相田みつを展。
終盤で大きく『道』のパネルがあり読むと、まるで足に根っこが生えたかのようにピタリとその場を動けなくなりました。
詩を右から左へ目をやり、あとはまるで絵画であるかのようにぼーっと眺め、そこの空気だけなんだか神聖なもののような、そんな気がしてこの空間から戻りたくないと思ったのです。
見ているのはただの文章ではない。この文章をきっかけに自分自身を見つめ直しているのだと思うような体験でした。
2.春夏秋冬/レミオロメン
レミオロメンの2枚目のアルバム、『ether [エーテル]』の1曲目に収録されているのが『春夏秋冬』です。
最近こちらの曲をずっとリピートして聴いています。思わずこのようなツイートもしました。
よく、「文章はなるべくそぎ落として無駄なく!」と耳にします。土俵は違うかもしれませんがまさにこのフレーズは短くても想像を掻き立てられます。
秋の澄んだ空気や、紅葉した葉、深呼吸してお散歩したくなるような晴れた陽気――。ポカポカと気持ちよく落ち着いた心が浮かび、しんみりするような気持ちにしてくれるのです。
3.DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール/ビル・パーキンス
『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』お金の貯め方ではなく、お金の使い方に言及している本。
表紙の帯に書かれている、「ゼロで死ね。」の言葉を見て「きっとこんなことが書いてある本だ」と中身に関する想像が膨らみ、即購入したのを覚えています。
自分がなんとなく考えていたことが本を読むにつれて整理され、スッキリしたものです。
読み進めているときは、自分が思っていたけれど考えが至っていない部分を代弁してもらえたような気がして、まるでジェットコースターにのっているかのようなワクワク感があったのです。
よいと思った文章の理由を考えてみる
次に、なぜ自分が3つをよい文章もしくは言葉だと思ったのか理由を考えて共通するものを見つけてみました。
理由について挙がったものは以下のようなこと。
端的に表すと、「自分の心に彩を加えてくれてエネルギーになる」のが自分なりのよい文章なのかなぁって思いました。
これからまた素敵な文章に出会ったときには塗り替えていきたいものです。
自分の書きたい文章が決まったらそこに近づけるような学び方を
たくさんの情報商材、勉強法があり、Twitterでも「こうすべき!」みたいな情報が入ってくると思います。
ただ、それ全部を取り入れて全部できるようにしようなどと考えなくていいんじゃないかなぁと個人的には思います。
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日本語は変わりゆくもの。
ある程度整って読みやすいものを書ければあとは書かれている内容そのものだったり、書き手の温度感、もしくは、表現力でひかれたりするパターンが多いのかなぁと。
いかんせん100人いたら100通りの考え方がありますし、万人にウケるものを作るのって不可能なのかもしれない。その前提を心に持つ。
すると、「それであれば、自分の好きをもっと突き詰めてもいいかなぁ」って思えるのかもしれません。
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集中していると時間はあっちゅう間